2015年5月4日 (月)
「Q.『G-レコ』サントラ発売!井荻麟が作詞に関わっているTVシリーズ主題歌と言えば?」【4/20~4/26】
「STAND UP TO THE VICTORY ~トゥ・ザ・ヴィクトリー~」(V) | 25.2% |
「Ζ・刻を越えて」(Ζ) | 20.1% |
「Gの閃光」(G-レコ) | 18.6% |
「翔べ!ガンダム」(1st) | 10.4% |
「ターンAターン」(∀) | 7.5% |
「一千万年銀河」(ΖΖ) | 6.1% |
「月の繭」(∀) | 5.7% |
「CENTURY COLOR」(∀) | 3.8% |
「永遠にアムロ」(1st) | 2.8% |
(回答 2,467人)
Q.『G-レコ』サントラ発売!井荻麟が作詞に関わっているTVシリーズ主題歌と言えば?
4月15日、『G-レコ』サントラが発売された。アニメにとって音楽は無くてはならないモノであって、作品のクオリティはもちろん、視聴者数にも影響を及ぼす、重要なファクターである。
とりわけ富野監督は思い入れが深いようで、数々の作品に自作の詞を提供している。この「ガンダム国勢調査」をご覧の方はご存じだと思うが、「井荻 麟」は富野監督の作詞家としてのペンネームである。ということで、「井荻 麟」が関わっているTVシリーズ主題歌を調査してみようと思い立ったのであった。
が25ポイント強の支持を集めた。
アニメ草創期には、主題歌に作品や主役キャラ、メカの名前を連呼するものが多かった。1980年代くらいからは視聴者の高年齢化とともに、作品タイトルそのものではなく、作品をイメージさせる言葉の一部を埋め込むようになってきた。まあ、だんだんおしゃれになってきたのだ。90年代になると、海外音楽の影響やMTVの影響もあり、よりPOPでモダンな曲に変化していった。この曲には「子供の頃の~」「君の~」など特定のキャラクターを意識したと思われる歌詞が盛り込まれてはいるが、作品タイトルに直接関連するのは「VICTORY」だけである。
が20ポイント強の支持を集めた。
こちらも1980年代中盤の作品なので、「ガンダム」の「ガ」の字も出てこない。明らかになるのは「Ζ」という言葉だが、ほかに「星」、「宇宙」などのSFぽいキーワードも出てくる。作品を知る者にとっては、「炎」や「光」というのも気になるワードである。
しかし、この曲をもっとも『Ζガンダム』たらしめているキーワードは「刻(とき)」である。曲のタイトルにも使われているが、次回予告の最後に「君は、刻の涙を見る…」と毎回添えるほど、富野監督は「刻(とき)」という文字にこだわっていた。そして、我々も「刻」と書いて「とき」と読む場合には「Ζ」のことであると感じるようになってしまったのだ。
主題歌は通常アニメができていない段階で作られる。となると、音楽家は資料を見ながら、そして監督と打ち合わせをしながら、曲作りをしなければならない。であるなら、作品を一番よく知っている監督が曲も手掛けてしまうのがもっとも早いだろう。もちろん、監督に作詞や作曲の能力があればの話である。その点、富野監督には才覚があった。それはオープニング、エンディングも含めての作品づくり、トータルディレクションをする才覚だったと思う。作品の細部は忘れてしまっても、「V」=「VICTORY」、「刻」=「とき」、そして『Gレコ』の「G」=「元気」というのは僕たちの体にしみこんでしまったのだから。
(ガンダムインフォ編集部)
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