2011年12月12日 (月)
「Q.「親子ガンプラコンテスト」開催!ガンダムで親子(父と子)といえば?」はアムロとテム・レイが1位!【2011年11月28日~2011年12月4日】
■第229回 2011年11月28日~2011年12月4日
「親子ガンプラコンテスト」開催!ガンダムで親子(父と子)といえば?
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子供が小学生くらいになると、一緒にガンプラ作りができるようになる。遊ぶだけのフィギュアと違って、ブロックを組み立てたり、パズルを解いたりする作業が伴うので、なんか教育にいいのではと思えてしまう。まあ簡単に言うと、母親の受けもそんなに悪くない。「ガンプラビルダーズワールドカップ2011」のジュニアコース日本代表に小学2年生の女の子が選ばれたのだが、お母さんは泣いて喜ぶほど嬉しいことだったようだ。ということで、ただ今募集中の「親子ガンプラコンテスト」にちなんで、ガンダム親子を調査してみた。 |
第1位はアムロとテム・レイが3割を超える支持を集めた。悩める初代『ガンダム』の主人公アムロとガンダム開発主任だった父テムとの関係は、思春期の少年が父親を越えて行く過程を象徴していて、印象深かったのだろう。仕事に熱中し、家庭をかえりみない父親でありながら、息子には宇宙(将来のフロンティア)を見せたいと願う。そして、脳に障害を負った後も自らの作品であるガンダムと息子のことを考えて、ガンダムの「戦闘力は数倍にはね上がる」という新型の回路を作ったりしていた。彼にとってはガンダムもアムロも作品だったのだろう。 |
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第2位はアスランとパトリック・ザラが24ポイント弱の支持を集めた。始めは従順な父の支持者だったが、女友達や男友達の悪い(良い?)影響を受けて、父に銃を向けるまでに感化されていく。なんと青春ドラマなんだろう! そんな状況で、自ら引き金を引いてしまったら、一生のトラウマになるような気がする。しかし、結局はアスランの手にかかって死んだわけではなかった。パトリックとてアスランが憎いのではなく、息子のために、いい許嫁を用意し、コーディネイターが優位に立てる新しい世界を模索していただけだったのだ。 |
父親の愛の見せ方はなんて不器用なのだろう。テムの「サイドの建設を……アムロに見せておきたいんだ」というセリフやパトリックがアスランのためにフリーダムとジャスティスを用意していたことなど、親は、よかれと思っていろいろと策を練り、子孫、なかでも我が子のために地位や財産を残そうとする。だが、つきあいが広がって見識が深くなった子供は、父親のやっていることを客観的に見て、時には批判するようになる。愛と正義の葛藤が生まれ、反発したりするものだ。そう「親の心子知らず」といわれるように、子供にはなかなか伝わらないものなのである。でも、ガンプラはいつまでも一緒につくっていけるといいな~。 |
ガンダムインフォ編集部
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