2011年7月25日 (月)
「Q.おつかれさまスペースシャトル。ところでガンダムで宇宙に上がるための技術といえば?」はマスドライバーが1位!【2011年7月11日~2011年7月17日】
■第209回 2011年7月11日~2011年7月17日
Q.おつかれさまスペースシャトル。ところでガンダムで宇宙に上がるための技術といえば?
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人類の宇宙開発に夢を与えたスペースシャトルの最終便「アトランティス」が2011年7月21日午後6時56分(日本時間)帰還した。最後の打上に合わせた調査だったが、結果発表の直前に無事戻ってきた。巨大なペイロードを備えていたので、ゆくゆくは荷物室を旅客用にして、われわれも宇宙ステーションに行けるのではないかと思っていた。しかし運用開始から30年後、主に経済的な理由により、スペースシャトル計画は終焉を迎えた。宇宙への道はなかなか険しい。ということで、ガンダムで宇宙に上がるための技術を調査してみた。 |
第1位はマスドライバーが半数近くの支持を得た。地上から宇宙空間に送り出す装置として本格的に登場したのは『Vガンダム』からだろう。加速には長い距離と時間がかかるため、数々の名シーンを生む舞台装置ともなった。特にシュラク隊がその身を犠牲にして射出を支えたシーンや『SEED』でウズミが我が身を犠牲にして、カガリを宇宙に送り出したシーンなどが印象深い。特にカガリ脱出のシーンでは、射出ギリギリの場面でキラとアスランがガンダム同士で手を組んで共に宇宙に上がるという、手に汗を握るスリリングなシーンであった。 |
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第2位は軌道エレベーターが4分の1以上の支持を得た。第3位のHLVも20ポイントを超える支持を得ている。軌道エレベーターがガンダムで登場したのは『ガンダム00』だ。静止衛星軌道上の太陽発電衛星の電力を地球に送電するための施設として3基が存在したが、それが新たな利権となって、戦争の火種となっていた。コロニー落としに匹適する事件がセカンドシーズンで描かれたブレイク・ピラー事件であった。アロウズの蛮行を世に知らしめるための占拠事件だったが、逆に6万人もの大量虐殺と軌道エレベーターの一部損壊を招いた。 |
テレビ本編では出ていなかったが、オデッサ鉱山基地からジオンに資源を送っていたのはHLVということになっている。オデッサを放棄したマ・クベに「ジオンはあと10年は戦える」と言わしめたあの鉱山である。宇宙に上げるには設備やエネルギーが必要だが、資金も必要だ。要はお金がかかるのだ。スペースシャトル無き後、人を運べるのはソユーズだけである。2005年に約2300万ドルだったソユーズカプセルの乗員一人の搭乗費用が約3倍の6300万ドルに値上げされたそうだ。それにしても15億ドルという試算もあるスペースシャトルの倍以上の人を送り届けることができる。早くリーズナブルな値段で宇宙旅行できるようになって欲しいものだ。 |
ガンダムインフォ編集部
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