あっ、そういえば、豆まきするのを忘れちゃった。恵方巻は食べたのだが。
2月といえば節分。「鬼は外」といわずに、「福は内」だけというところや、「鬼は内」という地域もあるようだ。これは鬼にも「良い鬼」がいるので、良い鬼を招き入れようということらしい。はたまた、「鬼は内、福は外」という地域もあるようだ。こちらは「悪い鬼」は自分の家に寄せて、他人の家に「福」を贈ろうという意味らしい。そして、他人への気遣いが巡り巡って自分へ還って来るという意味らしい。
日本人は鬼が気になってしかたないのだが、ガンダムにも鬼っぽいメカがたくさん登場した。ということで、今回は鬼っぽいメカを調査してみた。

が27ポイント強の支持を集めた。鬼の特徴はいろいろあるが、一番目立つのは2本のツノであろう。その2本のツノが大きく張り出しているのがこの戦国アストレイ頑駄無であった。一般的な鬼のイメージはツノが黄色いので、4位のガンダム・バルバトスの大きな黄色いアンテナが気になるところだが、戦国アストレイ頑駄無の赤いツノの方がまがまがしい雰囲気に見える。黄色いツノで鬼のように見せるには顔を赤か青にしないといけないのかもしれない。

が23ポイント弱の支持を集めた。こちらは鬼のもう一つのポイントである赤い顔をしている。体も赤いのでいわゆる赤鬼のイメージに近いのだが、ツノがとんがっていない。どちらかというと武将の兜のようなツノである。こちらはパイロットのミスター・ブシドーのイメージも影響したように感じる。黄色い頭髪に赤い陣羽織とくれば、色は鬼の印象に近いものがあるからだ。あと、鬼のパンツは黄色い。デザイン的に難しいとは思うが、腰のあたりに黄色い部分があれば、戦国アストレイ頑駄無を超えることができたかもしれない。


上位は和風テイストの2体であった。鬼というと日本独自の印象が強いのかもしれない。元々の漢字の意味は「死者の魂」であるという。そののち異界からの来訪者という解釈が広まったようだ。私がガンダムで一番「鬼」を感じたのは実はミスター・ブシドーだった。人ではあるが、異世界からの人のようなセリフと、仮面を被った姿はまさに鬼神のような感じだった。
子どもの頃から、悪い事をすると鬼が来ると脅されて育った我々日本人は畏怖の象徴として鬼をインプットされているようである。この伝統を受け継いで、子どもたちには鬼とミスター・ブシドーを使ってビクビクさせたいものだ。

（ガンダムインフォ編集部）