「RG ウイングガンダム EW」「RG ウイングガンダムゼロ EW」に続く『新機動戦記ガンダムW』からのRGにトールギスが選ばれた。戦闘用モビルスーツのプロトタイプとなる機体である。5機のガンダムとは違いV字型のアンテナは装備していないが、バーニアなどのリミッターを外せば、ウイングガンダムやガンダムヘビーアームズと互角以上の戦いをする戦闘力を備えた機体であり、人気は高い。

そんな「RG トールギス EW」の発売にあわせて、今回は名言を調査してみた。

が過半数を超える支持を集めた。いきなり第1話で登場する忘れられない名言である。瀕死のところを介抱してくれたロングヘアの美しい少女に向かって、渡された誕生日パーティの招待状を、目の前でビリビリとやぶりながら言うセリフではない。別にヒイロはリリーナに自分を印象付けようとして言ったセリフではないのだが、それを受けたリリーナは海でこう叫ぶのだ。「ヒイロ！早く私を殺しにいらっしゃい！」と。こちらは「死ぬぜ～オレの姿を見たものは、皆死んじまうぞ～」と同率の3位であった。

が12ポイントほどの支持を集めた。OZを統括する若き総帥であり、ガンダムパイロットと同等の技量と華麗な容姿を備えた知的なトレーズはただ「戦闘で負けたい」といったのではない。そこには深い意味合いがあった。彼の長い演説を聞けば理解できるのだが、要約すると「勝者は腐敗するので、純粋な信念を持った戦いをする敗者を応援したい」ということになるのだろうか。勝利の勝敗よりもその「戦う姿勢」つまり「何のために戦うか」を重要視するセリフだった。

最近、不穏な言葉を軽々しく使う子どもが増えてきた。

かつては言霊と言って、口から発せられた言葉にも霊力が宿るとされていた。ネガティブな言葉を使っていると、気持ちも落ち込んでいき、ポジティブな言葉を使う人は事がうまく行くと信じられていた。なので、悪態を口にする子どもには、私は丁寧語で言ってごらんと言い含めている。

リリーナだったら少し柔らかく、「もういちど海の中に落ちて、頭を冷やしてきなさ～い！」と言っていればかわいい感じがしたと思う。でも、やっぱりそれだと20年を超えて語り継がれるセリフとはならなかったんだろうな～。

口から発せられる言葉はとても重要なんだな～。

（ガンダムインフォ編集部）