アムロ(逆襲のシャア) | 27.4% |
カミーユ | 18.1% |
ロラン | 13.1% |
シーブック | 11.6% |
ベルリ | 9.2% |
アムロ | 7.9% |
ジュドー | 7.4% |
ウッソ | 5.3% |
(回答1,991人)
Q.展覧会「富野由悠季の世界」9/4より新津美術館にてスタート!富野監督作品で好きな主人公は?
えっ「トミノ式映画編集術」って?ああ〜そうなのか、富野由悠季監督にとってはテレビシリーズの映画化は簡単な事だったんだ。というのがわかる対談が公開されている。青森県立美術館「富野由悠季の世界」展 特別対談 富野由悠季×樋口真嗣である。この貴重な対談を読んで、劇場版の『機動戦士ガンダム』から劇場版『Gのレコンギスタ』に通底する考えが垣間見えた気がした。かねてより『Gのレコンギスタ』を次世代の若者に見てほしいと語っている富野さんは常に先の方を見越して実行しているんだな〜とも感じた。作品の主人公たちにはそんな富野さんの思いが込められている。ということで、今回は好きな主人公を調査してみた。
が3割弱の支持を集めた。『逆襲のシャア』以前のアムロは6位であったので、回答者の中で明確に分けられているのであろう。この頃のアムロは29歳で立派なベテラン。その能力から、リ・ガズィやνガンダムに乗り込み最前線の現場に向かう。そもそも『機動戦士ガンダム』は少年アムロの成長物語として作られていた。ところが『逆襲のシャア』の頃になると考えは成熟していて、迷いはない。年長者でありながら暴れる駄々っ子のようなシャアを諭す存在として描かれている。もちろんニュータイプ能力の使い方も上達し、アムロとしては最強の時期なので、自分もこの頃のアムロのようになりたいという思う方が多いのではないだろうか。
が2割弱の支持を集めた。富野監督の作るガンダムシリーズの主人公は制作時の若者をモチーフにしている。だからこそ、主人公が悩み苦難にあいながら成長する姿に、視聴者が自らを重ねて共感できるのだ。それまではアムロのようなちょっと暗めな主人公はいなかった。でも、その時代の若者には多くいたのだ。そして数年後、もっと考えこむタイプのカミーユが主人公として登場した。カミーユがすごかったのは、思い込むが故に爆発するのである。軍人に向かっていきなり殴りかかったり、果てはシャア(クワトロ)に「修正してやる」と、殴りかかるのだ。純粋といえば純粋。若気の至りと理解できなくもないが、ニュータイプ能力がなかったら、ボコボコにされて捨てられる行為である。そんなカミーユを若い時に見た世代の方には、その鮮烈な痛快さが残っているのかもしれない。
主人公というのはとかく思い悩むものである。視聴者が主人公に自分を重ねて作品世界に入り込んでもらうことで、主人公の悩みを追体験してもらうためだ。なので通常は、できるだけいろいろな経験を経て、だんだん強く成長していく主人公が好まれるのではないか思う。しかし、今回の結果では最終形ともいうべき『逆襲のシャア』時代のアムロが選ばれた。ニュータイプレベルが最強だからいいのか、それとも、悩む姿よりも、その思いで突き進む勢いがいいのか。時代とともに好みも変化するものらしい。そういえば、最新作のベルリはどこまでいっても明るかったな〜。これからは突き進む勢いと明るさが必要なのかもしれない。
主人公というのはとかく思い悩むものである。視聴者が主人公に自分を重ねて作品世界に入り込んでもらうことで、主人公の悩みを追体験してもらうためだ。なので通常は、できるだけいろいろな経験を経て、だんだん強く成長していく主人公が好まれるのではないか思う。しかし、今回の結果では最終形ともいうべき『逆襲のシャア』時代のアムロが選ばれた。ニュータイプレベルが最強だからいいのか、それとも、悩む姿よりも、その思いで突き進む勢いがいいのか。時代とともに好みも変化するものらしい。そういえば、最新作のベルリはどこまでいっても明るかったな〜。これからは突き進む勢いと明るさが必要なのかもしれない。
(ガンダムインフォ編集部)
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