アニメ・映像・音楽

2019年6月25日 (火)

『THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』第3弾EDテーマ「A Red Ray」配信スタート!SUGIZOとmiwaの対談を公開!

ガンダムや楽曲への想いを語る!

NHK総合テレビで毎週月曜0:35から放送中の『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』の第3弾エンディングテーマ SUGIZO feat. miwa「A Red Ray」が、本日6月25日(火)より配信リリースされる。

さらに、リリースにあわせてSUGIZOさんとmiwaさんの対談インタビューが到着。ガンダムや楽曲への想いが語られているので、こちらもお見逃しなく!

 

『THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』のエンディングテーマは全4曲を予定しており、音楽プロデュースを「機動戦士ガンダム40周年プロジェクト」の総合音楽プロデュースを務めるSUGIZOさんが担当。

第4弾エンディングテーマアーティストは、アイナ・ジ・エンドさん(BiSH)で、楽曲は放送での解禁が予定されている。新曲なのかカバーなのか、第何話から切り替わるのかといった情報もオンエア時のサプライズ発表となるので、毎週の放送をお楽しみに。

 

なお、次回7月1日(月)は第10話を放送予定。『THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』公式サイトでは次回予告も公開されているので、ぜひともチェックしておこう。

 

 

「A Red ray」配信概要

【配信日】

2019年6月25日(火)より

 

【曲名】

A Red Ray(作詞:miwa 作曲・編曲:SUGIZO)

 

【アーティスト】

SUGIZO feat. miwa

 

【配信先】

ダウンロード / ハイレゾ

ほか各社サービス

 

なお、ダウンロード開始日より「TVサイズ」も各社サブスクリプションサービスでも順次投入・公開となります。ぜひお気軽にお聴きください。

 

▼エンディング映像配信中

SUGIZO×miwa インタビュー

◎取材・文:えびさわなち

◎撮影:Wataru Nishida(WATAROCK)

◎撮影場所:THE GUNDAM BASE TOKYO

 

――まずはSUGIZOさんのガンダム愛を語って頂きたいです。

SUGIZO 僕は普通に、『機動戦士ガンダム』(以下 ファーストガンダム とも表記)を毎週夕方5時半からテレビで見ていました。なので今年でファン歴40周年ですよ。(『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』のプロデューサーである)谷口(理)さんよりも長いですよ。谷口さんは(『機動戦士Ζガンダム』の)Ζ世代だとおっしゃっていましたし、同じくΖ世代(『機動戦士ガンダムUC』(以下『UC』とも表記)や『機動戦士ガンダムNT』などを手掛けるプロデューサー)の小形(尚弘)さんよりも長いです。なので、ガンダムの今の各プロデューサーよりも僕の方がファン歴は長いんです(笑)。

 

――そうなるとこの「機動戦士ガンダム 40周年プロジェクト」に関わられるとなったときには……

SUGIZO もちろんとても感無量ではあるんですけれども、そもそも想像もしていなかったですよね、僕自身が。ガンダムに対して仕事で関わることになるとは。子供の頃から普通に、すごく好きだったものに対して、仕事をしたいとはあまり思わないよね?

miwa そうですよね。関わるなんてなかなか想像がつかないことですよね。

SUGIZO そうでしょ? 夢にも思わなかったから。たとえば同じように僕は子供の頃から『スター・ウォーズ』が好きなんですけど、『スター・ウォーズ』の音楽をやりたいとは思わないですよね。普通にそこに想像が結びつかないので。そういうレベルでした。ところが5年前のガンダム35周年のときに、今のバンダイナムコエンターテインメントの社長で、当時サンライズの代表取締役社長だった宮河(恭夫)さんから、ガンダム35周年で開催された立像プロジェクトにパネルディスカッションでお誘い頂いて、そこでみなさまと知り合って一気に深く繋がることになった感じですね。

 

――そんなお話を伺っている今ですが、miwaさんは「ガンダムシリーズ」に対してはどのような印象を抱かれていらっしゃるでしょうか。

miwa わたしが子供の頃は(ファーストガンダム以降の)新しいシリーズが放送されていて、『機動戦士ガンダムSEED』を見ていた世代でした。でも今回は『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』(以下『THE ORIGIN』とも表記)なので、ファーストガンダムよりも前のお話ということで一から勉強させていただくような感じで、作品に触れさせて頂きました。コミックを読んだり、作者のみなさまのドキュメンタリーを見たりすると、アニメは子供に向けておもちゃに紐づいていたりもする作品だとも思うんですが、物語自体がすごく大人っぽいですし、なかなか1回では把握したり理解をするのが難しいくらいで、人間ドラマが詰まっていてどんどん引き込まれていってしまうんです。この作品に、私が10代の頃に出会っていたならまた印象が違っていたのかなと思いつつ、本当に深い作品だなぁ、と感じます。今回、エンディングを歌うという形で携わらせて頂けたことに、すごく恐縮もします。この「ガンダムシリーズ」という、素晴らしい作品の長い歴史の中に携わらせて頂けることに対して、ちょっと震えるような気持ちもありますし、少しでも理解したいなという気持ちで勉強させて頂きました。

――『THE ORIGIN』とは、どんな作品だとお感じになりますか?

SUGIZO 安彦良和先生の情熱と執念の結晶。今だから表現できうるクオリティにディティール、深さ。40年前に本当はやりたかったんだけど、miwaちゃんの言うように当時のアニメはおもちゃに紐づいていて、そのために作らなきゃいけない部分や子供がわかるように作らなきゃいけない部分が多々あったんだけど、うまく子供向けに作りながらその裏側にはものすごく深い哲学があって、間違いなく本来安彦先生やもちろん原作の富野由悠季監督が本当に表現したかった物語、作品を一切の妥協なく現代に移し替えた作品なので。それが年齢的にもファンとしての深さ的にも僕らにとってド真ん中なので。僕の世代のファンとしては「ずっとこれを待っていたんだ」という感触ですよね。漫画原作『THE ORIGIN』も全巻持っていますし、『ガンダムエース』(※2001年創刊のガンダムシリーズ専門の漫画雑誌、創刊号から『THE ORIGIN』が連載されていた)も買っていました。だからこそ今のテクノロジーでのアニメ化が決まったときには、僕は「夢が叶った」と思いました。

miwa やはりずっと自分の中にイメージとしてあったガンダムの登場シーンもあって、そこには「すごいな!」という感動がありました。物語の中で初めてガンダムを見たときに、すごくワクワクしていたり、新しいものに対して感じる衝撃が伝わってきて。「ガンダムってすごいんだな」という想いが伝わってきました。あとは、正しいということが本当はないなかで、それぞれの正しさや正義のある中で戦いが終わらない、というのを感じるんです。ヒーローがいて敵がいて、ということではなくて、みんながそれぞれの正義を持っているし、主人公がいるようでいない、というか。誰の味方をしたら正解、というものがない難しさもありつつ、だからこそ読む人によって誰に感情移入するのか、誰の気持ちに寄り添うのかで感じ方も変わってくるのかなって。場面によって応援したくなる人が変わるような気もしていて、それが人間なのかな、と感じます。

SUGIZO 敵も味方もないんですよね。善も悪もなくて。僕らが最初にファーストガンダムを見たときには、地球連邦が正義で、ジオンが悪なんだけど、よくよく深く知っていくと連邦の上層の方がよっぽど腐敗しているし、ジオンは元々スペースノイド(宇宙移民者)が人類の歴史の中で何回も民主的な革命が行われてきたという正義を持って、連邦からの独立を目指して戦っていたわけで。そう考えると、子供向けの作品では初めてだったんじゃないかと思いますよね。敵や味方ではなく、お互いのイデオロギーの違いで戦争をしている、というストーリー自体。それまでは宇宙人が攻めてきた、とか、悪者や怪人が攻めて来る、というものだったのがいわゆる子供向けアニメという見方でこの作品に触れてみると、40年前にいきなり突発的に全く新しい種が生まれたような印象で。それをやってのけた作者をはじめとした製作陣のみなさんが本当にすごいと思う。だからスポンサーなどからクレームはあるはずだし、視聴率は低迷するはずだし、子供にはわからないとも言われるはず。だけど作っているものが本当に優れていたから、後からじわじわ人気を回復して、今となっては日本のポップカルチャーの、最も象徴的存在の一つと言える。作っている人たちの理念、哲学、執念が本当にすごいなと今、痛感しています。多分、1000年後にも存在していると思いますよ。

 

――再放送で火が付いた、というのは当時のスタッフのみなさんもよくおっしゃいますよね。

SUGIZO 再放送と、ガンプラね。ガンプラがまだ世の中に広がる前の、最初に出たときからガンプラを買ってるからね、僕は。もうこうなってくると、自分の人生の5分の4はガンダムと共に生きてきていますから。そういう存在です。

――その作品に関わられることになったのが“主題歌”。楽曲でどのように表現をしようとお考えになったんでしょうか。

SUGIZO 長い間、僕はガンダムに影響を受けているので、知らず知らずのうちに僕の音楽のテイストとか音楽から見える景色とか、自分が音楽を生んでそこに乗って旅をしたい感覚や、宇宙的な憧れなど、実はあらゆるところがガンダムに起因しているんですよね。自分の音楽観や音楽に対する自分の哲学の、ベーシックな部分でガンダムはかなり大きく影響を及ぼしていると認識してる。自分が気持ちのいいことを自然に表現すればそれがガンダム的になるんです。

 

――特に影響を受けられたのはどんなシーンですか?

SUGIZO 本当に多くのシーンに影響を受けているんですが、特にララァの絶命のシーンから僕が受けたインスピレーションは計り知れない。僕の音楽のルーツはそこにあると言っても過言ではないです。あの光。突然トリップするサイケデリックな世界。深遠な無数の銀河。ほんの一瞬のはずなんですよ、エルメスがビーム・サーベルに刺されて、爆発するのはほんの一瞬の出来事。せいぜい数秒。その一瞬が永遠に感じられる。その永遠の中であらゆる会話があって、精神的なコミュニケーションがあって、銀河が見えて波が来て、光が見えて。あの体験から数年後に僕はスタンリー・キューブリックの『2001年宇宙の旅』にハマって、「これだったのか!」というルーツを知ることになるんですけれども。確かに富野監督は『2001年宇宙の旅』がお好きで、ああいった作品を作りたかった、とおっしゃっているんですけど、音楽を使ってトリップする感覚、一瞬を永遠に感じるという感覚。ここにいるのに1億光年先に行けるような感覚は、まさにララァのあのシーンに影響を受けたもので。それはビートルズにも繋がっている。「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」や「マジカル・ミステリー・ツアー」のときのビートルズは、あのララァのシーンとも通じていると僕は感じるし、音楽観の重要な部分をガンダムから学んだというか、発想を植え付けていただいたというか。なので、今回の作品を作るにあたり、最初はすごく考え、途方もないプレッシャーを感じ、「果たしてこの大役が僕で良かったのか」と虫けらのような小さな気持ちになったりもしました。でも、自分がこの作品に影響を受けて今ここにいるわけだから、何も考えずに自分が一番気持ちいいと思うこと、自分が一番得意なことを今表現すればマッチングしないわけがない、とどこかで吹っ切って、それを自分自身に言い聞かせながら作業を進めていきました。

  

――そうしてプロデュースされている主題歌ですが、GLIM SPANKYやコムアイ(水曜日のカンパネラ)といったアーティストのみなさんとのコラボでのエンディングもありつつ、LUNA SEAとしてのオープニングもある。そこでのバランスはどのように考えていらっしゃるのでしょうか。

SUGIZO それは制作チームのみなさんと何度も打ち合わせを続けていきながら、ひとつ僕が提案させていただいたのは、「オープニングはLUNA SEAでやらせてもらってもいいでしょうか」というお願いをまずは宮河社長にお伺いたてて、「SUGIZOさんのプロデュースなので、何でも好きにやってください」と言っていただいて。男性ボーカルは全てうちのRYUICHIでやらせてください、ということ。そしてエンディングでは女性ボーカルをフィーチャーして、そのボーカルは今、僕らが一番輝いていると感じる方を起用させてください、というお話をして、今に至ります。

――第1弾、第2弾と往年のガンダム主題歌の名曲のカバーをコラボアーティストが歌ってきた中、miwa さんとの「A Red Ray」はオリジナル曲でmiwaさんの歌詞によるもの。それはどうしてだったんでしょうか。

SUGIZO LUNA SEAがオープニングでTM NETWORKの「BEYOND THE TIME(メビウスの宇宙を越えて)」をカバーするから、今度は逆にエンディングがオリジナルなんです。必ず1曲はオリジナルで1曲はカバーでということも企画を詰めながら決まっていきました。

 

――楽曲を受け取られたときの印象を教えてください。

miwa 本当に宇宙を感じるような、永遠の光を感じるような曲で。メロディもそうですし、構成も、鳴っている楽器も、シンプルなんですけど一つひとつの楽器にこだわって、音の一音いち音に魂が込められているアレンジになっていて、宇宙を構成するようなアレンジになっているのかなと思いました。

 

――そんな一曲を歌われることになっていかがでしたか?

miwa すごく素敵な楽曲をご提供頂いたので、歌詞を書くときにもSUGIZOさんに相談をさせていただいて、沢山アドバイスもいただきました。わたしがガンダムに触れてみて思ったガンダムの世界観だったり、言葉だったり、というのをご提案させていただいて、歌詞の世界観を作っていきました。

 

――miwaさんらしさを引き出しつつ『THE ORIGIN』の世界に浸透させる。そのためにどのようなバランスで楽曲を制作されたのでしょうか。

SUGIZO 実は僕は、元気ではつらつとしたmiwaちゃんも好きなんですが、意外と彼女のちょっとキュンとくるバラードが好きなんです。「オトシモノ」とか「めぐろ川」とか。実際、miwaちゃんのちょっと見え隠れする闇の部分が好きだったんです。闇の部分って悪い意味ではなくて、大人が持っている深さとか痛み。それを超えて人は大きくなっていく。ただ元気なだけじゃないその部分って実はこれからのmiwaというアーティストにとってとても重要なんじゃないかなっていう気がしていて。そこを拡げて、先に踏み出したmiwaちゃんを表現できたらいいね、というやりとりをしました。

miwa それもあって今までとは違う言葉選びをするようにして、歌い方でも、参考になるような、イメージになるようなアーティストの資料を沢山送っていただいたんです。これまで聴いたことのなかったアーティストばかりだったので、すごく刺激になりました。レコーディングもすごく面白かったです。

SUGIZO すごくスムーズでしたね。

miwa はい。

SUGIZO 参考に、って渡したのはスティーナとか、バネッサも渡したっけ?

miwa はい、あと映画も色々とお薦めをしていただきました。

SUGIZO そうそう。ガンダムに対して僕がすごく感じるのは、今、現代の中東を見ているような感覚なんですよね。僕はそういった活動をしていることもあって、近年はよく中東に行くんですが、たとえばパレスチナでも、シリアでも、子供たちが自然と戦火に巻き込まれて、身を守るために武器を持たなければいけなかったり、少年兵が普通にいたりする。『機動戦士ガンダム』が始まった僕らが子供の頃には想像もしていなかったけれど、今まさに中東でここ何年も起きていることというのは、ガンダムの主人公たちと重なってしまうんです。そういう戦火の被害を受けて家を失った人、故郷を失った人、逃げてきた人、親を亡くした子供たち。そういう人たちの視線で想いを届けられたらいいかもね、という話をmiwaちゃんにして、いくつかの僕の好きなお薦めの映画を伝えたんです。イランとイラクの国境線の船の上での少年と少年兵との交流を描いた『ボーダレス ぼくの船の国境線』とかパレスチナの映画で戦火のガザ地区で暮らす歌手になる夢を抱く少年の物語『歌声にのった少年』とか。戦火の中で音楽をやっていたり、戦争の中で敵国の子供と仲良くなったり、そんな素晴らしい作品をmiwaちゃんと共有しながら作っていった「A Red Ray」です。

 

――その『機動戦士ガンダム』が初放送から今年で40周年ということで、『機動戦士ガンダムUC』から宇宙世紀の物語が再び我々の前で花開いている今、どのようなお気持ちですか?

SUGIZO 色々と綺麗なガンダムが続いてきましたが、やっぱり僕らは宇宙世紀が好きなんです。ただ『機動戦士ガンダムF91』は宇宙世紀0123年の話だったりもしましたけど。宇宙世紀は本当にいい話がいっぱいありますよね。実は僕は『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』がすごく好きなんです。アイナ・サハリンが本当に好きなんですよねぇ。あとは『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』も当時見たのをあまりちゃんと覚えていないので、もう一度しっかり見直したいんですよね。

――まだまだこれから拡がっていくであろう『機動戦士ガンダム』、そして『THE ORIGIN』の楽しみ方を教えてください。

SUGIZO やっぱり、miwaというシンガーの声を聴いてもらいたいです。世界の人たちに。“世界”っていう意味でいうと、子供の頃にファーストガンダムを見て、色んな人種がいるんだってことを知ったんですよ。色んな人種、色んな肌の色、色んなイデオロギーの人たちが一緒に混じり合って生きていくこと。当たり前のことなんだけどいまだに地球上では出来ていないことが、この物語の中で行われていて。結局みんなわかり合えていなくて。これは安彦先生の言葉の受け売りなんですけど、「結局、人はわかり合えないんだよ。ガンダムのテーマっていうのは“分かり合えない”ことなんだよ」って。分かり合えないからこそ分かろうと世の中は頑張っている。それが美しいんだと思うんです。だから『機動戦士ガンダム』をはじめとした日本のアニメやマンガは、世界中で色んな人が繋がり合えるツールになっているような気がしているんです。

miwa わたしの同世代やさらに若い世代の人も今回、『機動戦士ガンダム』に出会う人も多いと思うんですが、初めて触れる人はどういう順番で見るといいんですか?

SUGIZO そこが難しいんだよね。『スター・ウォーズ』のときもそうだったけど、よく聞かれるんです。エピソード1から見ればいいのか、それともエピソード4からなんですかね、って。今回のアニメ作品の『THE ORIGIN』は、『スター・ウォーズ』で言えばエピソード1、2、3なんですよね。数十年が経って敵だったシャアが主人公になっている、という意味でもすごく近いものを感じますし。ファーストガンダム世代の僕らからすると『スター・ウォーズ』をエピソード1から見られる人が羨ましいし、ガンダムも『THE ORIGIN』のアニメから見られる人が羨ましい! ……んだけど、やっぱり世の中に出た順に見た方が正しいと思う。やっぱり『THE ORIGIN』はファーストガンダムを見た人が感動できるものだと思う。僕らが出来ない経験ができるのは羨ましいけど、やっぱりファーストガンダムから見て欲しいかな。だけどもしかしたら一番いいのは『THE ORIGIN』のコミックを(ファーストガンダムを見る前に)読むところから始めるのもいいかもしれない。劇場版(『機動戦士ガンダム』三部作)はTVシリーズと比較すると(内容が)相当そぎ落とされていますし。劇場版は気が付いたらオデッサが陥落してるし、どんどん話が進んじゃうから、追いつかないんですよ。初めての人が見たらわけわからなくなるくらい登場人物も多いし。

miwa 多かったです。登場人物。だから人物関係が最初、わからなくて難しかったです。それにキャラクターの名前もみんな難しいですよね。

SUGIZO 確かにね。でもそれを見ていくうちに、色々と発見も多いはずだよ。たとえばマ・クベがファーストガンダムでは大佐だけど、『THE ORIGIN』では中将だしね。それと我々ファーストガンダム世代が大好きなギャンがなかったことにされていたり(笑)、モビルアーマーで僕が好きだったビグロやザクレロとかも出てこないなど、劇場版ではかなり美味しいところが割愛されているんだよね。でも『THE ORIGIN』を見れば、今度はミネバの成長を楽しんでもらえるようになるんですよ。『機動戦士Ζガンダム』では7歳くらいだったのが、『UC』ではヒロインですし。そうした楽しみも含めて、ぜひ『機動戦士ガンダム』、そして『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』に触れてもらいたいです。

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