2008年1月18日 (金)
「機動戦士ガンダム00」ストーリーガイド【第2回】 第2話「ガンダムマイスター」(DVD第1巻収録)を紹介!
『全ての紛争に武装介入を行う』と宣言したソレスタルビーイングは300年も動乱が続くセイロン島の内紛に、ガンダム4機で武装介入をする!
「機動戦士ガンダム00」
DVD 第1巻
第2話「ガンダムマイスター」
■STORY
西暦2307年。
化石燃料は枯渇したが、人類はそれに代わる新たなエネルギーを手に入れていた。
3本の巨大な軌道エレベーターと、それに伴う大規模な太陽光発電システム。
しかし、このシステムの恩恵を得られるのは、「ユニオン」「人革連」「AEU」の三大勢力だけであった。
AEUの軍事演習中、正体不明のモビルスーツ「ガンダムエクシア」が現れ、AEUの最新鋭機「イナクト」を圧倒的な力の差で破壊する。
AEUはガンダムエクシアを追撃するも、ガンダムエクシアの驚異的な機動力と「ガンダムデュナメス」の援護射撃によりAEUのモビルスーツ部隊は壊滅してしまう。
そのころ、人革連の静止衛星ステーションにテロリストが出現するも、その危機を「ガンダムキュリオス」と「ガンダムヴァーチェ」が救う。
この事件が報道されると、4機のガンダムを所有する謎の私設武装組織「ソレスタルビーイング」は全世界に向けメッセージを行った。
それは「武力による戦争の根絶」を目指し、あらゆる紛争に武装介入するというものであった…。
■MECHANIC & CHARACTER
■CHECK POINT !
「機動戦士ガンダム00」では、ガンダムは他のモビルスーツよりも数世代も先の技術力で開発されており、世界の兵器バランスと圧倒的な差がある。
またガンダムマイスターたちは、最初からガンダムのパイロットとして登場し、既に戦闘のプロフェッショナルという特殊な面を持っている。これまでのガンダム作品のスタイルであった、主人公の成長と共にガンダムの戦歴も上がっていく形とは大きく異なる。
だが、ガンダムの性能やマイスターたちの過去は一切秘密で、物語が進むにつれ、紐解かれていく。まるで一つ一つのパズルのピースを解読していくようで面白い。
TV放送では何気なく見ていたシーンや、見逃していたちょっとしたカットが、後々の物語に大きく影響を与えることに気づく。
例えば、1話では刹那が中東のクルジス共和国出身であることや、ティエリアがソレスタイルビーイングのスーパーコンピューター「ヴェーダ」にアクセスしているカットなどは、後々に重要な意味を持ってくる。
圧倒的な「ガンダム」の存在の前に、物語冒頭では、我々も「傍観者」でしかない。だが、必然か運命かのように、ガンダムとガンダムマイスターたちは世界の人々の前にその姿をさらしていき、いつの間にかガンダムは全人類に影響を及ぼすようになっていく。
物語の秘密を解く「鍵」は1話より色々な箇所に仕掛けられており、物語が進むにつれ、過去のエピソードを見返す意義が出てくるのだ。物語の「鍵」を多く見つけたとき、その仕掛けられたロジックに、きっとガンダムファンは驚くことであろう――。
第2話「ガンダムマイスター」
▲ガンダムエクシアと戦うユニオンの最新鋭モビルスーツ「ユニオンフラッグ」。
■STORY
西暦2307年。
化石燃料は枯渇したが、人類はそれに代わる新たなエネルギーを手に入れていた。
3本の巨大な軌道エレベーターと、それに伴う大規模な太陽光発電システム。
しかし、このシステムの恩恵を得られるのは、「ユニオン」「人革連」「AEU」の三大勢力だけであった。
AEUの軍事演習中、正体不明のモビルスーツ「ガンダムエクシア」が現れ、AEUの最新鋭機「イナクト」を圧倒的な力の差で破壊する。
AEUはガンダムエクシアを追撃するも、ガンダムエクシアの驚異的な機動力と「ガンダムデュナメス」の援護射撃によりAEUのモビルスーツ部隊は壊滅してしまう。
そのころ、人革連の静止衛星ステーションにテロリストが出現するも、その危機を「ガンダムキュリオス」と「ガンダムヴァーチェ」が救う。
この事件が報道されると、4機のガンダムを所有する謎の私設武装組織「ソレスタルビーイング」は全世界に向けメッセージを行った。
それは「武力による戦争の根絶」を目指し、あらゆる紛争に武装介入するというものであった…。
■セカンドミッション発動! ソレスタルビーングの声明は世界の各国の首脳陣に動揺を与えていた。 そのころ、ガンダムエクシアとガンダムデュナメスのパイロットである刹那とロックオンに王留美(ワン・リューミン)が接触。 ガンダムマイスターたちにセカンドミッションが告げられていた。 ガンダムキュリオスとガンダムヴァーチェも宇宙から大気圏に突入し、4機のガンダムは地球上で合流する。 |
■ガンダム、セイロン島での 民族紛争に武力介入! 旧スリランカ領、インド洋西部に位置するセイロン島では、シンハラ人とタミル人の民族紛争が300年も続いていた。 人革連は軌道エレベーターの安全確保のため、タミル人を幇助(ほうじょ)していたが、セイロン島の紛争は悪化していた。 そこにソレスタルビーイングのガンダム4機が現れる! ガンダム4機は次々と人革連のモビルスーツや基地、戦艦などを攻撃し、セイロン島の人革連基地に壊滅的な打撃を与える。 |
■揺れる世界 タミル派に援助していた人革連の部隊が大打撃を受けたことで、優勢になったシンハラ派はタミル派に攻撃をしかけようとする。 だがエクシアは、そのタミル派のモビルスーツ部隊も撃退し、両軍を壊滅させてしまう。 ソレスタルビーイングが双方の両軍を壊滅させたという結果に、全世界は震撼する。「そんなことをしても300年続いた紛争は終わらない。両軍の関係を悪化させただけだ」と。 |
■ガンダムを追う者たち そのころジャーナリストである絹江・クロスロードは報道局のネットワークにより、ソレスタルビーイングの声明を行ったイオリア・シュヘンベルグが200年前に死んだ人物であることを突き止めていた。 ソレスタルビーイングとは、どういう組織なのか?謎は深まるばかりであった。 そのころ、帰還を急ぐエクシアに、1機の機影が急接近するが…! |
■MECHANIC & CHARACTER
■スメラギ・李・ノリエガ 私設武装組織ソレスタルビーイングの戦闘母艦「プトレマイオス」の戦術予報士。艦長ではないが、艦内の実質的トップに位置し、作戦の立案や戦況に応じ指揮を取るなどする。 |
■王 留美(ワン・リューミン) 私設武装組織ソレスタルビーイングのエージェント。戦闘には参加せず、メンバーたちをサポートする。財界人にも知り合いが多い、美少女セレブ。 |
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■ティエレン 中国、ロシア、インドが中心となる人革連(人類革新連盟)が所有する量産モビルスーツ。地上用の他に宇宙用など多くのバリエーションが存在する。 |
■セルゲイ・スミルノフ 人類革新連盟に所属するMS部隊の指揮官で、階級は中佐。 |
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■ユニオンフラッグ アメリカ合衆国を中心とするユニオンの最新鋭モビルスーツ。飛行形態への変形が可能。武装は実弾を電磁加速して打ち出す『リニアライフル』など強力な武装を装備している。 |
■グラハム・エーカー ユニオンのエースパイロット。最新鋭MS「ユニオンフラッグ」のトップファイター。 |
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■アンフ 人革連(人類革新連盟)が、中東を含む第三国向けに輸出したモビルスール。旧型だが、現在でも様々な国家で運用されている。 |
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■CHECK POINT !
「機動戦士ガンダム00」では、ガンダムは他のモビルスーツよりも数世代も先の技術力で開発されており、世界の兵器バランスと圧倒的な差がある。
またガンダムマイスターたちは、最初からガンダムのパイロットとして登場し、既に戦闘のプロフェッショナルという特殊な面を持っている。これまでのガンダム作品のスタイルであった、主人公の成長と共にガンダムの戦歴も上がっていく形とは大きく異なる。
だが、ガンダムの性能やマイスターたちの過去は一切秘密で、物語が進むにつれ、紐解かれていく。まるで一つ一つのパズルのピースを解読していくようで面白い。
TV放送では何気なく見ていたシーンや、見逃していたちょっとしたカットが、後々の物語に大きく影響を与えることに気づく。
例えば、1話では刹那が中東のクルジス共和国出身であることや、ティエリアがソレスタイルビーイングのスーパーコンピューター「ヴェーダ」にアクセスしているカットなどは、後々に重要な意味を持ってくる。
圧倒的な「ガンダム」の存在の前に、物語冒頭では、我々も「傍観者」でしかない。だが、必然か運命かのように、ガンダムとガンダムマイスターたちは世界の人々の前にその姿をさらしていき、いつの間にかガンダムは全人類に影響を及ぼすようになっていく。
物語の秘密を解く「鍵」は1話より色々な箇所に仕掛けられており、物語が進むにつれ、過去のエピソードを見返す意義が出てくるのだ。物語の「鍵」を多く見つけたとき、その仕掛けられたロジックに、きっとガンダムファンは驚くことであろう――。
ガンダムインフォ編集部
■DVD1巻 2008年1月25日発売 タイトル:機動戦士ガンダム00 1 発売日:2008年1月25日 品番:BCBA-3207 価格:3,990円(税込) 販売元:バンダイビジュアル [収録話数] ・ 第1話「ソレスタルビーイング」 ・ 第2話「ガンダムマイスター」 [初回特典] ・ 解説書(24ページ) ・ 次巻予告PV ・ スーパージュエルケース [全巻封入特典] ・ ライナーノート(8ページ) |
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