サンライズとバンダイナムコピクチャーズの人気作品が連日上映される「サンライズフェスティバル2018光焔」では、7月16日(月・祝)に新宿ピカデリーで『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星(英語音声・日本語字幕版)』レイトショーが開催された。
イベントでは、本作の英語音声・日本語字幕版が上映されたほか、上映前には谷口 理プロデューサーに加え、海外プロモートを担当する鈴木絵里さん、MCを担当するサンライズの中島幸治さんが登壇し、英語音声版の制作秘話などが語られた。内容盛り沢山となったイベントの様子をお伝えして行こう。
まずはじめに、谷口プロデューサーと中島さんは、先日開催された北米最大のアニメ・漫画の祭典「Anime Expo 2018(AX2018)」での様子を紹介。谷口プロデューサーは「LEGENDARYとの共同制作の発表に加え、川口名人とのトークショーやサイン会、発売中のPS4『Newガンダムブレイカー』では自作のガンプラを披露したりして、楽しかったです」と、会場の写真とともにコメント。
さらにスクリーンでは、シャア役のKeith Silversteinさん、セイラ役のColleen O’Shaugnesseyさん、音響監督のStephanie Shehさんスペシャルメッセージを上映。
3人との思い出はありますか?と聞かれた谷口プロデューサーは、「Keithさんとシャアのコスプレをした人と写真を撮ったことが1番の思い出です。Colleenさんには“セイラとキャスバルの別れのシーンが大好きだ”と話したら、すごく頷いてくれました。Stephanieさんはコミュニケーションに長けている人でした」と笑顔で語った。
また、AX2018会場で『THE ORIGIN』イベント上映後、「ジーク・ジオン」を3回連続復唱をお願いしたところ、予想以上の盛り上がりを見せたことが明かされ、中島さんは「“ジーク・ジオン”は共通言語なのかもしれませんね(笑)」とコメントした。
次に、『THE ORIGIN』英語吹き替えのレコーディングに話が移り、収録期間について鈴木さんは「アメリカでは1人1人録っていくので、7日かかりました。日本は役者さんを揃えてから、1日使って複数のマイクで収録していくので、かなり違いがあります」と、英語音声版の収録秘話を明かした。
また、セリフの翻訳で難しかったシーンはありますか?と聞かれた鈴木さんは、「デギンの“わしは恐ろしい…”というシンプルなセリフにはすごく悩みました」と語り、「公王としてだけでなく、父としての複雑な心境を踏まえつつ、弱弱しくならず長すぎず、直訳を避けながらなど考えさせられました。結果“Quite frankly,he frightens me.”にたどり着きました」と翻訳の難しさを明かした。
その説明を聞いた谷口プロデューサーは「凄い…。そんなに難しいなんて初めて知りました」と驚きを隠せない様子で、「Blu-rayでも英語吹き替え版を楽しむことができるので、ぜひとも聞いて欲しいですね」とコメントした。
最後に、谷口プロデューサーと鈴木さんよりコメントがあり、本トークショーは幕を下ろした。
谷口 理(プロデューサー)
「遅くにありがとうございます。サンフェス始まって7日が経ちましたが、まだまだ続きますので、いろんなサンライズの作品を観に来てくださると嬉しいです」
鈴木絵里(海外プロモート担当)
「吹き替え版を日本で見せる機会はなかなかないので、本日は楽しんでいただければと思います。本日はありがとうございました」
なお、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI 誕生 赤い彗星』のBlu-rayとDVDは、バンダイナムコアーツより好評発売中だ。ぜひ英語吹き替えでも、本作を楽しんでみよう。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
サンライズフェスティバル2018光焔
[日程]第1部: 2018年7月7日(土) ~ 7月21日(土)
第2部: 2018年9月1日(土) ~ 9月8日(土)
[会場]新宿バルト9、新宿ピカデリー、TOHOシネマズ 新宿、テアトル新宿
[料金]オールナイト: 各回4,300円(税込)
通常上映・レイトショー: 各回1,800円(税込)
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