3月3日(月)に都内のKADOKAWA本社にて、同社が3月22日(土)よりスタートする新ウェブコミックサービス「ComicWalker(コミックウォーカー)」の発表会が行われ、そのサービスの内容が明らかにされた。
コミックウォーカーは、KADOKAWAが発行するマンガ雑誌とウェブマガジンで連載中の150作品に、完全オリジナル50作品を加えた計200タイトルのマンガが無料で読めるサービス。マンガ雑誌掲載時モノクロだった作品を最新の彩色技術でフルカラー化した作品もあり、第1弾として「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」と「新世紀エヴァンゲリオン」が掲載される。
また、多言語化にも対応しており、掲載作品は日本語・英語・中国語の3ヶ国語で楽しむことができる。
サービスは、スマートフォン・タブレット・パソコンのいずれの端末でも利用可能で、スマートフォン向けにはiOS、Android用のアプリを配信。
ユーザー独自のページが作成される「マイマガジン機能」では、読んでいる作品の更新情報を確認できるほか、閲覧履歴から類推されたオススメ作品が表示される。
さらに、コミックウォーカー掲載作品をコミックス化して新レーベルから単行本と電子書籍の両方で発売するほか、新人公募企画「ComicWalker新人大賞」の創設し、サービス開始と同時に作品の募集を始めるなど、今後も様々な展開が予定されている。
▲(左)イラスト/安彦良和 ©創通・サンライズ、(右)イラスト/貞本義行 ©カラー・GAINAX
▲(上)日本語、(左)英語、(右)繁体中国語
▲(左)アプリ版「マイマガジン」ページのイメージ、(右)PC画面トップページのイメージ
■
作品掲載されるマンガ雑誌・ウェブマガジン
少年エース/ヤングエース/ガンダムエース/コンプエース/コンプティーク/ASUKA/
ニコニコエース/コミックアライブ/コミックジーン/コミックフラッパー/
月刊コミック電撃大王/電撃G'smagazine/シルフ/電撃マオウ/電撃萌王/
電撃D-MANGAオンライン/COMIC@LOID/電撃文庫MAGAZINE/ファミ通コミッククリア/
月刊コミックビーム/ドラゴンエイジ/エイジプレミアム/ミルフィ
■ 主な掲載作品
「機動戦士ガンダムさん」 「シャアの日常」 「僕だけがいない街」 「カゲロウデイズ」
「となりの関くん」 「アクセル・ワールド」 「ソードアート・オンライン」
「艦隊これくしょん-艦これ-」 「まおゆう魔王勇者」 「フルメタル・パニック!0 ‐ZERO‐」
「新生徒会の一存」 「ノブナガ・ザ・フール」(コミックウォーカー完全オリジナル作品)
少年エース/ヤングエース/ガンダムエース/コンプエース/コンプティーク/ASUKA/
ニコニコエース/コミックアライブ/コミックジーン/コミックフラッパー/
月刊コミック電撃大王/電撃G'smagazine/シルフ/電撃マオウ/電撃萌王/
電撃D-MANGAオンライン/COMIC@LOID/電撃文庫MAGAZINE/ファミ通コミッククリア/
月刊コミックビーム/ドラゴンエイジ/エイジプレミアム/ミルフィ
■ 主な掲載作品
「機動戦士ガンダムさん」 「シャアの日常」 「僕だけがいない街」 「カゲロウデイズ」
「となりの関くん」 「アクセル・ワールド」 「ソードアート・オンライン」
「艦隊これくしょん-艦これ-」 「まおゆう魔王勇者」 「フルメタル・パニック!0 ‐ZERO‐」
「新生徒会の一存」 「ノブナガ・ザ・フール」(コミックウォーカー完全オリジナル作品)
ComicWalker(コミックウォーカー)
■ サービス開始日
2014年3月22日(土)
■ 価格
無料(※有料のプレミアムサービスなども今後展開予定)
■ 言語
日本語、英語、中国語
■ 提供方法
スマートフォン向けアプリ版(App Store、Google Playで配信)
ブラウザ版
■ 推奨OS
【iOS】6.1以降のiPhone / iPad / iPod touch
【Android】4.0以降(※2.3以降でも動作はするが4.0以降での利用を推奨)
【PC】Internet Explorer 9以上 / Chrome 15以上 / Firefox 14以上 / Safari 5.0以上
■ サイトURL
http://cw-start.com/
■ サービス開始日
2014年3月22日(土)
■ 価格
無料(※有料のプレミアムサービスなども今後展開予定)
■ 言語
日本語、英語、中国語
■ 提供方法
スマートフォン向けアプリ版(App Store、Google Playで配信)
ブラウザ版
■ 推奨OS
【iOS】6.1以降のiPhone / iPad / iPod touch
【Android】4.0以降(※2.3以降でも動作はするが4.0以降での利用を推奨)
【PC】Internet Explorer 9以上 / Chrome 15以上 / Firefox 14以上 / Safari 5.0以上
■ サイトURL
http://cw-start.com/
発表会では古谷 徹氏が登場!フルカラー版「THE ORIGIN」を大絶賛!
左から井上伸一郎氏、藤田 咲さん、古谷 徹氏、古林英明氏。
発表会では、株式会社KADOKAWAの代表取締役専務・井上伸一郎氏と、コミックウォーカー統括部長・古林英明氏、そしてアムロ・レイ役でおなじみの声優・古谷 徹氏と、「艦隊コレクション」で赤城役などを担当する声優・藤田 咲さんが登壇。
まずは井上氏から挨拶とともに、現在の空き時間の利用方法がスマートフォンへと移ったことで紙のマンガ雑誌離れが進み、業界全体で発行部数が年々減少していることから日本のマンガ文化の衰退を危惧、これを打破するためにコミックウォーカーを立ち上げたと、新サービス立ち上げの経緯が語られた。
サービス開始にあたっては、昨年10月に主要事業会社9社と合併して1つになったKADOKAWAが総力をあげて取り組み、同社が発行する23のマンガ雑誌とウェブマガジンからセレクトした“今”連載中の最新作150作品に、専任の編集部が制作する強力なオリジナル50作品を加えた200作品という圧倒的作品数を集結。
さらに、既存の作品に新たな息吹を与えるフルカラー化や、海外のユーザーも楽しめる多言語対応、場所を選ばないマルチデバイスなど、あらゆるユーザーが楽しめる環境作りにチャレンジし、当面の目標として、2014年内に1億ページビュー・ユニークユーザー100万人達成を目指すとのこと。
また、膨大な作品の中から自分の好きな作品を簡単に見つけることができる「マイマガジン機能」については、雑誌がユーザーを選ぶのではなく、ユーザーが雑誌を選ぶのだとし、ユーザーには少年・青年・ビジネス・女性向け・コミックエッセイなどジャンルの垣根を超えて、自分が編集長の雑誌をぜひ作ってもらいたいとコメントした。
古林氏は今回のサービス立ち上げについて、宮崎駿監督の「風の谷のナウシカ」に始まり、月刊ガンダムエースの創刊、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の連載など、自身がマンガ編集者として歩んできた道を振り返って「自分がやるしかない」と思ったとコメント。さらに「絶対に成功させます」と力強く意気込みを語った。
デモ機が用意され古谷氏が実際のフルカラー版「THE ORIGIN」を見てみると、まずは全ページがフルカラーになっていることに驚く。また、「ここは安彦さん?ここは違う?」と、その彩色が著者である安彦良和氏本人よるものと見まごうクオリティであることにも驚いていた。
なお、フルカラー化については古林氏から、最新技術で著者彩色に限りなく近づけられていること、制作中に彩色技術がどんどん改良されていき、完成時の出来は予想以上になっていると説明があった。
続いて投稿機能について説明が進むと藤田さんが登場。旧海軍の駆逐艦や巡洋艦を擬人化した「艦娘(かんむす)」たちを育てるブラウザゲーム「艦隊これくしょん-艦これ-」をテーマにした、ユーザー参加型新人賞「艦これ コミック・イラスト大賞」が開催されるということで、自身が演じる「赤城」の自筆イラストをお披露目。さっそく投稿機能を試してみるということで、携帯カメラでイラストを撮影。投稿作品第一号として登録された。
「艦これ コミック・イラスト大賞」の詳細は、3月22日(土)にサイトにて発表予定。
最後の質疑応答ではこれからの展望が語られ、多言語対応に簡体中国語とフランス語を追加していきたいこと、今後制作していくマンガはスマートフォンでの読みやすさと横書きの言語への対応を意識して、吹き出しを大きくしたり見開きページを減らすことも検討していること、当面はKADOKAWAのみだが他の出版社のサービス参入も検討するとのことだ。
海外のファンへ向けたコメントを求められると、古谷氏は「海外のイベントに行った時にコミックウォーカーにアクセスして、英語でセリフを喋ってみたり、現地でファンと一緒にアフレコしてみたり、新しいアトラクション・パフォーマンスができるかもしれないのでぜひ期待してください」、藤田さんは「自分が演じる初音ミクのマンガがコンプティークで連載されているので、そちらも読んでもらえると嬉しい」とコメントした。
発表会では、例としてコミックウォーカーと同じ200作品を掲載した場合のコミック雑誌が紹介されたが、それは5,000ページにおよぶとんでもない厚さになっていた。
このボリュームが無料で読めるのは魅力的だけど目当ての作品が埋もれてしまうのでは?その危惧はウェブコミックだからこそ実現した機能で見事に解消されている。
フルカラー版の「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」が無料で読めるというだけでもガンダムファンには見逃せないサービスではあるが、膨大な作品の中から探さずともスムーズに続きが読めて、しかもこれまで出会えなかった自分にピッタリの作品が見つかるかもしれないという点に注目すれば、さらなる魅力が感じられるだろう。
3月22日(土)からスタートする「コミックウォーカー」にぜひ期待しよう。
(ガンダムインフォ編集部)
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