本日7月9日(水)に東京・ベルサール神田にて「ガンダム GLOBAL CHALLENGE」の発表会が行われ、同プロジェクトが日本を軸に世界中から幅広くアイディアやプランを募集し、『機動戦士ガンダム』生誕40周年を迎える2019年に、18mの実物大ガンダムを動かすことを目指すものであることが発表された。
これまで「REAL G Next Project」と呼称されてきたプロジェクトは正式名称が「ガンダム GLOBAL CHALLENGE」となり、同名の「一般社団法人ガンダム GLOBAL CHALLENGE」が発足。『夢に挑戦、ガンダムが動く、世界が動く』をテーマに展開していくこととなる。
実物大ガンダムを動かすためのアイディアやプランは、7月下旬より「リアルエンターテインメント部門」と「バーチャルエンターテインメント部門」の2つの部門で募集が開始され、集まった案は2015年から選定・絞り込みを行い、2016年に基本プランを発表予定。そして2017年を設計期間、2018年を製作期間にあて、2019年に一般公開することを目指す。
最先端の技術と世界の叡智を集結して「ガンダムを動かす」という、究極の夢に挑戦する史上最高のエンターテインメントに期待しよう。
■ 記者発表会ではコンセプトムービーを上映!スペシャルゲストも登場!
【左】青木建彦氏(株式会社創通 代表取締役社長 兼 一般社団法人ガンダム GLOBAL CHALLENGE理事)
【右】上野和典氏(株式会社バンダイ 代表取締役社長 兼 チーフ・ガンダム・オフィサー)
【右】上野和典氏(株式会社バンダイ 代表取締役社長 兼 チーフ・ガンダム・オフィサー)
発表会では、株式会社創通 代表取締役社長 青木建彦氏が登壇し、まずは同氏が理事を務める「一般社団法人ガンダム GLOBAL CHALLENGE」の発足の背景について説明が行われた。
続いて、株式会社バンダイ 代表取締役社長 兼 チーフ・ガンダム・オフィサー 上野和典氏より、「ガンダム生誕40周年」に向けた意気込みが語られた後、プロジェクトのコンセプトムービーが上映されると、動く実物大ガンダムのイメージに場内から期待と驚きの声が上がった。
コンセプトムービーは以下から観ることができるので、ぜひともチェックしてみよう。
▲宮河恭夫氏(株式会社サンライズ 代表取締役社長 兼 一般社団法人ガンダム GLOBAL CHALLENGE代表理事)
そして、一般社団法人ガンダム GLOBAL CHALLENGEの代表理事を務める株式会社サンライズ 代表取締役社長 宮河恭夫氏が登壇し、改めてプロジェクトの概要が説明された。
内容については上でお伝えしている通りだが、応募は一部の技術だけでも可能であること、採用された案には研究開発費の支援も予定しているなど細かな補足があった。
また、本プロジェクトではその過程を含めて、誰もが楽しめる一大エンターテインメントにしていくと語った。
さらに、ガンダムの生みの親である『機動戦士ガンダム』総監督 富野由悠季氏と、スペシャルゲストのSUGIZO氏(LUNA SEA、X JAPAN)が登場。
富野氏は実物大ガンダムがついに動くということに「アイデアを世界中から広く公募することで皆さんと新しいエンターテインメントを構築できるのが楽しみです」と熱く強い気持ちを語り、大のガンダムファンだというSUGIZO氏も「ガンダムはたくさんの人にインスピレーションを与えた作品。ガンダムの次の夢、次のエンターテインメントになるプロジェクトのキックオフに参加することができて嬉しいです」と語った。
【左】スペシャルゲストSUGIZO氏
【右】機動戦士ガンダム総監督 富野由悠季氏
【右】機動戦士ガンダム総監督 富野由悠季氏
■ 第2部は脳科学者・茂木健一郎氏をモデレーターにしたパネルディスカッション!
発表会の第2部となるパネルディスカッション「夢が現実を創り、現実がまた夢を創る」では、モデレーターとして脳科学者の茂木健一郎氏が登壇し、SUGIZO氏と宮河恭夫氏に、プロジェクトの技術監修を務める早稲田大学副総長・理工学術院教授の橋本周司氏、『機動戦士ガンダムUC』のストーリーを手がける作家・福井晴敏氏を加えた4名のパネリストを迎えて、ガンダムとロボットの未来に関するテーマを熱く語った。
なお、パネルディスカッションには富野監督もパネリストとして登壇する予定であったが、監督の最新作である『ガンダム Gのレコンギスタ』のアフレコがあるとのことで、今回はプロジェクトに向けたスピーチとなった。
ちなみに予定が被ってしまったことについては「私は現場を優先します!」と、「Gのレコンギスタ」の制作に並々ならぬ意欲を感じる頼もしい言葉があった。
パネルディスカッションと富野監督のスピーチの模様は、後日お届けするのでお楽しみに。
「ガンダム GLOBAL CHALLENGE」とは
2009年に登場した18mの実物大ガンダム立像。大地を踏みしめるその姿は、数多くの人々の心を捉え夢の可能性を表現しました。そしていま、ガンダム40周年となる2019年に向けてガンダムが、日本を、そして世界を動かします。
『夢に挑戦、ガンダムが動く、世界が動く』
世界中から叡智を集め、究極の夢に挑戦!18mのガンダムを、動かすことを目指します。壮大なる夢の実現のためにプロジェクトチームを結成し、世界中から幅広くアイデアやプランを募集しながら日本が軸となってグローバルなプロジェクトを推進していきます。
最先端の技術と世界の叡智、分野や国境を越えた人々の強く、熱い思いが「ガンダムを動かす」のです。未だかつてない、史上最高のエンターテインメントをガンダムが実現します。
「一般社団法人ガンダム GLOBAL CHALLENGE」概要
設立者: 株式会社創通、株式会社サンライズ
代表理事: 宮河恭夫(株式会社サンライズ 代表取締役社長)
本サイト: http://gundam-challenge.com/
あなたへのオススメ
編集部イチオシ
PREMIUM BANDAI
プレミアムバンダイ