東京・お台場「ダイバーシティ東京 プラザ」フェスティバル広場では、昨日3月5日(日)に、同日をもって展示終了を迎える「実物大ガンダム立像」のクロージングセレモニーが開催された。
多くの報道陣やファンが詰めかけた本セレモニーの模様を早速レポートしていこう。
まずセレモニーでは、壁面のスクリーンに実物大ガンダム立像のこれまでの歴史を振り返る映像が映し出され、続いて各関係団体の代表者から挨拶が行われた。
特に会場を沸かせたのは、株式会社サンライズ代表取締役社長の宮河恭夫氏による新プロジェクトの説明。実物大ガンダム立像「RG 1/1 RX-78-2 ガンダム Ver.GFT」に続く新プロジェクトとして、2017年秋に「実物大ユニコーンガンダム立像」が展示されることが発表されると、会場からは驚きの声や歓声とともに大きな拍手が巻き起こった。
▲株式会社サンライズ 代表取締役社長 宮河恭夫氏
宮河氏は「ユニコーンガンダム」が選ばれた理由について、「『RX-78-2 ガンダム』に続く宇宙世紀のMSであるということ、『機動戦士ガンダムUC』が非常にチャレンジングな作品であったこと」という2点を挙げ、『ガンダムUC』の劇中で度々登場する“可能性”という言葉にもなぞらえて、「宇宙に住むことの可能性、人とわかりあうことの可能性、人の持つ可能性をこの場でアピールできれば」と新プロジェクトへの意気込みを語った。
さらに、宮河氏からは4月5日(水)で営業終了となるダイバーシティ東京 プラザ7Fの「ガンダムフロント東京」に続く新施設「THE GUNDAM BASE TOKYO(ガンダムベース東京)」が2017年夏にオープンすることが明かされたほか、「RG 1/1 RX-78-2 ガンダム Ver.GFT」が来るガンダム40周年に向けた一大プロジェクト「ガンダム GLOBAL CHALLENGE」にて活用されることも明らかとなった。
▲左からダイバーシティ東京プラザ オペレーションセンター所長 上野山勉氏、TOKYO ガンダムプロジェクト2016実行委員会会長・東京港埠頭株式会社常務取締役 前田敏宣氏、株式会社バンダイナムコホールディングス 代表取締役社長 田口三昭氏、『機動戦士ガンダム』総監督 富野由悠季氏、株式会社サンライズ 代表取締役社長 宮河恭夫氏、株式会社創通 代表取締役副社長 出原隆史氏。
代表者挨拶の後には、ピアノ三重奏による『機動戦士ガンダム』のスペシャルメドレーが行われ、TVシリーズ最新作『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』で音楽を担当する横山 克氏編曲による「哀 戦士」、「めぐりあい」、「翔べ!ガンダム」の3曲が『機動戦士ガンダム』特別編集映像とともに生演奏された。
▲ピアノ:伊賀拓郎氏、バイオリン:高橋和葉氏、チェロ:古川淑恵氏
▲特別編集映像とともにピアノ三重奏を披露!
最後に『機動戦士ガンダム』総監督の富野由悠季氏が登壇し、締めくくりの挨拶が行われた。
富野監督は実物大ガンダム立像について、「いちSFアニメ作品から生まれたキャラクターが実際にこういう形で立ってこられたのは、ここにいる皆さんの力によるものだ」と述べ、これまで作品を愛してくれたファンに対して感謝の意を表した。さらに、新プロジェクトへも言及しつつ「ここにいる若い方たちに、立像から刺激を受けてもらって、もっと素晴らしいものを作ってもらえたらとても嬉しいと思います」と今後への期待を語りつつ、「皆さんの力がなければこういうものは作れません。今後ともご声援をよろしくお願いいたします」と締めくくった。
▲『機動戦士ガンダム』総監督 富野由悠季氏
2017年夏の「THE GUNDAM BASE TOKYO」オープン、秋の「実物大ユニコーンガンダム立像」設置、そして2019年に向けた一大プロジェクト「ガンダム GLOBAL CHALLENGE」と、今後も最新ガンダム情報に注目していこう。
(ガンダムインフォ編集部)
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