バンダイが主催するガンプラ作りの世界一を決めるコンテスト「ガンプラビルダーズワールドカップ 2014」(以下 GBWC2014)の世界大会決勝戦が、12月21日(日)に東京・お台場の「ガンダムフロント東京」で開催された。
会場には、世界13の国と地域で代表決定戦を勝ち抜いた、ジュニアコース11作品とオープンコース13作品の計24作品が製作者とともに集結。毎回おなじみとなった、バンダイホビー事業部 川口克己氏と、声優の池澤春菜さん司会のもと、まずは株式会社バンダイ代表取締役社長 兼 チーフ・ガンダム・オフィサー 上野和典氏より挨拶があり、「開催を重ねるごとにガンプラファンのみなさんにとっても、もちろん私たちバンダイにとっても、非常に意義深い大会にますますなっていると思います。世界観の解釈であったり、技術的な部分でも大変クオリティが高いのでハイレベルな戦いになると思います」と第4回大会に応募された作品についての感想が述べられた。
また、好評放送中の『ガンダムビルドファイターズトライ』についても触れ、「作中のように、世界中の皆さんが楽しんでガンプラを創っていただけることを、バンダイの社員一同願っております」と、全世界のガンプラビルダーへコメントを送った。
▲株式会社バンダイ代表取締役社長 兼 チーフ・ガンダム・オフィサー 上野和典氏
さらに、スペシャルゲストとして、ファッションモデルやタレントとして幅広く活躍中のマギーさんが登場。ガンダムおよびガンプラについて問われたマギーさんは、「ガンダム自体は日本でも海外でも人気なのでもちろん知っています。私自身はガンプラを作ったことがないのですが、弟が小さい頃、お父さんと家で2人で作っていました」とコメント。
今回の大会ついては、「13の国と地域からひとつの場所に作品が集まってくるなんて、ガンダム、ガンプラの魅力ってすごいんだなと改めて感じました。じっくり見させていただいたんですが、今にも動き出しそうなくらい精密で、おうちに持って帰ってずっと見ていたいと思いました」とその感想を語った。
▲艶やかな着物に身を包んで登場したマギーさん。
そしていよいよ、第4回大会となる「GBWC2014」のジュニアコースとオープンコースそれぞれの入賞作品が発表された。「貝印株式会社」、「株式会社セブン-イレブンジャパン」、「三井住友カード株式会社」の協賛3社より贈られた特別賞とともに、早速紹介していこう。
■ ジュニアコース( 14歳以下)
【第3位】Kyrios Assault(キュリオス アサルト)
製作者:Warakorn Kaewmart(ワラコーン カエウマート) / タイ
製作者からのコメント:とても幸せです。
製作者:Warakorn Kaewmart(ワラコーン カエウマート) / タイ
製作者からのコメント:とても幸せです。
【第2位】A War Inside of Al(アルの中の戦争)
製作者:May Hata(畑 めい) / 日本
製作者からのコメント:嬉しすぎて言葉にならないです。
製作者:May Hata(畑 めい) / 日本
製作者からのコメント:嬉しすぎて言葉にならないです。
【チャンピオン(第1位)】The Innocence of Childhood(イノセンス・オブ・チャイルドフッド)
製作者:Ji Hoon,An(アン・ジフン) / 韓国
製作者からのコメント:ありがとうございます。
製作者:Ji Hoon,An(アン・ジフン) / 韓国
製作者からのコメント:ありがとうございます。
「全部の作品を見終わった後に初めて“ジュニアコース”だと気付いたくらい、オープンコースとの技術の差、作品の差もなくなってきているかなと思います。
こちらにいらっしゃる皆さんが今度オープンコースに参加されるときに、どれほど凄い作品を作ってこられるのか、楽しみにしております」
(バンダイ ホビー事業部 馬場俊明)
■オープンコース(15歳以上)
【第3位】Reborn(リボーン)
製作者:Lin Zih-Ciao(リン ズ チャオ) / 台湾
製作者からのコメント:
今回賞を獲ることが全然想像できませんでした。だから今回頂いた賞を、私の妻に差し上げたいと思います。
製作者:Lin Zih-Ciao(リン ズ チャオ) / 台湾
製作者からのコメント:
今回賞を獲ることが全然想像できませんでした。だから今回頂いた賞を、私の妻に差し上げたいと思います。
【第2位】The Sky Soaring Qilin -BYARLANT CUSTOM 02 PROTOTYPE MOBILE SUIT-
(天翔ける麒麟 ~バイアランカスタム試作2号機~)
製作者:Yoshihisa Miki(三久義久) / 日本
製作者からのコメント:
自分のやりたいことをすべてやった作品ではありましたが、ここまで高みに押し上げていただいたのは、Twitter等で交流させていただいている皆さん、ガンプラEXPOで投票してくださった皆さん、家族の支え、ファイナリストの仲間、関わってくださった皆さんのすべての応援のおかげで、天高く“天翔け”させていただいたものと、感謝しております。
(天翔ける麒麟 ~バイアランカスタム試作2号機~)
製作者:Yoshihisa Miki(三久義久) / 日本
製作者からのコメント:
自分のやりたいことをすべてやった作品ではありましたが、ここまで高みに押し上げていただいたのは、Twitter等で交流させていただいている皆さん、ガンプラEXPOで投票してくださった皆さん、家族の支え、ファイナリストの仲間、関わってくださった皆さんのすべての応援のおかげで、天高く“天翔け”させていただいたものと、感謝しております。
【チャンピオン(第1位)】Invaders Found(インベーダーズ ファウンド)
製作者:Andy Wong(アンディ ウォン) / マレーシア
製作者からのコメント:
まずはバンダイ、そして皆さんに感謝の言葉を述べさせていただきたいと思います。またそれとともに、マレーシアのガンプラモデラーファン、モデラー含め、皆さんにも感謝の気持ちをこの場で伝えたいと思います。
製作者:Andy Wong(アンディ ウォン) / マレーシア
製作者からのコメント:
まずはバンダイ、そして皆さんに感謝の言葉を述べさせていただきたいと思います。またそれとともに、マレーシアのガンプラモデラーファン、モデラー含め、皆さんにも感謝の気持ちをこの場で伝えたいと思います。
「非常に今回も頭を悩ませたコンテストでした。まさに、“ガンプラには無限の可能性がある”というのが、チャンピオンの作品ではないでしょうか。ジオンのパーツを使いながらも、自分なりのオリジナリティを加えて新しい世界観を創造したというところが非常に深く評価されたと思います。残念ながら賞に漏れてしまった方も、非常に僅差でした。作品を観て、良いアイデアを貰った場だと思っております。私もいいアイデアが浮かびましたので、今から帰ってガンプラを作りたいと思います。」
(ホビージャパン編集部 岡村征爾)
「毎年審査に参加させていただいているのですが、今年は特に悩みました。毎年1年ごとに、作品のレベルが上がっているなぁということを痛感させられた年でした。
その中でも受賞3作品については、私はどれを1位に挙げても問題ないんじゃないか、という位に点差も拮抗した審査だったんですが、1位になられた作品については、独創性、ガンプラの枠に囚われない柔軟なアイデア。また、目に最初に飛び込んできたのが機体表面に描かれた“自衛隊”で、宇宙世紀の日本にはこういう自衛隊がいるのかな、と想像させられて、非常に楽しい作品でした。」
(電撃ホビーマガジン編集部 木村 学)
「今回は例年よりもバラエティ豊かな作品が多かったので、単純な工作技術とか塗装技術だけでは評価しきれない作品ばかりで、頭を悩ませました。しかし、上位入賞作品については、どれも納得のクオリティのものになっていると思います。」
(モデルグラフィックス編集部 古屋智康)
■協賛企業による特別賞
【貝印クロスフィット賞】Kyojinn Astray(キョジン アストレイ)
製作者:Zachary Bryan Chan(ザッカリー ブライアン チャン) / シンガポール
貝印株式会社からのコメント:
貝印の刃物のルーツである“日本の刀”を装備させ、そして非常にクオリティの高い作品であったため選ばせて頂きました。
製作者:Zachary Bryan Chan(ザッカリー ブライアン チャン) / シンガポール
貝印株式会社からのコメント:
貝印の刃物のルーツである“日本の刀”を装備させ、そして非常にクオリティの高い作品であったため選ばせて頂きました。
【セブン-イレブン賞】A War Inside of Al(アルの中の戦争)
製作者:May Hata(畑 めい) / 日本
株式会社セブン-イレブンジャパンからのコメント:
斬新なアイデアに惹かれたということと、枠に捕らわれず挑戦し続ける姿勢が、弊社の企業ポリシーに合っているためです。 ※ジュニアコース2位と同作品です。
製作者:May Hata(畑 めい) / 日本
株式会社セブン-イレブンジャパンからのコメント:
斬新なアイデアに惹かれたということと、枠に捕らわれず挑戦し続ける姿勢が、弊社の企業ポリシーに合っているためです。 ※ジュニアコース2位と同作品です。
【ガンダムVISAカード賞】
The Sky Soaring Qilin -BYARLANT CUSTOM 02 PROTOTYPE MOBILE SUIT-(天翔ける麒麟 ~バイアランカスタム試作2号機~)
製作者:Yoshihisa Miki(三久義久) / 日本
三井住友カード株式会社からのコメント:
弊社のコーポレートカラーである緑と合致しており、技術力をみても非常に高かったため選ばせて頂きました。 ※オープンコース2位と同作品です。
The Sky Soaring Qilin -BYARLANT CUSTOM 02 PROTOTYPE MOBILE SUIT-(天翔ける麒麟 ~バイアランカスタム試作2号機~)
製作者:Yoshihisa Miki(三久義久) / 日本
三井住友カード株式会社からのコメント:
弊社のコーポレートカラーである緑と合致しており、技術力をみても非常に高かったため選ばせて頂きました。 ※オープンコース2位と同作品です。
開催4回目となる今回の「GBWC2014」は、高い製作技術や塗装技術はもちろんのこと、作品に込められたオリジナリティや独自の世界観が求められる、非常にハイレベルなコンテストとなった。
さらに、表彰式の最後には、記念すべき「ガンプラ35周年」を迎える2015年にも「ガンプラビルダーズワールドカップ2015」が開催されることも発表された。ぜひとも今年出品された作品たちをじっくりとチェックして、来年エントリーする作品のアイデアを今から練っておこう。
▲左より上野和典氏、池澤春菜さん、Ji Hoon,An氏、Andy Wong氏、マギーさん、川口名人。
なお、当日ライブ配信された映像は、現在「GBWC2014」公式サイトで観ることができるので、ぜひともチェックしてみよう。
■「ガンダムフロント東京」にて「GBWC2014 世界代表作品展示」実施中!
世界大会の会場にもなった、東京・お台場にて営業中の「ガンダムフロント東京」では、世界大会へと出場を果たした各国の代表作品の展示が、2015年1月7日(水)までの期間限定で実施されている。
また、同施設内のミュージアムスペースにて開催中の「機動戦士ガンダム35周年展」では、12月19日(金)に展示内容の変更が行われ、『ガンダム Gのレコンギスタ』より、本邦初公開となる「1/10 ガンダム G-セルフ」や、同作品に参加するクリエイターである安田 朗氏や形部一平氏のインタビュー、数々の設定資料が展示されている。
ぜひともこの機会に「ガンダムフロント東京」へ遊びに行ってみよう。
▲好評放送中の『ガンダム Gのレコンギスタ』関連展示は必見だ!
▲2015年2月28日(土)よりイベント上映がスタートする『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の告知も!
(ガンダムインフォ編集部)
関連サイト
あなたへのオススメ
編集部イチオシ
PREMIUM BANDAI
プレミアムバンダイ