世界13ヶ国で開催中のバンダイ公式ガンプラ作品コンテスト「ガンプラビルダーズワールドカップ2012」の世界一決定戦が、12月23日(日)に東京・お台場「ガンダムフロント東京」にて開催された。
イベントでは、世界13ヶ国での予選大会での優勝作品とその製作者が勢揃い。果たしてどの作品が世界一の栄冠を手にするのか、誰もが固唾を呑んで見守る中で行われた。
まずは、日本決勝大会でも司会を務めた、川口名人ことバンダイの川口克己氏と、ガンプラビルダーとしても有名な声優の池澤春菜さんが司会者として登壇。
続いて主催者を代表し、株式会社バンダイ代表取締役社長・チーフガンダムオフィサーの上野和典氏による挨拶が行われ、各国より来場した参加者へのお礼とともに、技術力だけでなくアイデアに溢れた作品への賞賛が贈られ大会はスタート。
今回、審査員を務めたのは、電撃ホビーマガジン編集長 安蒜利明氏、モデルグラフィックス副編集長 髙久裕輝氏、ホビージャパン編集長 谷村康弘氏、バンダイホビー事業部 岸山博文氏。そしてスペシャルプレゼンターとしてメカデザイナー・大河原邦男氏が登場した。
第2回にしてついに日本で開催された世界一決定戦。果たしてチャンピオンの栄冠に輝くのは!?それでは決定戦の結果を、作品の写真とともにレポートしていこう。
【ジュニアコース( 14歳以下)】
▼第3位
作品名:「Jasta Special Operation」 製作者:Krit somabha (タイ)
「今回、このような素晴らしい作品の中で賞をいただけましたこと、非常に嬉しく思っております。」(Krit somabha)
「大変クオリティも高く、『機動戦士ガンダムUC』の場面の再現度もとっても高い。ただ、せっかくのジュニア部門なのでもっと 楽しさの 伝わってくる作品であれば1位になれたのではと思います」(安蒜)
「今回、このような素晴らしい作品の中で賞をいただけましたこと、非常に嬉しく思っております。」(Krit somabha)
「大変クオリティも高く、『機動戦士ガンダムUC』の場面の再現度もとっても高い。ただ、せっかくのジュニア部門なのでもっと 楽しさの 伝わってくる作品であれば1位になれたのではと思います」(安蒜)
▼第2位
作品名:「SAVING GUNDAM BASE」 製作者:VINCENT HUI (香港)
「とても嬉しく思います。ガンダムは私の趣味で、これからも頑張りたいと思っています」(VINCENT HUI)
「ガンダムだけでなく、ガンダムと人間、車両が同じシーンの中にいるという場面が、高低差をつけることで非常に緊張感のある作品に仕上がっています」(高久)
「とても嬉しく思います。ガンダムは私の趣味で、これからも頑張りたいと思っています」(VINCENT HUI)
「ガンダムだけでなく、ガンダムと人間、車両が同じシーンの中にいるという場面が、高低差をつけることで非常に緊張感のある作品に仕上がっています」(高久)
▼チャンピオン(第1位)
作品名:「Kabuki」 製作者:Allen Febrianto
(タイ)
「非常に受賞を嬉しく思っております。これまで一所懸命ガンプラ作りに励んできた結果だと思っています」(Allen Febrianto)
「工作も塗装も、アイデアにおいてもすべて抜群のクオリティで、顔の部分に施された歌舞伎の隈取なども面白く、いつプロモデラーとしてデビューしてもおかしくないなと思いました」(谷村)
「非常に受賞を嬉しく思っております。これまで一所懸命ガンプラ作りに励んできた結果だと思っています」(Allen Febrianto)
「工作も塗装も、アイデアにおいてもすべて抜群のクオリティで、顔の部分に施された歌舞伎の隈取なども面白く、いつプロモデラーとしてデビューしてもおかしくないなと思いました」(谷村)
【オープンコース(15歳以上)】
▼第3位
作品名:「The ZAKU(RETURN of the J.RIDDEN)」 製作者:KO KWON CHUL (韓国)
「あんまり期待していなかったんですが(笑)、3位になってよかったです」(KO KWON CHUL)
「ジュニア部門でのコメントと似てしまうのですが、“楽しさ”が足りなかったかなと思います。バンダイさんも“楽しく”作って欲しいといっておられますし、もう少し自由に作って頂ければもっといい賞になるのではと思います」( 安蒜)
「あんまり期待していなかったんですが(笑)、3位になってよかったです」(KO KWON CHUL)
「ジュニア部門でのコメントと似てしまうのですが、“楽しさ”が足りなかったかなと思います。バンダイさんも“楽しく”作って欲しいといっておられますし、もう少し自由に作って頂ければもっといい賞になるのではと思います」( 安蒜)
▼第2位
作品名:「1/100 AGE Titusl」 製作者:Aristeo Lamig Saavedra Jr. (フィリピン)
「受賞者本人が今日来られなかったので、彼の代わりに何か言葉をと思ったんですが、言葉も発せられないくらい嬉しいです」(Aristeo Lamig Saavedra Jr.氏のご友人)
「ガンダムの枠を一度ぶっ壊して、自分の中で“カッコいいメカ”ってなんだろうなぁと思ったものを作るという、ガンプラの表現の中の新しい楽しみ方として提示した作品だと思います。僕の中の“ガンプラはこうだ”という意識を少なからず壊してくれた作品です」(高久)
「受賞者本人が今日来られなかったので、彼の代わりに何か言葉をと思ったんですが、言葉も発せられないくらい嬉しいです」(Aristeo Lamig Saavedra Jr.氏のご友人)
「ガンダムの枠を一度ぶっ壊して、自分の中で“カッコいいメカ”ってなんだろうなぁと思ったものを作るという、ガンプラの表現の中の新しい楽しみ方として提示した作品だと思います。僕の中の“ガンプラはこうだ”という意識を少なからず壊してくれた作品です」(高久)
▼チャンピオン(第1位)
作品名:「PROJECT GWEN-REZEL FA+FW」 製作者:NG EDY (香港)
「今回このような形で受賞させて頂きまして非常に光栄です。ありがとうございました」(NG EDY)
「リゼルをベースに最近流行のパーツをとことん盛るという作品ですが、これだけパーツを盛っているにも関わらず、どの角度から見ても造形に破綻がない。細かく計算されている色々な意味でバランスの良い、世界チャンピオンに相応しい作品だと思います」(谷村)
「今回このような形で受賞させて頂きまして非常に光栄です。ありがとうございました」(NG EDY)
「リゼルをベースに最近流行のパーツをとことん盛るという作品ですが、これだけパーツを盛っているにも関わらず、どの角度から見ても造形に破綻がない。細かく計算されている色々な意味でバランスの良い、世界チャンピオンに相応しい作品だと思います」(谷村)
最後に大河原邦男氏より、「受賞された皆様おめでとうございます。かなりタイトなスケジュールの中で生まれた“ガンダム”というデザインが、ここまで長くいろんな人々に愛されるとは思ってもみませんでした。ガンダム制作にあたり、関わった多くのスタッフを代表して、皆様にお礼申し上げたいと思います」と受賞者へ向けた賛辞と、大会参加者への感謝の言葉が送られた。
そして、来年の2013年にも「ガンプラビルダーズワールドカップ」が開催されることも発表された。今回賞を逃した人、まだ応募したことの無い人も、ガンプラの世界大会にぜひとも挑戦してみよう!
▲左より川口克己氏、上野和典氏、
VINCENT HUI氏、Aristeo Lamig Saavedra Jr.氏のご友人、NG EDY氏、Allen Febrianto氏、KO KWON CHUL氏、
Krit somabha氏、大河原邦男氏。
なお、当日ライブ配信された映像は、現在「ガンプラビルダーズワールドカップ2012」公式サイトにて観ることができるので、ぜひともチェックしよう!
(本文中一部敬称略)
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