なんと「電撃ホビーマガジン」編集者がリレー方式で、9月号の付録であるMGガンダムVer.2.0用の特大シールセットの楽しみ方を伝授。まずは編集長自らインプレッションだ!
早いもので、最初のマスターグレードガンダムが発売されてから、13年も経ってしまったのですね…。マスターグレードのことになると決まって私が話すのが「究極のガンプラを作る」という企画。1994年秋…まだ、ホビージャパン在籍中にバンダイの川口名人と始めた連載企画で、人気コミック『美味しんぼ』からちゃっかり拝借して(笑)命名したコーナー。その年は『機動武闘伝Gガンダム』でガンプラも久しぶりに盛り上がっていた頃ではありましたが、相変わらず模型誌でのガンプラ作例記事は、元のキットをそのまま作って紹介することはほとんどなく、脚を伸ばしたり、顔を変えたり等々と、おおよそシロウトが簡単には作れないハイポテンシャルな作品ばかりが誌面を賑わしていました。
それゆえに川口さんから持ち込まれた新製品の企画は、当時の作例記事のように大改造をしなくても完成品が得られるようなキットで、しかもマニアから多くのガンダムファンまで納得できるガンプラを開発していこうという意欲的なものでした。そして、こういったガンプラの開発でバンダイがプロのモデラーを本格的にしかも公に起用したのは初めてだったはずです。
そのモデラーというのがMAX渡辺さん。彼とその造形集団=マックスファクトリーは当時、ガレージキットメーカーとしてはホビージャパンなど専門誌を中心に有名な存在で、とりわけロボット物に関しての造形には定評があり、本企画にはうってつけの人選でした。企画スタートに際しては、川口名人、大河原邦男先生、MAX渡辺さんという豪華メンバーを集めて座談会を開き本企画の期待感をユーザーに伝えました。同時に読者の意見を取り入れつつ、マックスファクトリーによる試作原型やCADデータ等々、開発の途中段階を見せていくといった、今ではごくごく当たり前になっている模型雑誌の定番の記事展開がそこで確立したと言っていいでしょう。私自らもキットレビューをして、大胆にもバンダイさんに対して提案したこともありました。結果、そういった意見がキットにフィードバックされ、さらにマスターグレードは発展していったのです。
さて、今回発売になるファーストガンダムのVer.2.0は待ちに待ったアイテムです。とにかくザクよりも早くVer.2.0は開発・発売されるものだと思っていましたからね。早速テストショットをいただいて組んでみました。時間の流れを感じますねぇ…。ここ最近のアイテムもストレートでいくつか組んではいましたが、そのストレスを感じさせない組み立てやすさはさらに進化していますし、未塗装でもここまで見栄えがするようになったパーツ分割は素晴らしいと思います。本キットを集大成と見る向きもありますが、マスターグレードは常に進化していくシリーズですから、また10年後が楽しみですね。
私は今回9月号の付録シールを貼り、全体のツヤをGSIクレオス製の「トップコートつや消し」で整えています。塗装はしていません。あとは水彩色エンピツで全体にエッジを中心に軽くタッチを入れてメリハリをつけています。自分で撮ったんですが、あんまり上手く写っていませんね(汗)。それと、目を間違って緑で塗ってしまいました(大汗)。皆さんは本誌の工作ガイドを見てよりグレードアップさせたガンダムを楽しんでみてください。
↑手前が今回のVer.2.0.その後ろが手前からVer.One Year War、Ver.Ka
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↑作業中!
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↑とりあえず完成!
いいかげんな撮影で申し訳ない(汗) |
私は今回9月号の付録シールを貼り、全体のツヤをGSIクレオス製の「トップコートつや消し」で整えています。塗装はしていません。あとは水彩色エンピツで全体にエッジを中心に軽くタッチを入れてメリハリをつけています。自分で撮ったんですが、あんまり上手く写っていませんね(汗)。それと、目を間違って緑で塗ってしまいました(大汗)。皆さんは本誌の工作ガイドを見てよりグレードアップさせたガンダムを楽しんでみてください。
電撃ホビーマガジン編集長 佐藤忠博
電撃ホビーマガジン9月号
発売日:2008年7月25日特別定価:990円(税込) 表紙:RX-78-2 ガンダム Ver.2.0 (1/100 バンダイ)/岩田トシオ 特別付録 本誌同サイズ ガンダムマーキングシール |
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