BANDAI SPIRITSが主催する公式ガンプラ世界大会「ガンプラビルダーズワールドカップ 10thトーナメント」(GBWC)の世界一を決める「世界大会決勝戦表彰式」が、12月17日(土)にオンラインで開催された。
表彰式の司会進行は、京極雅美さんと、『SDガンダムワールド ヒーローズ』のサージェントヴェルデバスターガンダム役などを務めるマックスウェル・パワーズさんが担当。川口名人としておなじみのBANDAI SPIRITSホビーディビジョンの川口克己さんはリモートでの参加となった。
本大会は3年ぶり10回目となる今回は3コース制で開催され、U-14コースより12作品、U-20コースとOVER-21コースより各15作品の計42作品がファイナリストとして世界大会決勝戦に進出した。
各作品を審査した川口名人は、「3年ぶりの開催をということで、みなさん気合が入った、レベルの高い大会になったと思います。また、ガンダム作品への理解度が高い作品も多かったです」と本大会の熱量について感想を述べた。
それでは、各受賞作と審査員コメントに加えて、表彰式終了後に実施された優勝者インタビューの内容を紹介していこう。
表彰式の司会進行は、京極雅美さんと、『SDガンダムワールド ヒーローズ』のサージェントヴェルデバスターガンダム役などを務めるマックスウェル・パワーズさんが担当。川口名人としておなじみのBANDAI SPIRITSホビーディビジョンの川口克己さんはリモートでの参加となった。
本大会は3年ぶり10回目となる今回は3コース制で開催され、U-14コースより12作品、U-20コースとOVER-21コースより各15作品の計42作品がファイナリストとして世界大会決勝戦に進出した。
各作品を審査した川口名人は、「3年ぶりの開催をということで、みなさん気合が入った、レベルの高い大会になったと思います。また、ガンダム作品への理解度が高い作品も多かったです」と本大会の熱量について感想を述べた。
それでは、各受賞作と審査員コメントに加えて、表彰式終了後に実施された優勝者インタビューの内容を紹介していこう。
U-14コース
<第3位>
作品名:Deamon Hunter
作者名:Lilvalacor
エリア:インドネシア
【審査員コメント】
「HG 戦国アストレイ頑駄無」「BB戦士 呂布トールギス」「HG 風雲再起」の3つのキットを使ったとは思えないほどまとまりの良い作品だった。それぞれのキットは、本来ディテールの味付けが異なっているが、メインの「BB戦士 呂布トールギス」のディティールにあわせてデザインされていたのが素晴らしかった。
作品名:Deamon Hunter
作者名:Lilvalacor
エリア:インドネシア
【審査員コメント】
「HG 戦国アストレイ頑駄無」「BB戦士 呂布トールギス」「HG 風雲再起」の3つのキットを使ったとは思えないほどまとまりの良い作品だった。それぞれのキットは、本来ディテールの味付けが異なっているが、メインの「BB戦士 呂布トールギス」のディティールにあわせてデザインされていたのが素晴らしかった。
<第2位>
作品名:Siegrune - The Nobel Crusader
作者名:JOVEN TEH
エリア:マレーシア
【審査員コメント】
きれいなシルバーの塗装と大理石風の塗装、そして彩度を抑えた赤が非常にマッチしており、ビルダーがイメージした”高貴な女性戦士”をうまく表現できていたと思う。ベースとそれを支える支柱にこだわると、より上を目指せるのではないかと思う。
作品名:Siegrune - The Nobel Crusader
作者名:JOVEN TEH
エリア:マレーシア
【審査員コメント】
きれいなシルバーの塗装と大理石風の塗装、そして彩度を抑えた赤が非常にマッチしており、ビルダーがイメージした”高貴な女性戦士”をうまく表現できていたと思う。ベースとそれを支える支柱にこだわると、より上を目指せるのではないかと思う。
<第1位>
作品名:Trails of New Type
作者名:Liu HaoWen
エリア:中国内地
【審査員コメント】
複数体の完成品が融合した、見ごたえのある作品。1体1体の工作と塗装が丁寧に作られていたこと、複数体を見せるアイデアが見事だった。
作品名:Trails of New Type
作者名:Liu HaoWen
エリア:中国内地
【審査員コメント】
複数体の完成品が融合した、見ごたえのある作品。1体1体の工作と塗装が丁寧に作られていたこと、複数体を見せるアイデアが見事だった。
U-20コース
<第3位>
作品名:The spirit of Zeon
作者名:FAグリーン
エリア:日本
【審査員コメント】
さまざまなパーツを組み合わせてノイエジールのようなシルエットの大型MAを作っているところに、造形のセンスを感じた。また、塗装表現も重量感のある仕上がりとなっており、まさにジオンの精神が具現化したようなMAになったと思う。
作品名:The spirit of Zeon
作者名:FAグリーン
エリア:日本
【審査員コメント】
さまざまなパーツを組み合わせてノイエジールのようなシルエットの大型MAを作っているところに、造形のセンスを感じた。また、塗装表現も重量感のある仕上がりとなっており、まさにジオンの精神が具現化したようなMAになったと思う。
<第2位>
作品名:Big-game Hunter
作者名:Phum Pimpipat
エリア:タイ
【審査員コメント】
コメントの中に「『MG ガンダムAGE-2』が過小評価されているのではないか」というコメントがあったが、まさにキットの良さをうまく表現できていると感じた。「MG ガンダムAGE-2」は背中がシンプルなキットだが、ブースターを追加することで独自性を出していることが高評価につながった。
作品名:Big-game Hunter
作者名:Phum Pimpipat
エリア:タイ
【審査員コメント】
コメントの中に「『MG ガンダムAGE-2』が過小評価されているのではないか」というコメントがあったが、まさにキットの良さをうまく表現できていると感じた。「MG ガンダムAGE-2」は背中がシンプルなキットだが、ブースターを追加することで独自性を出していることが高評価につながった。
<第1位>
作品名:- THE LAST ZEON -
作者名:Feng ZheKai
エリア:中国内地
【審査員コメント】
「HG ネオジオング」をベースに作られている本作品は、写真から迫力が伝わりにくいが、大きなキットにも関わらず、大変丁寧な工作技術が見て取れる。さらに、実際の大きさ、スケールを感じさせるような塗装が施されていることが、チャンピオン受賞の決め手になった。
作品名:- THE LAST ZEON -
作者名:Feng ZheKai
エリア:中国内地
【審査員コメント】
「HG ネオジオング」をベースに作られている本作品は、写真から迫力が伝わりにくいが、大きなキットにも関わらず、大変丁寧な工作技術が見て取れる。さらに、実際の大きさ、スケールを感じさせるような塗装が施されていることが、チャンピオン受賞の決め手になった。
OVER-21コース
<第3位>
作品名:GEX001 - GUNDAM DEUS EX MACHINA -
作者名:HAN HOYONG
エリア:韓国
【審査員コメント】
さまざまなキットのパーツを使って1体の作品を作り上げる手法を使っている。この作品はイージスガンダム2体を背負う大胆な作りになっているが、その重量を支える下半身の作りも見事。また、胸に変形途中のΖガンダムの採用するなど、アイデアも素晴らしかった。
作品名:GEX001 - GUNDAM DEUS EX MACHINA -
作者名:HAN HOYONG
エリア:韓国
【審査員コメント】
さまざまなキットのパーツを使って1体の作品を作り上げる手法を使っている。この作品はイージスガンダム2体を背負う大胆な作りになっているが、その重量を支える下半身の作りも見事。また、胸に変形途中のΖガンダムの採用するなど、アイデアも素晴らしかった。
<第2位>
作品名:理想を現実にする力
作者名:凛パパ
エリア:日本
【審査員コメント】
「あらゆる角度からみて楽しめる作品」というビルダーのコメントがあったように、隙がない作品。とくにビビットなピンクの発色が非常によく出ている。本体の完成度もさることながら、スクラッチで作成されたベースもお見事。さらに上を目指すなら、ジオラマの大きさを調整する、電飾を採用するなど、MSを主役に据えるような構図にすると良いのではないかと思う。
作品名:理想を現実にする力
作者名:凛パパ
エリア:日本
【審査員コメント】
「あらゆる角度からみて楽しめる作品」というビルダーのコメントがあったように、隙がない作品。とくにビビットなピンクの発色が非常によく出ている。本体の完成度もさることながら、スクラッチで作成されたベースもお見事。さらに上を目指すなら、ジオラマの大きさを調整する、電飾を採用するなど、MSを主役に据えるような構図にすると良いのではないかと思う。
<第1位>
作品名:Fragments of a Star
作者名:manson ng
エリア:香港特別行政区
【審査員コメント】
ゲルググが主役ではあるが、背後にエルメスの装甲の一部が残骸のように配置されている。全体から醸し出される世界観、ストーリーが非常に伝わってくる作品。まさに見入ってしまうという言葉がふさわしい。
作品名:Fragments of a Star
作者名:manson ng
エリア:香港特別行政区
【審査員コメント】
ゲルググが主役ではあるが、背後にエルメスの装甲の一部が残骸のように配置されている。全体から醸し出される世界観、ストーリーが非常に伝わってくる作品。まさに見入ってしまうという言葉がふさわしい。
表彰式の最後には、川口名人から総評として「今年も素晴らしい作品が世界各エリアから応募がありました。来年は第11回大会を実施することが決定しており、来年の11回大会に向けて、スタートはすでに切られています。入賞者の作品はWebでも公開されるので、その作品を見て『自分ならこうする』といった発見や気づきがあると思うので、この機会に他の人の作品を見る目を養ってほしい」と参加者、そして本大会を目指すビルダーたちにエールが贈られ、「ガンプラビルダーズワールドカップ 10thトーナメント」は大盛況のうちに幕を下ろした。
なお、次回大会となる第11回大会の詳細は後日発表予定となっているので、続報をお楽しみに。
このほか、世界大会決勝戦の様子はBANDAI SPIRITS公式 YouTube チャンネルにてアーカイブ配信中となっているので、ぜひチェックしておこう。
なお、次回大会となる第11回大会の詳細は後日発表予定となっているので、続報をお楽しみに。
このほか、世界大会決勝戦の様子はBANDAI SPIRITS公式 YouTube チャンネルにてアーカイブ配信中となっているので、ぜひチェックしておこう。
優勝者インタビュー
Q.各作品のテーマを教えてください。
・Liu HaoWenさん(U-14クラス優勝)
“ニュータイプ”を巡るストーリーの豊かさを、全体のテーマに製作しました。
・Feng ZheKai(U-20クラス優勝)
スケールの大きい作品の中で、複雑な形をしたパーツを何種類も組み合わせつつも、一体感を出すという点を製作の軸にしました。
・manson ng(OVER-20クラス優勝)
今回の作品は、“失われた愛”です。『機動戦士ガンダム』の中で、ララァ・スンを失ったシャア・アズナブルの心情を表現できればと思いました。
Q.各作品のこだわりのポイントを教えてください。
・Liu HaoWenさん(U-14クラス優勝)
こだわったポイントは爆発の効果のところで、特に力をいれました。また、塗装のときは影の効果を出すように意識しました。
・Feng ZheKai(U-20クラス優勝)
上半身の部分に手作りのパーツをいくつも使用しました。また、それぞれパーツをどのように違和感なく組み合わせ、塗装するのかという点にもこだわっています。
・manson ng(OVER-20クラス優勝)
背景に緑色のエルメスの残骸を配置することで、「ゲルググ」の赤色がより映えるようなコントラストをつくることを意識しました。また、全体を1本の支柱で支えているので、バランスの調整にも苦労しました。
Q.ガンプラの製作歴と今回の作品の製作期間をおしえてください。
・Liu HaoWenさん(U-14クラス優勝)
8歳くらいの頃に父の影響でガンプラの製作をはじめました。
今大会へも父の誘いで、初めての出場でした。
・Feng ZheKai(U-20クラス優勝)
ガンプラの製作をはじめたのは4年前になります。
今回の作品は約1年間で製作しました。
・manson ng(OVER-20クラス優勝)
プラモデルの製作歴は40年以上になります。
今回の作品は4年前から製作していました。しかし、コロナの影響もあり、なかなか作品を披露する機会がなかったのですが、3年ぶりにGBWCが開催されるということで、出場しました。
・Liu HaoWenさん(U-14クラス優勝)
“ニュータイプ”を巡るストーリーの豊かさを、全体のテーマに製作しました。
・Feng ZheKai(U-20クラス優勝)
スケールの大きい作品の中で、複雑な形をしたパーツを何種類も組み合わせつつも、一体感を出すという点を製作の軸にしました。
・manson ng(OVER-20クラス優勝)
今回の作品は、“失われた愛”です。『機動戦士ガンダム』の中で、ララァ・スンを失ったシャア・アズナブルの心情を表現できればと思いました。
Q.各作品のこだわりのポイントを教えてください。
・Liu HaoWenさん(U-14クラス優勝)
こだわったポイントは爆発の効果のところで、特に力をいれました。また、塗装のときは影の効果を出すように意識しました。
・Feng ZheKai(U-20クラス優勝)
上半身の部分に手作りのパーツをいくつも使用しました。また、それぞれパーツをどのように違和感なく組み合わせ、塗装するのかという点にもこだわっています。
・manson ng(OVER-20クラス優勝)
背景に緑色のエルメスの残骸を配置することで、「ゲルググ」の赤色がより映えるようなコントラストをつくることを意識しました。また、全体を1本の支柱で支えているので、バランスの調整にも苦労しました。
Q.ガンプラの製作歴と今回の作品の製作期間をおしえてください。
・Liu HaoWenさん(U-14クラス優勝)
8歳くらいの頃に父の影響でガンプラの製作をはじめました。
今大会へも父の誘いで、初めての出場でした。
・Feng ZheKai(U-20クラス優勝)
ガンプラの製作をはじめたのは4年前になります。
今回の作品は約1年間で製作しました。
・manson ng(OVER-20クラス優勝)
プラモデルの製作歴は40年以上になります。
今回の作品は4年前から製作していました。しかし、コロナの影響もあり、なかなか作品を披露する機会がなかったのですが、3年ぶりにGBWCが開催されるということで、出場しました。
(ガンダムインフォ編集部)
世界大会決勝戦 アーカイブ配信中!
「ガンプラビルダーズワールドカップ 10thトーナメント」開催概要
■世界大会決勝
日程:2022年12月17日(土)
日程:2022年12月17日(土)
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