『ガンダムビルドリアル』は、2020年のガンプラ40周年の記念プロジェクト「GUNPLA LINK PROJECT」の一環で、本広克行総監督のもと、サンライズが製作。高校生たちの青春群像劇にCGによるガンプラバトルを実写合成することで実現したスペシャルな映像作品となっている。
劇中に登場するガンプラは、現在販売中のアイテムをカスタマイズしたものが多く登場。実際に販売中のアイテムを使って再現することが可能で、その再現方法・制作方法も公開予定。
さらに、劇中に登場するガンプラも発売予定とのことなので、続報をお楽しみに。
『ガンダムビルドリアル』作品概要
ロボットアニメの金字塔『機動戦士ガンダム』のプラモデル――「ガンプラ」が1980年代に一大ムーブメントを巻き起こしてから早幾年。eスポーツ全盛の中で、その人気を牽引しているのが「ガンプラバトル」である。自分たちのガンプラをスキャニングし、特殊ドローンにより実物大で投影されたガンダムを操作して戦う。スキャンした際「攻撃力」「防御力」「必殺技」「スピード」がAR(拡張現実)で表記され、その能力が反映。そのため、操縦技術だけでなくガンプラの制作技術(組立・塗装・武器の改造など)が勝敗を左右する。
主人公のヒロは、小学生時代に仲間とチーム「ブライト」を結成。みんなでおこづかいを出し合い購入した一体のガンプラ(ナナハチ)をグレードアップさせ、地区大会優勝を目指していた。しかし大会前日、カバンに入っていたはずのガンプラを紛失。動揺したヒロはメンバーの一人を犯人扱いし、喧嘩に発展してしまう。チーム「ブライト」は大会に出場しないまま、解散してしまうが…それから4年。彼らが高校1年生になったある日、メンバーの一人からの伝言により再会を果たす。パイロットのヒロ、ビルド(機体担当)のタクミ、プログラマの健太郎、指揮官の中丸、アルマ(武器担当)の颯太。高校生になった彼らは、再び全国大会を目指すことになる。思春期の「ブライト」メンバーは再会を果たすも、意見の食い違いから様々な危機に。仲間との別れ、ライバルチームとの確執。ガンプラバトルを通じて、夢と友情を胸に秘め、少しずつ成長していく高校生たちによる青春群像劇です。
原作:矢立 肇・富野由悠季
総監督:本広克行
監督:田中佑和
脚本:山内直哉、田中佑和
音楽:野崎良太[Jazztronik]
サウンドデザイン:大河原将
プロデューサー:志田香織(サンライズ)、田口博丈(BANDAI SPIRITS)、岡林修平(LDS)
撮影:川越一成
設定考証:イシイジロウ
企画協力:BANDAI SPIRITS
音楽制作:サンライズミュージック
制作プロダクション:LDS
制作協力:Production I.G
企画・制作:サンライズ
本広克行(もとひろ かつゆき)
1965年生まれ。香川県出身。1996年に初の映画監督作品『7月7日、晴れ』で劇場デビュー。2003年に公開された映画『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』では、日本映画(実写)興行収入記録歴代1位の座を獲得。2015年公開の映画『幕が上がる』(平田オリザ原作・ももいろクローバーZ主演)では、舞台版の演出も担当。舞台最近作は『舞台 PSYCHO-PASS サイコパス Virtue and Vice』『ももクロ一座特別公演』他。HTB開局50周年ドラマ『チャンネルはそのまま!』では2019年日本民間放送連盟賞のテレビ部門でグランプリを受賞。映画最近作は映画『亜人』(2017年)、『ビューティフルドリーマー』(2020年)、『ブレイブ‐群青戦記‐』(2021年3月12日公開)。
田中佑和(たなか ゆうわ)
1982年生まれ。東京都出身。
日本映画学校(現・日本映画大学)卒業後、映像業界入り。2015年、映画『青春群青色の夏』で長編監督デビュー。2018年、監督作の短編『HELP!!』でさぬき映画祭2018ストーリープロジェクトグランプリ受賞。2019年、『警視庁捜査資料管理室』シーズン2で連続ドラマを初監督。2020年、同作スピンオフドラマ『警視庁捜査資料管理室~BACK TO THE 音楽教室転落死事件~』を監督。
野崎良太[Jazztronik](のざき りょうた・ジャズトロニック)
Jazztronikとは野崎良太が率いる特定のメンバーを持たないミュージック・プロジェクト。自らのアーティスト活動をする傍ら、ピアニスト、作編曲家として映画、ドラマのサウンドトラックやアーティストプロデュースも数多く手掛け、クラシック、Jazz、クラブミュージックだけにはとどまらない独自の音楽性は多方面から評価されている。代表曲の1つでもある「SAMURAI」は、世界のトップDJ、ダンサーの支持を受けて大ヒット。各国でDJ、Liveパフォーマンスを行い活躍する数少ない日本アーティストの1人である。
・鈴木ヒロ(16歳)[山崎竜太郎]
高校1年生。チーム「ブライト」のパイロット(操縦士)。リーダー気質だが短気で不器用。良くも悪くも素直な性格が周りから慕われている。チームで大会優勝を目指す。
・清水タクミ(16歳) [野島透也]
高校1年生。チーム「ブライト」のビルド(機体の組立・ 塗装担当)。紳士的で器用だが精神的に弱いところがある。小学生の頃、父の影響でガンプラを始める。
・成田健太郎(16歳)[大友一生]
高校1年生。チーム「ブライト」のプログラマ(PC技術者)。勉強家で知鉄豊富だが皮肉屋。冷静な一言がチームを希望に導いたり絶望に陥れたりする。
・中丸太一(16歳)[菊池銀河]
高校1年生。チーム「ブライト」のC3I(通信・指揮・統制・情報担当)。社交性抜群だが高校デビューのお調子者。親が不動産屋。チームの秘密基地は父の持ち物件。
・松本颯太(16歳)[石川雷蔵]
高校1年生。チーム「ブライト」のアルマ(機体/武器/防具の組立・塗装担当)。天才肌だがクールな一面を持つ。小学生の頃にナナハチのハイパーバズーカをオリジナル塗装した通称「アルマゲドン」の制作によりガンプラバトル界で一目置かれる存在となる。その塗装技術により「アルマゲドン」は通常のハイパーバズーカの2倍以上のステータスがあることが確認されている。
劇中に登場するガンプラについて
(BASED GUNPLA:RG 1/144 RX-78-2 GUNDAM)
チーム「ブライト」が使用するガンプラ。“RX-78-2 ガンダム”の通称。ヒロたちが小学生時代にお小遣いを出し合って購入。試合の度に修理や改良を重ねてきた愛機。
■シャアザク
(BASED GUNPLA:RG 1/144 MS-06S シャア専用ザクII)
強豪チーム「モンストル」が使用するガンプラ。『機動戦士ガンダム』を代表するライバル・シャア専用のザク(機体)。量産型ザクの3倍の速度という設定を再現したライバルの愛機。
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