2017年2月3日 (金)
復活「元祖SDガンダムワールド No.0091 機甲神エルガイヤー」デザイナー大河広行氏の思い!
約20年の時を越えて進化し復活!大河氏のスケッチなど独占公開!
1988年に展開を開始した組立式商品シリーズ「元祖SDガンダムワールド」が約20年の時を越えて進化し復活!
今でも記憶に残る当時の名作キット「No.0008 機甲神エルガイヤー」。この名作キットのデザインを担当されたのが大河広行氏である。大河氏は新SDガンダム外伝のキャラクターを多く手がけ、「機甲神エルガイヤー」をはじめ「黄金神スペリオルカイザー」、「超機甲神ガンジェネシス」、「龍機ドラグーン」など多くのデザインを生み出した。
今回、元祖SDガンダムワールドにて「No.0091 機甲神エルガイヤー」を再度商品化するにあたり、大河氏が全面協力。「No.0008」ではできなかったこと・やり残したことを「No.0091」に徹底的に盛り込み、1994年版では再現できなかったギミック・色分け・可動を2017年版で補完。ついに究極の「元祖SDガンダムワールド 機甲神エルガイヤー」が誕生した。
■ 大河氏の思いが篭ったスケッチ
細部に渡るまで徹底的にディテールが描きこまれたスケッチ。足の裏なども細かく描き込まれている。そんな大河氏のスケッチを元にディテールが徹底再現された今回の「No.0091 機甲神エルガイヤー」はまさに究極といっても過言ではない。
エルガイヤーのデザインモチーフについて伺ったところ、「月の王が乗る機体」ということで各所に王冠をイメージした意匠がちりばめてあるとの事。また、エルガイヤーのマスクにへの字が無いのは、「合体後のガンジェネシスのフェイスにへの字を入れるアイデアが当初からあったため、入れなかった」と大河氏は語る。
■ コックピット展開ギミック
当時の「No.0008」では構造上、胸のエンブレムが左胸についた状態でコックピットの開閉が行われた。しかし、大河氏の構想ではエンブレムを前面に倒した後の引き出しギミックを想定しており、片方のハッチにエンブレムがついた状態での開閉について、当時やり残したことの1つだと語っていた。
そこで今回の「No.0091」では大河氏の構想を余すことなく再現。エンブレムを前面に倒し、胸のハッチが開かれる構造を実現した。さらに当時の連動開閉ギミックを昇華させ、内部フレームも連動し、三段の骨格が時間差で開くという、新たな連動ギミックも追加された。
▲コックピット内部のデザインももちろん、大河氏により描き起こされたものを使用。現物を確認しながらデザインを煮詰め、落とし込んでいき、最終的に商品のコックピットデザインが完成した。
■ 羽の展開ギミック
こちらも当時から構想はあったものの、実現に至らなかったことの1つ。センターの羽を外側に引っ張ると、連動して上下の羽も開く仕様となっている。
エルガイヤーの羽は当時、超機甲神ガンジェネシスに合体した際に胸飾りではなく、ジェネシスブレードのように合体して完成するシールドになる予定だった。しかしシールドにするための他のパーツが仕様上、他の機甲神に付属させられなかったため、幻となった。
▲拳についてもリデザインされている。
■ レイディフェンサー(盾)ギミック
こちらは今回の「No.0091」で新たに追加された赤燐光剣収納ギミックである。赤燐光剣を収納できるよう、レイディフェンサーの背面のデザインが追加された。
■ 大河広行氏からイラストメッセージ到着!
なみなみならぬ思いで開発に前面協力した大河氏。その思いに答えるべく、開発陣は全力で商品製作に打ち込んだ。様々な思いが重なり、今回「機甲神エルガイヤー」は生まれ変わった。ぜひその手にとって進化と思いを体感して欲しい。
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