2011年8月19日 (金)
「ボードシミュレーションゲーム 機動戦士ガンダム JABRO」特集【第1回】
伝説のボードシミュレーションゲーム「ジャブロー戦役(JABRO)」が30年の刻を超え完全復刻!ゲームとして、懐かしアイテムとして楽しめる「JABRO」の魅力を徹底特集!
1981年に発売されたシミュレーションゲームの名作「JABRO」が、 発売30周年を迎える今年、ファン待望の「復刻版」としてリリース! ゲームとしては勿論、当時の熱気を体現する一品としても楽しめる このアイテムの魅力を全3回に渡って徹底紹介!
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街に出れば、ゲームセンターで「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス」や「機動戦士ガンダム 戦場の絆 REV.3」が大盛り上がり。
データカードダスの見慣れない筐体に足を運ぶと「ガンダムトライエイジ」で子供たちが賑わって大騒ぎ。
巷では家庭用ゲームとして「WiiU」や「PS VITA」が発表され、PSPでは名作ゲーム「ギレンの野望」シリーズの最新作「機動戦士ガンダム 新ギレンの野望」の発売が目前に迫る中、我々のところに新たなミッションが届いた。
という事で、今回のお題は「JABRO」。
このゲームは、最新技術を駆使したゲーム機とは対照的な、クラシックなアナログのボードゲームにしてガンダムゲームの初期の傑作シミュレーションゲームの一つ。
元々は、30年前にツクダホビーから出たボードゲームで、空前のガンダムブーム当時に部活や友人宅で遊んだ人たちも多いだろう。
そんな「JABRO」が今回、メガハウスさんより復刻されるのだ!!
ボックスアートもそのままに、中のコンポーネントもほとんど当時のままだっ!!
まず、ゲームの中身を見てみよう。
▲ジャブロー基地の戦いを再現する「ジャブローマップ」
▲デニム小隊や黒い三連星との戦いを再現する「平地マップ」
▲ランバ・ラルとの戦いを再現する「砂漠マップ」
▲ガルマ隊との戦いを再現する「都市マップ」
▲ユニットシート
ユニットとはゲームの駒のことで、ゲームで一番必要なモノ。小さくて数が多いので無くすと大変なことになります。
地球連邦軍のMSや手持ち武器、戦闘車両、対空砲を表したユニットシートと、ジオン公国軍のMSや手持ち武器を表したユニットシート、そしてパイロットや状態表示を表したユニットシートの3枚が入っており、ユニットを綺麗に繰り抜いてユニットトレイに入れていきます。
MSユニットにパイロットユニットを重ね、さらに戦場で持っている武器ユニットを重ねることで戦闘ができる状態になります。戦闘を行いダメージを受けると、今度は状態表示ユニットを乗せることになり、破壊されたら盤面から外されます。
ユニットとはゲームの駒のことで、ゲームで一番必要なモノ。小さくて数が多いので無くすと大変なことになります。
地球連邦軍のMSや手持ち武器、戦闘車両、対空砲を表したユニットシートと、ジオン公国軍のMSや手持ち武器を表したユニットシート、そしてパイロットや状態表示を表したユニットシートの3枚が入っており、ユニットを綺麗に繰り抜いてユニットトレイに入れていきます。
MSユニットにパイロットユニットを重ね、さらに戦場で持っている武器ユニットを重ねることで戦闘ができる状態になります。戦闘を行いダメージを受けると、今度は状態表示ユニットを乗せることになり、破壊されたら盤面から外されます。
▲ユニットトレイ
ユニットシートから切り離されたユニットをしまうトレイ。今回のために、このユニットトレイも完全復刻してます。中には往年の白黒六面ダイスがそれぞれ1個ずつ入ってます。
このダイスが運命を決める!!
ユニットシートから切り離されたユニットをしまうトレイ。今回のために、このユニットトレイも完全復刻してます。中には往年の白黒六面ダイスがそれぞれ1個ずつ入ってます。
このダイスが運命を決める!!
▲データ一覧表
戦闘をスムーズに進めるために使用する。中には命中判定表や火力変化表、被害判定表、接触戦表、白兵戦表があり、それぞれの攻撃手段で使い分ける。
合言葉は「ミラクルのピンゾロ!ファンブルの6ゾロ!」
戦闘をスムーズに進めるために使用する。中には命中判定表や火力変化表、被害判定表、接触戦表、白兵戦表があり、それぞれの攻撃手段で使い分ける。
合言葉は「ミラクルのピンゾロ!ファンブルの6ゾロ!」
▲ルールブック
第二版の復刻版です。これらを確認してユニットを繰り抜いたら準備完了!
第二版の復刻版です。これらを確認してユニットを繰り抜いたら準備完了!
アナログのボードシミュレーションゲームと言えば、その準備に時間がかかるから敬遠されたり、“シミュレーション”という単語に何やら難しいイメージを持ってとっつきにくかったり、遊ぶ相手がみつからなくて埃を被ったりと、マイナス要素に目が行きがちだが、実際のところそれは真実だろうか?
確かにシナリオ9の「ジャブロー攻防戦」は、連邦53ユニットVSジオン33ユニットの大規模戦闘となり、早くて6時間ぐらい掛かるだろう。
しかし、考えて欲しい。
最初からそんな大規模なゲームは、準備運動もしないで大海に飛び込むぐらい無謀なことなのだ。
まずは軽くシナリオ7の「迫撃トリプルドム」ぐらいからスタートしないと、誰も遊んでくれない。
シミュレーションゲームと聞いて難しそうと敬遠されるなら、ボードゲームを使った「なりきりゲーム」とでも言って遊んでもらおう。
どうせ遊ぶ時は名台詞を吐きながら2個のダイスを振って、その出目に一喜一憂するのだから。
遊び相手が居ない?遊ぶ場所が無い?遊ぶ時間がない?
そりゃ、そうだろう。30年も経って当時と同じレベルで遊ぶのは難しいのだから。
でも、我々は30年を経てネットやSNSというコミュニケーションツールを手に入れたじゃないか。
遊ぶ相手も当時の友人は難しいかもしれないけど、新しい友人をみつけるチャンスだ。
遊ぶ場所だって都内ならゲームスペースと検索すれば、数箇所のお店がみつかるだろう。
遊ぶ時間は、遊びたい時に行動すれば仲間が見つかるかもしれない。
そしてどうしても遊ぶ相手が今すぐ見つからない時は、雌伏の時と割り切ってソロプレイで遊ぼう。
なに?ソロプレイは地味で寂しそうだ?
そんなことはない!!
対戦ゲームにおけるCPU戦、カードゲームにおけるデッキ構築テスト、これらをやってる時とソロプレイはなんら変わらない。
これで、遊ぶ時の手順やルールをきちんと把握して、それぞれのユニットの性能を把握しよう。
またユニットを重ねて積み上げるので、崩さないように移動させる練習にもなるだろう。
さあ、レッツトライ!!
JABROは「機動戦士ガンダム」のジャブロー戦役までをテーマにしているので、登場するユニットもゾックまでとなる。
ゲームの基本は地球連邦軍とジオン公国軍に分かれて、それぞれ敵の機体を全部破壊、または戦闘不能にすれば勝利というシンプルなものだ。
詳しいルールやリプレイは、次回を待て!!
第2回へ続く
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