複数会場から勝ち上がった32名の激闘に客席から大歓声！「GGGP 2024 OVERBOOST 4on4 団体戦」イベントレポート

ガンダムゲームのesports大会「GUNDAM GAME GRAND PRIX2024」（GGGP2024）の前哨戦とも言うべきイベント「OVERBOOST 4on4 団体戦」が、1月27日（土）に、東京・AKIBA_SQUARE（アキバ・スクエア）ほかにて開催された。

GGGP2024の実施タイトルは「機動戦士ガンダム EXVS.2 オーバーブースト」。今回実施された「OVERBOOST 4on4 団体戦」は、1チーム2ペアの計4名によるトーナメント、ダブルエリミネーション方式で全64チーム総勢256名が参加し、「PHASE1」から「PHASE2」にかけて、熱い戦いが繰り広げられた。
本記事で、その模様をレポートする。

なお、当日ライブ配信された映像はアーカイブ配信されているので、試合の詳細が気になる人はぜひチェックしてみよう。

本大会は、namco秋葉原店、namco松戸店、GiGO秋葉原1号館、新宿スポーツランド本館の4会場にて、予選となる「PHASE1」が実施され、各会場のトーナメントを勝ち抜いた計8チームが、AKIBA_SQUAREで開催される「PHASE2」に出場。
AKIBA_SQUAREでは、「PHASE1」の段階から、司会進行のなかおさん、月城莉奈さん、長田ザクさん、Ooodaさんの実況解説とともに、namco秋葉原店とnamco松戸店の模様を生中継。各店で繰り広げられる熱い戦いの様子に、序盤から熱のこもった応援が行われた。

「PHASE1」の会場となった各店では、16チーム、64名のプレイヤーによるトーナメントを実施。今回、1チーム2ペアのチーム戦ということで、試合の合間合間のチームメイト同士はもちろん、出場選手間のコミュニケーション、歓喜、悲哀の声で会場は凄まじい熱気に。
試合を終えたばかりの選手や既に敗退してしまった選手も、試合中の台やライブモニター周辺に集まって戦いの行方を真剣な眼差しで見届ける様子は、店舗で実施される大会ならではのものであった。

続く「PHASE2」では、「PHASE1」を勝ち抜いた「ヒロキ3号館」「右ポン酢light最強」「雨宮家族」「ニブイチ×2」「顎ない」「良ければ…」「黒刀タンクトップ」「伊藤副店長」の8チーム32名の選手がAKIBA_SQUAREに集結。

ステージ上で出場選手たちが繰り広げる激闘を目の当たりにして、会場は一段とヒートアップ。
「PHASE1」を勝ち抜いてきた猛者たちによるトーナメントということで、「一体どう操作しているんだ！？」と呟いてしまうほどの驚きのプレーが次々と飛び出し、会場からは大きな歓声があがる。
また、試合内容だけでなく、選手の機体選びにも注目が集まった。LOSERS BRACKET1回戦で「黒刀タンクトップ」のとうま選手が「ザクII（ドアン機）」を選択すると、会場から大きなどよめきが。実況の長田さんも思わず「（大会のような）大きな場面でドアン機をみることができるとは……」と漏らす。とうま選手の強気なプレイスタイルに会場は釘付けとなった。

WINNERS BRACKETを7試合、LOSERS BRACKETを6試合、計13試合を経てたどり着いたグランドファイナルでは「雨宮家族」と「伊藤副店長」が激突。
ここでWINNERS BRACKETを勝ち上がった「雨宮家族」が勝利するとそのまま優勝が決定する場面だったが、LOSERS BRACKETから勝ち上がってきた「伊藤副店長」が勝利したことで、プレーオフまでもつれる展開に。一進一退、まさに互角の戦いに、会場のボルテージは最高潮に達し、試合が動く度に大きな歓声が上がっていた。
優勝を決めるプレーオフはエクストラマッチにまでもつれ、最後は、対「伊藤副店長」戦においてここまで勝利のなかった「雨宮家族」先鋒の”らるく・祈りペア”が、先鋒戦で勝利をもぎ取った勢いのままにエクストラマッチを制し、「雨宮家族」の優勝が決定。
試合時間残り20秒で、らるく選手のクロスボーンガンダムX2改が、ちゃんるい選手のジ・Oを撃破した瞬間、会場からは割れんばかりの歓声と拍手が鳴り響いた。

優勝した「雨宮家族」は、「公式戦で壇上に上がれたのは初めてだったんですが、優勝できてよかったです」（レキ）、「壇上での試合に全部負け続けて、本当に情けなくて心が折れそうでしたが、最後ちゃんと勝ち切れてよかったです」（らるく）、「最後の試合、勝手にライバル視していた選手に勝てて、めちゃめちゃ嬉しかったです」（祈り）、「疲れすぎてコメントできないんですけど、優勝できてよかったです。チームメンバーのみんな、ありがとうございました」（みねね）、とそれぞれ喜びを語り、温かい拍手の中大会は幕を閉じた。

なお、本大会では、3月31日（日）よりオンライン予選がスタートする「賞金制大会」のキービジュアルも発表。キービジュアルは森下直親さん描き下ろしによる、ガンダム・バルバトスルプスレクスとガンダムエクシアが描かれた迫力のイラストとなっている。
「賞金制大会」のエントリーはGGGP公式サイトにてエントリー受付中となっているので、奮って参加してみよう。