オーケストラ演奏と力強いボーカルが映像とひとつに！「ガンダムUC FILM＆LIVE the FINAL」レポート

『機動戦士ガンダムUC』の音楽と映像が融合するハイブリッドライブイベント「機動戦士ガンダムUC FILM＆LIVE the FINAL“A mon seul désir”」が、7月5日（土）にパシフィコ横浜にて開催された。

FILM＆LIVEは、「ガンダムUC」の音楽を担当する澤野弘之氏とオーケストラによる劇中音楽の演奏、そしてアニメーション映像で作品の世界を体感することができるイベントで、当日は「ガンダムUC」のアーティスト・キャスト・スタッフが集結した。


ライブは、サイアム・ビストの独白から始まる映像でスタートし、まずは澤野氏とバンド［nZk］のメンバーとともAimerさんが、episode 7の主題歌「StarRingChild」を披露。そして、スクリーンに映し出される「ガンダムUC」各章の印象的なシーンと、オーケストラによる劇中曲の生演奏が、ひとつに融合しながらステージは進行していった。

また、主題歌や挿入歌などのボーカル曲では、それぞれのアーティストが登場し、episode 7の主題歌「RE：I AM」をAimerさん、episode 3の挿入歌「EGO」を小林未郁さん、episode 1の挿入歌「A LETTER」をCyuaさん歌い上げる。
さらに、主人公のバナージ・リンクスを演じる内山昂輝氏も登場し、バナージが心情を語るシーンを朗読。力強い歌声と迫真の演技という2つの要素が、さらに観客を魅了した。

episode 1から3までを軸にした前半が終わると、スタッフ・キャストによるトークパートに。バナージ役の内山氏とミネバ役の藤村 歩さん、フロンタル役の池田秀一氏、ストーリー担当の福井晴敏氏、そして古橋一浩監督がステージに上がり、「ガンダムUC」と今回のイベントについてトークを繰り広げた。

まずは、最終章episode 7のイベント上映が終了してから3週間経ったことについてキャスト陣が聞かれると、内山氏は「収録後はあまり実感がなく、その後、舞台挨拶をしていくうちにジワジワと実感が」、藤村さんは「寂しさよりも感謝の気持ちのが大きい」、そして池田氏は「始まりがあれば終わりがある。それにepisode 7は懐かしい面々がいて楽しかった」と語った。
約5年に渡って続いたシリーズが完結を迎えたことには、満足感や寂しさが入り混じった複雑な気持ちがあるようだ。


続いては、今回のイベント名にある「A mon seul désir」がフランス語で「我が唯一の願い」を意味することから、それぞれの唯一の願いを挙げることに。
内山氏は「海外に行きたい」と挙げ、これまで予定が合わず海外で開催されたガンダムUC関連イベントに参加できなかったので次があればぜひ行きたいと語ると、澤野氏は逆に「海外に行きたくない」と挙げた。先日プロモーション映像の撮影でフランスに行ったが、とにかく飛行機がつらかったので、次は内山氏に身代わりで行って欲しいと会場の笑いを誘う。

また、藤村さんは「自分もパイロットになりたい」と挙げ、ユニコーンガンダムが呼べば来るのが可愛かったので、ぜひミネバの専用機も作って欲しいと、大いに盛り上がった。
そして池田氏は「またガンダムUCのような素晴らしい作品に出会いたい」、古橋監督は「あと何年かしたら南の島で隠居したい」、福井氏は「ガンダムUCを作れたので大きな願いは叶っているが、強いて挙げるなら某アニメ映画より売れて欲しい」と、作品への思いを交えてそれぞれの願いを挙げた。

最後は各人からのコメントでトークパートは終了となった。

内山昂輝氏
「こんなに大きいイベントはガンダムUCだけ。集まってくれて本当にありがとうございます。」

藤村 歩さん
「今回のイベントは観に行くつもりでいたので出演と聞いてビックリ。演奏を楽しんでいるので皆さんも楽しんでください。」

池田秀一氏
「今年はガンダム35周年です。次の40周年に向けてまだまだ頑張ります。この後の素敵な演奏を楽しんでいってください。」

福井晴敏氏
「5年間観ててくれて感無量ですけど、これで終わるかな？ウソウソ、終わりますよ。」

古橋一浩氏
「監督として5年、有終の美を飾れました。これを心に刻んで余生は南の島で（笑）」

後半はepisode 4から7までが軸となり、映像にあわせてと演奏もクライマックスへ向けてさらに盛り上がる。そしてepisode 7のラストシーンとともに最高潮に。拍手喝采の中ステージは終幕となった。
アンコールでは澤野氏とバンドメンバー、Aimerさんが登場して2曲を披露。こちらも惜しみない拍手がいつまでも贈られた。



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「機動戦士ガンダムUC FILM＆LIVE the FINAL“A mon seul désir”」の昼公演と夜公演は、それぞれ明日7月12日（土）と13日（日）の2日間に分けて、バンダイチャンネルにて有料ライブ配信が実施される。
会場へ行けなかった人はもちろん、当日の感動をもう一度味わいたい、観ていない方の公演を観たいという人も、21：00からの配信をぜひ観てみよう。

なお、翌週の7月19日（土）と20日（日）に再配信も実施されるが、視聴チケットの販売は昼公演と昼夜公演セットが明日7月12日（土）19：30まで、夜公演が明日7月13日（日）19：30までとなっているのでご注意を。

有料ライブ配信について


【配信スケジュール】
○ライブ配信
昼公演 … 2014年7月12日（土）21：00～
夜公演 … 2014年7月13日（日）21：00～

○再配信
昼公演 … 2014年7月19日（土）21：00～
夜公演 … 2014年7月20日（日）21：00～


【視聴チケット】
○昼公演視聴チケット
　 価格：2,000円（税込）
　 ※「7/12の昼公演」と「7/19の昼公演（再配信）」が視聴可能。

○夜公演視聴チケット
　 価格：2,000円（税込）
　 ※「7/13の夜公演」と「7/20の夜公演（再配信）」が視聴可能。

○昼公演・夜公演セット視聴チケット
　 価格：3,000円（税込）
　 ※「7/12の昼公演」と「7/19の昼公演（再配信）」と、
　 　 「7/13の夜公演」と「7/20の夜公演（再配信）」が視聴可能。


【視聴チケット販売期間】
昼公演 ………………… 2014年7月4日（金）12：00 ～ 7月12日（土）19：30
昼公演・夜公演セット　… 2014年7月4日（金）12：00 ～ 7月12日（土）19：30
夜公演 ………………… 2014年7月4日（金）12：00 ～ 7月13日（日）19：30


【視聴デバイス】
パソコン / Android端末 / iOS端末


【バンダイチャンネル チケット販売ページ】
http://www.b-ch.com/contents/feat_live_gundamuc/

また、当日は会場にてイベントオフィシャルグッズの販売が行われたほか、ポスターやBlu-rayジャケットイラスト、過去のイベントで展示された模型、作画監督からのイラストコメントなど、様々な展示が行われた。
さらに、世界に一台だけの「フル・フロンタル専用オーリス」や、史上最大サイズのガンプラ「HGUC ネオ・ジオング」といった話題のアイテムに加えて、ハイレゾ音源サントラの試聴ブースも登場。訪れた来場者で大いに賑わっていた。

なお、イベントオフィシャルグッズの完売アイテムは、現在イベント特設ページにて通信販売を実施しているのでお見逃しなく。購入受付は7月17日（木）まで。

▼ ガンダムUC公式サイト「FILM＆LIVE the FINAL」特設ページ
http://www.gundam-unicorn.net/spinfo/filmlive2014.html



【7/11追記】
有料ライブ配信の視聴チケット販売期間が変更されました。
「7月12日（土）12：30」→「7月12日（土）19：30」
「7月13日（日）12：30」→「7月13日（日）19：30」