10月30日より映像展開が開始された『機動戦士ガンダムUC episode 2「赤い彗星」』では、11月7日(日)に「TOHOシネマズ六本木ヒルズ」と「シネプレックス幕張」において、イベント上映記念トークステージが開催された。
トークステージに登壇したのは、本作のストーリーを担当する福井晴敏氏と、episode 2より登場するキャラクター“フル・フロンタル”を演じる池田秀一氏、そしてシャアのモノマネでお馴染みのお笑い芸人のぬまっち氏。
episode 2「赤い彗星」についての深い話と、ぬまっち氏渾身のモノマネで、大いに盛り上がったトークステージの模様をお届けしていこう。
シネプレックス幕張で行われた2回目のトークステージは本編上映前に実施され、まずは福井氏と池田氏がステージに登壇。観客に向けて挨拶したところで福井氏から「本当はここに、シャアのモノマネでならしている、ぬまっちという芸人が立っているはずなんですが、仮面のゴムひもをなくしてしまって、今ちょっと探しに行っています」との報告が。
いきなりのアクシデントに観客からは笑いがもれ、とりあえずはぬまっちの到着を待ちつつトークを進めることに。
―― episode 2の見どころに教えて頂けますか?
福井: 今回ホンモノが声をあてた仮面の男が出てくるので、ここが見どころです。
ガンダムのヒット以降、とりあえず仮面の男を出しておけばいいと、
色々なアニメに仮面の男が出てきましたが、我が社のはホンモノですから。
―― 実際に池田さんの声が入ってどうでしたか?
福井: 素晴らしいの一言ですね。もうほとんど一発OKでしたから。
ただ、アフレコにも事故はつきもので、第3話に『あのガンダムを動かしているのは何だ!?』
と聞かれたフル・フロンタルが『NT-Dだよ』と答えるシーンがあるのですが、
そこで池田さんが悠然と『NTTだよ』と言ってしまって…(笑)。
―― 第3話の方も楽しみです。
池田さんはフル・フロンタルを演じるにあたってどのような感想をお持ちですか?
池田: 皆さん、お待たせしましたというのが実感です。
アニメ化が発表されても第1話には出演してなかったので、僕自身もずいぶんと待ちました。
でも第2話、しかも“赤い彗星”というサブタイトルで、満を持して演じることができたので、
手前味噌ですが結構いいものになっていると思います。
―― アフレコについては?
池田: フル・フロンタルの出方がシャアっぽく、セリフもファーストガンダムを
踏襲しているところがあるので懐かしく感じ、30年前に戻ったような気がして、
スッと役に入ることができました。
―― 福井さんもアフレコに立ち会われたそうですが?
福井: 実写と違ってアニメーションは作り込んでいけるのですけれど、
この一緒に作る時の声優さんや作画さんたちと、フィーリングが合わないと
なかなか躍動感のあるものにならない。
でもガンダムは30年続いているので、みんなの中に共通認識があるから
今回はそのフィーリングがピタッと合った。
そしてお客さんたちも、その共通認識を持っていると感じられるので、
やはり歴史のあるものはスゴイなと。
―― やはりアフレコの時も一体感が?
福井: そうですね。
例えば「右か左か」という指示を出す必要は無くて、右に行くことは皆わかってる。
「右に何度行けばいい」という調整だけで、あとは全部OKという感じですね。
―― 池田さんはいかがでしたでしょうか?
池田: バナージ役の内山君や、オードリー役の藤村さんといった
若い世代とは初めて一緒に仕事したのですが、
福井さんの言う共通認識があったので、
世代が違っても混然一体となれていたと思います。
また、池田氏がフル・フロンタルの役を演じることが決まった際に、小説を読んだかと聞かれ、読んだと答えたら「言うなよ!まだ読んでないんだから!」と、間髪入れずに返されたエピソードを披露。落ち着いて見える池田氏の意外な一面を語った。
episode 2については「シナンジュが迫ってくる時の、連邦のおっちゃんのうろたえる様など、細かい描写がすごく多いので見逃さないように。本当にあっという間に終わるので刮目して頂きたい」とコメントした。
最後は各人よりそれぞれ一言ずつコメントが送られ、トークステージは幕を閉じた。
池田秀一(フル・フロンタル役)
ファーストガンダムから30年経った今、ガンダムUCという作品でフル・フロンタルという役を演じることができ、皆さんとこうしてまたお会いできる自分はつくづく幸せ者だと思います。
この30年の間に色々なことがあり、アルテイシア(故・井上瑤さん)や、ブライト(故・鈴置洋孝氏)といった何人かの声優を失いましたが、私自身は彼らの思いと一緒に、この作品に賭けてみようと思っています。
皆さんもよろしくお願いします。
ぬまっち(芸人)
小さい頃から映画館で、劇場版ガンダム三部作や、劇場版Ζガンダムなどを観てきているので、こうしてご本人とご一緒させて頂ける機会は非常に光栄です。
「皆がそう望むのなら、私はフル・フロンタルになる」という特権を頂きましてありがとうございます。
福井晴敏(ストーリー)
池田さんから良いお言葉を頂き、我々もパンツのヒモを締め直して頑張らないとな、と改めて思いました。
また、最後にepisode 3の予告編が流れますので、こちらもぜひご覧になっていってください。
episode 2もスゴイですが、episode 3はさらに全編戦い通しとなっており、皆さんにお見せできるよう現在死ぬ気で作っておりますので、どうぞご期待ください。
機動戦士ガンダムUC episode 2「赤い彗星」のイベント上映は、11月12日(金)まで全国8館で実施中。
迫力の映像を大スクリーン・大音量で観られる機会は、残り期間僅かとなっているので、ぜひお見逃しなく。
PlayStation®Storeでの有料配信は引き続き実施。Blu-ray&DVDの一般発売は11月12日より開始。
Blu-ray 6,090円(税込)、DVD 5,040円(税込)。
(本文中一部敬称略)
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