2016年8月2日 (火)
変遷はいかに?ガンダムクロスウォー「『未来への翼』地域No.1決定戦」環境総括レポート
最新ブースター「未来への翼」現環境で活躍中のデッキタイプは?
リアルでもスマホでも遊べるカードゲーム「ガンダムクロスウォー」では、ブースターパック・自販機ブースター「未来への翼」の発売を記念した地域No.1決定戦が、7月2日(土)から7月24日(日)にかけて開催された。
「地域No.1決定戦」は全国8会場で開催され、いずれも上位入賞者には10月23日(日)に開催される「JAPAN CHAMPIONSHIP 2016 初代王者決定戦」への参加資格が与えられる予選大会を兼ねていた。
今回は、「地域No.1決定戦」を振り返り、最新ブースター「未来への翼」が登場したことでクロスウォーがどのような進化をとげたのかを、総括レポートとしてお届けしていこう。
■最新ブースター「未来への翼」が与えた影響
以下の3つの要素に加え、次項で紹介するような様々なカードが環境に多大な影響を与えており、最新ブースター「未来への翼」の登場により、ガンダムクロスウォーのイベント・大会環境は大きな転換期を迎えたと言っても過言ではないだろう。
2色クルー
最新ブースター「未来への翼」発売前は、緑単、黄単、赤単など5色の中から1色を選択してデッキを構築する単色デッキが活躍する環境だったが、「未来への翼」から導入された「2色クルー」の登場によって、青緑や青赤などの2色デッキや、黒黄赤や青緑赤のような3色デッキが大会を席巻しており、「単色」から「多色」の環境に変貌しているのが大きな特徴と言える。
多色デッキの最大の長所は、デッキに採用可能なカードプールが単色デッキの2から3倍に増えること。各色ごとに存在する戦況を一変させるパワーカードを同時にデッキに採用することが可能となり、異なる特性を持ったカード同士の強力なコンボを発生させたり、状況に応じたカードの使い分けが可能となるなど、デッキのポテンシャルが大幅に向上している。
反面、ブリッジに展開したクルーの色と、手札にあるカードのコストが要求する色が噛み合わないとカードをプレイできないという、「安定性」が犠牲になるのが多色デッキのデメリット。しかし、新たに導入された「2色クルー」は、母艦ダメージと引き換えに、この安定性を向上させることができる。このカードの登場を引き金に「多色」デッキ全盛の時代に突入したのである。
それでも依然として赤単や青単など安定性と爆発力に優れた単色デッキも今回のイベントで結果を残しており、現在のガンダムクロスウォーは、幅広いデッキタイプが活躍できる環境だと言えるだろう。
最新ブースター「未来への翼」発売前は、緑単、黄単、赤単など5色の中から1色を選択してデッキを構築する単色デッキが活躍する環境だったが、「未来への翼」から導入された「2色クルー」の登場によって、青緑や青赤などの2色デッキや、黒黄赤や青緑赤のような3色デッキが大会を席巻しており、「単色」から「多色」の環境に変貌しているのが大きな特徴と言える。
▲緑&黒など、未登場の色の組み合わせの2色クルーの登場が待ち望まれている。
多色デッキの最大の長所は、デッキに採用可能なカードプールが単色デッキの2から3倍に増えること。各色ごとに存在する戦況を一変させるパワーカードを同時にデッキに採用することが可能となり、異なる特性を持ったカード同士の強力なコンボを発生させたり、状況に応じたカードの使い分けが可能となるなど、デッキのポテンシャルが大幅に向上している。
反面、ブリッジに展開したクルーの色と、手札にあるカードのコストが要求する色が噛み合わないとカードをプレイできないという、「安定性」が犠牲になるのが多色デッキのデメリット。しかし、新たに導入された「2色クルー」は、母艦ダメージと引き換えに、この安定性を向上させることができる。このカードの登場を引き金に「多色」デッキ全盛の時代に突入したのである。
それでも依然として赤単や青単など安定性と爆発力に優れた単色デッキも今回のイベントで結果を残しており、現在のガンダムクロスウォーは、幅広いデッキタイプが活躍できる環境だと言えるだろう。
「破壊工作」
「未来への翼」では新たに2つの“キーワード効果”が登場しており、双方ともに環境に大きな影響を与えている。1つ目は「破壊工作」。これは相手ブリッジのパイロットを行動済みにすることで、次の相手ターンでコストの支払いを拘束し、戦略を狂わせる強力な効果だ。
既に相手がユニットを大量展開していた場合、効果が比較的薄くなってしまうのが欠点だが、相手の主力ユニットが登場するであろうタイミングにあわせて活用することで、戦況を大きく傾けることができる。
「ガンダムデスサイズ」や「シェンロンガンダム」のほか、「破壊工作」の派生効果を与えられた「ウイングガンダム」などが多くのデッキで採用されており、これらのカードを数ターン連続でプレイされ、悲鳴を上げた対戦相手の姿が大会各所で見られた。
「未来への翼」では新たに2つの“キーワード効果”が登場しており、双方ともに環境に大きな影響を与えている。1つ目は「破壊工作」。これは相手ブリッジのパイロットを行動済みにすることで、次の相手ターンでコストの支払いを拘束し、戦略を狂わせる強力な効果だ。
既に相手がユニットを大量展開していた場合、効果が比較的薄くなってしまうのが欠点だが、相手の主力ユニットが登場するであろうタイミングにあわせて活用することで、戦況を大きく傾けることができる。
「ガンダムデスサイズ」や「シェンロンガンダム」のほか、「破壊工作」の派生効果を与えられた「ウイングガンダム」などが多くのデッキで採用されており、これらのカードを数ターン連続でプレイされ、悲鳴を上げた対戦相手の姿が大会各所で見られた。
「作戦」
こちらは、自分の手札にある指定されたコスト以下のイベントを1枚だけコスト0で使用できてしまうコストパフォーマンスに優れた効果だ。
使用するイベントを同時に手札に持っておく必要はあるものの、カード1枚分のコストで2枚、あるいはそれ以上のカードを使用できる効果は実に驚異的で、恐ろしい爆発力を秘めている。代表的なカードは「トールギス」で、「作戦」デッキと呼ばれる新たなコンセプトのデッキを生み出し、「クロスウォーフェスタ」東京会場で優勝を飾ったのは記憶に新しい。
こちらは、自分の手札にある指定されたコスト以下のイベントを1枚だけコスト0で使用できてしまうコストパフォーマンスに優れた効果だ。
使用するイベントを同時に手札に持っておく必要はあるものの、カード1枚分のコストで2枚、あるいはそれ以上のカードを使用できる効果は実に驚異的で、恐ろしい爆発力を秘めている。代表的なカードは「トールギス」で、「作戦」デッキと呼ばれる新たなコンセプトのデッキを生み出し、「クロスウォーフェスタ」東京会場で優勝を飾ったのは記憶に新しい。
■現環境で活躍しているデッキタイプ
ここでは今回のイベントで活躍したデッキのアーキタイプをいくつか紹介しよう。
この他にも、青単デッキ、青緑赤デッキが優勝しているほか、青赤、緑赤など、バラエティ豊かなデッキが上位入賞している。また、同じ色の組み合わせでも全く異なるアプローチ・コンセプトのデッキも存在しており、非常に研究しがいのある環境と言えるだろう。
黄黒デッキ
黄色が得意とする「ガンダムXディバイダー」などのダメージによる盤面の制圧力と、「武力介入」による爆発力を兼ね備えたデッキタイプ。ダメージ効果を持つユニットで盤面の掌握と対母艦攻撃を一手で行いつつ、「武力介入」の存在によって、相手ユニットの複数展開を拘束できるのが最大の強み。
序盤から中盤は、相手の「防衛」ユニットを除去し、それ以外は敵母艦へアタックを刻むのが基本的な動き。危険度の少ないユニットは、「武力介入」の発動条件になり得るので、無闇やたらに敵ユニットを潰すよりは、敵母艦の耐久値をフィニッシュ圏内まで削る動きの方が有効になる。
相手はどんなに頑張ってもユニット1機だけで戦線を支えることは不可能なため、中盤以降に「武力介入」の条件を満たせるタイミングは必ず来る。その時は「刹那・F・セイエイ」を搭乗させた「ガンダムエクシア」でフィニッシュを決めることができる。
黄黒デッキを相手にする時は、不用意なユニット展開は避けるのが重要。相討ちも考慮に入れて、中盤までは迂闊に2枚以上のユニットを展開しない注意が必要。特に「ガンダムナドレ」には要注意だ。中盤以降は、自分の母艦の耐久値と「防衛」ユニット、相手ブリッジの「刹那・F・セイエイ」の有無を確認して勝負どころを見極めることが肝心だ。
黄色が得意とする「ガンダムXディバイダー」などのダメージによる盤面の制圧力と、「武力介入」による爆発力を兼ね備えたデッキタイプ。ダメージ効果を持つユニットで盤面の掌握と対母艦攻撃を一手で行いつつ、「武力介入」の存在によって、相手ユニットの複数展開を拘束できるのが最大の強み。
序盤から中盤は、相手の「防衛」ユニットを除去し、それ以外は敵母艦へアタックを刻むのが基本的な動き。危険度の少ないユニットは、「武力介入」の発動条件になり得るので、無闇やたらに敵ユニットを潰すよりは、敵母艦の耐久値をフィニッシュ圏内まで削る動きの方が有効になる。
相手はどんなに頑張ってもユニット1機だけで戦線を支えることは不可能なため、中盤以降に「武力介入」の条件を満たせるタイミングは必ず来る。その時は「刹那・F・セイエイ」を搭乗させた「ガンダムエクシア」でフィニッシュを決めることができる。
黄黒デッキを相手にする時は、不用意なユニット展開は避けるのが重要。相討ちも考慮に入れて、中盤までは迂闊に2枚以上のユニットを展開しない注意が必要。特に「ガンダムナドレ」には要注意だ。中盤以降は、自分の母艦の耐久値と「防衛」ユニット、相手ブリッジの「刹那・F・セイエイ」の有無を確認して勝負どころを見極めることが肝心だ。
青緑デッキ
今回のイベントにおいて実に3ヶ所での優勝をさらった、現環境の最有力候補と言えるデッキ。自母艦の回復と、敵母艦へのダメージを担う「フルアーマー・ガンダム(イオ機)」、どんな大型ユニットでも破壊してしまう「サイコザク(ダリル機)」という2つの武器を備えており、中・長期戦においては非常に隙の無いデッキになっている。
序盤戦は、「ボールK型」や「ジェガンD型」、定番の「ガンキャノン」と言った優秀な防衛ユニットを配備して時間稼ぎをし、ゲーム展開をこちらのペースに引きずり込んでいく動きが基本。
中盤は相手の動きが少ないなら、「高機動型ザクII後期型(ジョニー・ライデン機)」で手札を充実させたり、母艦耐久値が心配なら「フルアーマー・ガンダム(イオ機)」をプレイすると言ったように、優秀なユニットを適材適所で使用していく。また、中盤以降は相手の場にも強力なユニットが登場するため、それを除去できる「ザクキャノン」、「サイコザク(ダリル機)」をいつ投入するかが勝負の鍵を握る。
終盤は「フルアーマー・ユニコーンガンダム(覚醒)」が圧巻のフィニッシャーとなるほか、「フルアーマー・ガンダム(イオ機)」が2枚以上並ぶと、与えるダメージ量が乗算になり、回復とあわせて一方的な試合展開になることも。
対青緑デッキの戦略は、相手のエース級が展開する前に叩き伏せることに尽きる。回復能力に優れたこのデッキは時間が経てば経つほど手がつけられなくなるため、バウンス効果を駆使して序盤から畳み掛けたり、「破壊工作」で妨害しつつ対抗が必須になる。また、「作戦」デッキのような一撃で致命傷を与えるデッキで対抗するのも手である。
ただし青緑デッキには、優秀なユニットを「シャア・アズナブル」で使い回す緑寄りのデッキも存在するので、相手がいずれなのかを意識した戦略を組み立てる必要もある。
今回のイベントにおいて実に3ヶ所での優勝をさらった、現環境の最有力候補と言えるデッキ。自母艦の回復と、敵母艦へのダメージを担う「フルアーマー・ガンダム(イオ機)」、どんな大型ユニットでも破壊してしまう「サイコザク(ダリル機)」という2つの武器を備えており、中・長期戦においては非常に隙の無いデッキになっている。
序盤戦は、「ボールK型」や「ジェガンD型」、定番の「ガンキャノン」と言った優秀な防衛ユニットを配備して時間稼ぎをし、ゲーム展開をこちらのペースに引きずり込んでいく動きが基本。
中盤は相手の動きが少ないなら、「高機動型ザクII後期型(ジョニー・ライデン機)」で手札を充実させたり、母艦耐久値が心配なら「フルアーマー・ガンダム(イオ機)」をプレイすると言ったように、優秀なユニットを適材適所で使用していく。また、中盤以降は相手の場にも強力なユニットが登場するため、それを除去できる「ザクキャノン」、「サイコザク(ダリル機)」をいつ投入するかが勝負の鍵を握る。
終盤は「フルアーマー・ユニコーンガンダム(覚醒)」が圧巻のフィニッシャーとなるほか、「フルアーマー・ガンダム(イオ機)」が2枚以上並ぶと、与えるダメージ量が乗算になり、回復とあわせて一方的な試合展開になることも。
対青緑デッキの戦略は、相手のエース級が展開する前に叩き伏せることに尽きる。回復能力に優れたこのデッキは時間が経てば経つほど手がつけられなくなるため、バウンス効果を駆使して序盤から畳み掛けたり、「破壊工作」で妨害しつつ対抗が必須になる。また、「作戦」デッキのような一撃で致命傷を与えるデッキで対抗するのも手である。
ただし青緑デッキには、優秀なユニットを「シャア・アズナブル」で使い回す緑寄りのデッキも存在するので、相手がいずれなのかを意識した戦略を組み立てる必要もある。
赤単デッキ
「歴戦の撃墜王」環境から存在する速攻志向の攻撃的なデッキ。
「破壊工作」とユニットを手札に戻す効果で展開を妨害し、「ファンネル」で手数を増やし、母艦へのダメージを刻みつつ、「キュベレイMk-II(プルツー機)」による大打点でトドメを刺す。
「相手がユニットを展開するより早く、相手の母艦を削り切る」というシンプルな目的に対して、多彩な絡み手を加えて試みることができる優秀なデッキだ。
このデッキの運用は、途切れることなく相手母艦を削ることが最重要で、相手に対する妨害をどこで、どのカードを使って行うかが最大の鍵となる。妨害と攻撃が綺麗に決まれば、相手のエース級ユニットが登場する中盤には、相手の母艦は轟沈しているはずだ。
また運は絡むが、「プルツー」や「三日月・オーガス」が早いターンにブリッジに登場するかどうかも勝負を分ける鍵となる。特に「プルツー」は、「キュベレイMk-II(プルツー機)」とあわせてフィニッシャーとしても重要なので、そこを踏まえたデッキ構築が重要になる。
対赤単は、「防衛」ユニットを早期展開して、少しでも相手の手を遅らせることが重要となる。特に「ジェガンD型」は、ネオ・ジオンが多い赤に対し手札に戻す戦略に対する有効打にもなるため、何とか初期手札にキープしたいところである。
「歴戦の撃墜王」環境から存在する速攻志向の攻撃的なデッキ。
「破壊工作」とユニットを手札に戻す効果で展開を妨害し、「ファンネル」で手数を増やし、母艦へのダメージを刻みつつ、「キュベレイMk-II(プルツー機)」による大打点でトドメを刺す。
「相手がユニットを展開するより早く、相手の母艦を削り切る」というシンプルな目的に対して、多彩な絡み手を加えて試みることができる優秀なデッキだ。
このデッキの運用は、途切れることなく相手母艦を削ることが最重要で、相手に対する妨害をどこで、どのカードを使って行うかが最大の鍵となる。妨害と攻撃が綺麗に決まれば、相手のエース級ユニットが登場する中盤には、相手の母艦は轟沈しているはずだ。
また運は絡むが、「プルツー」や「三日月・オーガス」が早いターンにブリッジに登場するかどうかも勝負を分ける鍵となる。特に「プルツー」は、「キュベレイMk-II(プルツー機)」とあわせてフィニッシャーとしても重要なので、そこを踏まえたデッキ構築が重要になる。
対赤単は、「防衛」ユニットを早期展開して、少しでも相手の手を遅らせることが重要となる。特に「ジェガンD型」は、ネオ・ジオンが多い赤に対し手札に戻す戦略に対する有効打にもなるため、何とか初期手札にキープしたいところである。
黒黄赤デッキ
唯一、攻撃時に発動する「作戦」を持つ「トールギス」を主軸に、「光の翼」による連続攻撃と、「シャアの亡霊」によるトークン展開を狙う、ワンショット・コンボデッキ。
イベントカードを大量に搭載する都合上、安定性の低いデッキではあるが、パーツさえそろえば、1ターンに20点以上のダメージを叩き込むことも容易という奇襲性の高いデッキとなっており、各大会の台風の目のような存在となっている。
序盤は「オペレーション・デイブレイク」で相手ユニットを除去したり、「マラサイ(ジェリド機)」の「制圧」で相手の動きを止める。また、それ以上に重要なのは「トールギス」、「光の翼」、「シャアの亡霊」を手札に確保すること、ブリッジに黒・黄・赤の3色をそろえることだ。
このデッキが上手く回れば中盤戦は存在しない。自身の5ターン目以降、「トールギス」をプレイしたなら、「作戦」効果で「光の翼」から順に使用して、最大打点を叩き込む。
この時注意すべき点は、このデッキは勝ち手段を「トールギス」に依存しているので、2枚目の「トールギス」を確保している時以外、相手に致命傷を与えられないタイミングでは「トールギス」を出してはいけない点にある。迂闊な攻撃で「トールギス」を失ってしまうと、完全に勝機を喪失する可能性すらあるのだ。
黒黄赤デッキに対抗する手段は、ビートダウンデッキで相手よりも早く削り切るか、相手のコンボパーツがそろう前に複数の「防衛」ユニットを用意すること。中盤以降に勝負を持ち越せば、勝負を優位に運べるだろう。ただし、終盤までもつれ込んだ場合、「トーラス」の効果で「防衛」が無効にされる点には注意が必要だ。
唯一、攻撃時に発動する「作戦」を持つ「トールギス」を主軸に、「光の翼」による連続攻撃と、「シャアの亡霊」によるトークン展開を狙う、ワンショット・コンボデッキ。
イベントカードを大量に搭載する都合上、安定性の低いデッキではあるが、パーツさえそろえば、1ターンに20点以上のダメージを叩き込むことも容易という奇襲性の高いデッキとなっており、各大会の台風の目のような存在となっている。
序盤は「オペレーション・デイブレイク」で相手ユニットを除去したり、「マラサイ(ジェリド機)」の「制圧」で相手の動きを止める。また、それ以上に重要なのは「トールギス」、「光の翼」、「シャアの亡霊」を手札に確保すること、ブリッジに黒・黄・赤の3色をそろえることだ。
このデッキが上手く回れば中盤戦は存在しない。自身の5ターン目以降、「トールギス」をプレイしたなら、「作戦」効果で「光の翼」から順に使用して、最大打点を叩き込む。
この時注意すべき点は、このデッキは勝ち手段を「トールギス」に依存しているので、2枚目の「トールギス」を確保している時以外、相手に致命傷を与えられないタイミングでは「トールギス」を出してはいけない点にある。迂闊な攻撃で「トールギス」を失ってしまうと、完全に勝機を喪失する可能性すらあるのだ。
黒黄赤デッキに対抗する手段は、ビートダウンデッキで相手よりも早く削り切るか、相手のコンボパーツがそろう前に複数の「防衛」ユニットを用意すること。中盤以降に勝負を持ち越せば、勝負を優位に運べるだろう。ただし、終盤までもつれ込んだ場合、「トーラス」の効果で「防衛」が無効にされる点には注意が必要だ。
■主要なデッキタイプの相関図
主要なデッキタイプの相性を簡単な図解で紹介してみよう。
ただし、それぞれの有利・不利は、先攻・後攻の違いや、デッキ構成によって揺らぎが存在している。ゲームの展開次第で苦手なタイプにも勝つことは十分に可能だ。
今回は「未来への翼」地域No.1決定戦のイベント総括として、現環境の分析を行ってみたが、いかがだったろうか。
8月26日(金)には最新ブースターパック「共闘戦線」の発売が決定しており、そこで新たな環境の変化が訪れることとなるが、現環境を理解することで、次の環境攻略に向けてスタートダッシュできるはずだ。
次の環境ではどんな新しいデッキが生まれるのか。公式サイトの 新商品情報や、Twitterの 公式アカウントの新カード情報をチェックして備えておこう。
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