アーケードにて好評稼働中のドームスクリーン式戦術チーム対戦ゲーム「機動戦士ガンダム 戦場の絆」。
その最強チームを決める公式全国大会決勝『機動戦士ガンダム 戦場の絆 2010オフィシャル全国大会』が、5月4日(火・祝)、都内イベントスペース・ディファ有明にて開催された。
決勝大会は、全国で350以上のチームが参加した予選を勝ち抜いたエリア代表15チームに、2007年開催の前回大会準優勝チームを加えた、計16チームによる勝ち抜きトーナメント形式で実施。
戦闘の様子は、左右のスクリーンに4分割された各プレイヤーのコックピット画面、中央スクリーンにライブモニターの俯瞰画面に映し出され、各プレイヤーのテクニックの高さはもちろん、個性に富んだ編成や、チームワークの妙など、ハイレベルなプレーの連続で会場を大いに沸かせた。
また、戦闘終了後はリプレイ映像が流され、各チームの感想や開発スタッフによる解説を聞くことができ、全国トップレベルのチームによる作戦や編成、戦況に応じた判断など、勝負のポイントを学ぶことができた。
会場に訪れた現役プレイヤーにとっては、良い参考を得られる貴重な機会となっただろう。
トーナメント1回戦は、一発勝負のシングルマッチで、ステージは「ニューヤーク(R)」、地球連邦軍・ジオン公国軍、どちらの陣営かは事前の抽選で決まっている。
一度負けたら即敗退という緊迫した戦いだが、各チームとも激戦を勝ち抜いてきただけあり、緊張を感じさせないリラックスした雰囲気で見事なプレーを見せてくれた。
なお、今回の決勝大会で行われた対戦のリプレイ動画は、「機動戦士ガンダム 戦場の絆」公式サイトの大会特設ページから観ることができる。
1回戦から決勝戦まで、全対戦のリプレイ動画が配信されているのでぜひチェックしてみよう。
◆「機動戦士ガンダム 戦場の絆 2010オフィシャル全国大会」特設ページ
続く準々決勝もシングルマッチだが、今度は“軍”か“ステージ”の選択権を抽選で決める方式となる。
抽選箱から“軍”と書かれたボールを引き当てれば、連邦軍かジオン軍の好きな方を選択可能、もう一方の“ステージ”と書かれたボールを引き当てたチームは、代わりに好きなステージを選ぶことができる。
軍の選択ではジオン軍が人気を集め、4チーム中3チームが「ジオン軍」を選択、ステージ選択権を引き当てたチームは、「ニューヤーク(R)」を多く選んでいた。
そんな中唯一、軍の選択権を行使して「連邦軍」を選び勝利を収めた、九州・沖縄エリア代表チーム『/H』は、一際目立つ存在だった。
準決勝からは1戦ごとに軍を入れ替えて2回戦い、1勝1敗の引き分けとなった場合はプレーオフで勝敗を決する方式となる。4強に残った各チームは敵拠点への攻撃を重視するタイプや、MSの消耗を抑えて拠点の防衛を捨てるタイプなど、様々な個性があるが、その実力は拮抗しており、準決勝は2戦ともプレーオフまでもつれ込んだ。
そんな接戦を制して決勝戦へと駒を進めたのは、埼玉エリア代表チーム『三十路の生き様』と九州・沖縄エリア代表チーム『/H』。
ジオン軍が得意な『三十路の生き様』は、これまでの対戦で何度も敵拠点を時間内に3回落としてきた超攻撃的なチームで、倒されても損害の少ない低コスト機で前衛を固め、殴り合いの混戦に持ち込む戦術をとる。
一方『/H』は連邦軍が得意なチームで、高コスト機の前衛が巧みに距離をとりつつ敵を攻める、テクニックが光るチームだ。MSの被撃墜を抑えて戦力ゲージの消耗を防ぐ戦術は、高い回避テクニックを持つこのチームだからこそ可能なのだろう。
この好対照といえる両チームの対戦は非常に白熱したものとなり、1戦目では序盤から両チームとも敵拠点を攻めるが、1度ずつ破壊したところでタンクが倒されてしまい、2度目の攻撃になかなか移れない。
MS戦では、コスト差を埋めるべく格闘戦へと持ち込みたい『三十路の生き様』だが、『/H』は射撃で距離をとりつつ牽制、被弾も少なく最後まで落ちず、徐々に戦力ゲージに差が開いていき、『三十路の生き様』が2度目の拠点攻撃に入るも時間切れとなり『/H』の勝利となった。
2戦目でも『三十路の生き様』は敵拠点に果敢に攻め込み3度落とすことに成功するが、MSの消耗が激しすぎたため時間切れの時点で僅かに『/H』より戦力ゲージが下回ってしまった。
優勝を手にしたのは九州・沖縄エリア代表チーム『/H』。全対戦を通してその被弾数・被撃墜数の少なさが目立ち、その回避テクニックには解説陣から賞賛の声が贈られた。
準優勝は埼玉エリア代表チーム『三十路の生き様』、第3位は東海エリア代表チーム『ブルーマイスター』。
表彰式ではバンダイナムコゲームスの高橋プロデューサーから「激アツの戦いが見られて本当に開発者冥利に尽きる。これからも遊んでいってほしい。」と感謝のコメントとともに、『戦場の絆』は10年以上続けていくことを考えたプロジェクトであり、今年は大きめのアップデートを想定していること、そして全国大会をまた開催するつもりであることが明らかにされた。
最後に健闘した16チームのプレイヤーたちに、大きな拍手が贈られ、大会は幕を閉じた。
なお、決勝大会に出場したチームの各メンバーには、特別部隊カラーリングモビルスーツが支給されている。
この全国大会決勝トーナメントまで登りつめた実力の証を戦場で見かけた際は、ぜひ手合わせを願ってみよう。
その最強チームを決める公式全国大会決勝『機動戦士ガンダム 戦場の絆 2010オフィシャル全国大会』が、5月4日(火・祝)、都内イベントスペース・ディファ有明にて開催された。
決勝大会は、全国で350以上のチームが参加した予選を勝ち抜いたエリア代表15チームに、2007年開催の前回大会準優勝チームを加えた、計16チームによる勝ち抜きトーナメント形式で実施。
戦闘の様子は、左右のスクリーンに4分割された各プレイヤーのコックピット画面、中央スクリーンにライブモニターの俯瞰画面に映し出され、各プレイヤーのテクニックの高さはもちろん、個性に富んだ編成や、チームワークの妙など、ハイレベルなプレーの連続で会場を大いに沸かせた。
また、戦闘終了後はリプレイ映像が流され、各チームの感想や開発スタッフによる解説を聞くことができ、全国トップレベルのチームによる作戦や編成、戦況に応じた判断など、勝負のポイントを学ぶことができた。
会場に訪れた現役プレイヤーにとっては、良い参考を得られる貴重な機会となっただろう。
会場に設置された筐体とライブモニター。
リプレイ映像は観戦者だけでなく、出場チームにとっても情報を集める貴重な機会だ。 |
司会進行は「戦場の絆」現役プレイヤーでもある服部整治さんと、佐々木梨絵さん。 佐々木梨絵さんは現在は大尉だが、先日まで少佐だったというなかなかの腕前。 |
トーナメント1回戦は、一発勝負のシングルマッチで、ステージは「ニューヤーク(R)」、地球連邦軍・ジオン公国軍、どちらの陣営かは事前の抽選で決まっている。
一度負けたら即敗退という緊迫した戦いだが、各チームとも激戦を勝ち抜いてきただけあり、緊張を感じさせないリラックスした雰囲気で見事なプレーを見せてくれた。
なお、今回の決勝大会で行われた対戦のリプレイ動画は、「機動戦士ガンダム 戦場の絆」公式サイトの大会特設ページから観ることができる。
1回戦から決勝戦まで、全対戦のリプレイ動画が配信されているのでぜひチェックしてみよう。
◆「機動戦士ガンダム 戦場の絆 2010オフィシャル全国大会」特設ページ
続く準々決勝もシングルマッチだが、今度は“軍”か“ステージ”の選択権を抽選で決める方式となる。
抽選箱から“軍”と書かれたボールを引き当てれば、連邦軍かジオン軍の好きな方を選択可能、もう一方の“ステージ”と書かれたボールを引き当てたチームは、代わりに好きなステージを選ぶことができる。
軍の選択ではジオン軍が人気を集め、4チーム中3チームが「ジオン軍」を選択、ステージ選択権を引き当てたチームは、「ニューヤーク(R)」を多く選んでいた。
そんな中唯一、軍の選択権を行使して「連邦軍」を選び勝利を収めた、九州・沖縄エリア代表チーム『/H』は、一際目立つ存在だった。
準々決勝では「軍」か「ステージ」の文字が書かれたボール引き(写真・左)、準決勝では「連邦(青)」か「ジオン(赤)」のボールを引く(写真・右)
4強までが決定したトーナメント表。
準決勝からは1戦ごとに軍を入れ替えて2回戦い、1勝1敗の引き分けとなった場合はプレーオフで勝敗を決する方式となる。4強に残った各チームは敵拠点への攻撃を重視するタイプや、MSの消耗を抑えて拠点の防衛を捨てるタイプなど、様々な個性があるが、その実力は拮抗しており、準決勝は2戦ともプレーオフまでもつれ込んだ。
そんな接戦を制して決勝戦へと駒を進めたのは、埼玉エリア代表チーム『三十路の生き様』と九州・沖縄エリア代表チーム『/H』。
ジオン軍が得意な『三十路の生き様』は、これまでの対戦で何度も敵拠点を時間内に3回落としてきた超攻撃的なチームで、倒されても損害の少ない低コスト機で前衛を固め、殴り合いの混戦に持ち込む戦術をとる。
一方『/H』は連邦軍が得意なチームで、高コスト機の前衛が巧みに距離をとりつつ敵を攻める、テクニックが光るチームだ。MSの被撃墜を抑えて戦力ゲージの消耗を防ぐ戦術は、高い回避テクニックを持つこのチームだからこそ可能なのだろう。
この好対照といえる両チームの対戦は非常に白熱したものとなり、1戦目では序盤から両チームとも敵拠点を攻めるが、1度ずつ破壊したところでタンクが倒されてしまい、2度目の攻撃になかなか移れない。
MS戦では、コスト差を埋めるべく格闘戦へと持ち込みたい『三十路の生き様』だが、『/H』は射撃で距離をとりつつ牽制、被弾も少なく最後まで落ちず、徐々に戦力ゲージに差が開いていき、『三十路の生き様』が2度目の拠点攻撃に入るも時間切れとなり『/H』の勝利となった。
2戦目でも『三十路の生き様』は敵拠点に果敢に攻め込み3度落とすことに成功するが、MSの消耗が激しすぎたため時間切れの時点で僅かに『/H』より戦力ゲージが下回ってしまった。
優勝を手にしたのは九州・沖縄エリア代表チーム『/H』。全対戦を通してその被弾数・被撃墜数の少なさが目立ち、その回避テクニックには解説陣から賞賛の声が贈られた。
準優勝は埼玉エリア代表チーム『三十路の生き様』、第3位は東海エリア代表チーム『ブルーマイスター』。
表彰式ではバンダイナムコゲームスの高橋プロデューサーから「激アツの戦いが見られて本当に開発者冥利に尽きる。これからも遊んでいってほしい。」と感謝のコメントとともに、『戦場の絆』は10年以上続けていくことを考えたプロジェクトであり、今年は大きめのアップデートを想定していること、そして全国大会をまた開催するつもりであることが明らかにされた。
最後に健闘した16チームのプレイヤーたちに、大きな拍手が贈られ、大会は幕を閉じた。
なお、決勝大会に出場したチームの各メンバーには、特別部隊カラーリングモビルスーツが支給されている。
この全国大会決勝トーナメントまで登りつめた実力の証を戦場で見かけた際は、ぜひ手合わせを願ってみよう。
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