「機動戦士ガンダム40周年プロジェクト」の一環として、Jリーグ及びJ20 クラブ(2019シーズン・2020シーズンのJ1クラブ)とのコラボレーションの実施が決定し、本日1月29日(水)、東京・JFAハウス バーチャルスタジアムで発表会が行われた。
発表会には、株式会社創通・難波秀行 代表取締役社長、同社の田村 烈 常務取締役、株式会社BANDAI SPIRITSのチーフガンダムオフィサー・藤原孝史 取締役が登壇。さらに、元サッカー日本代表の名波 浩さんを迎えてトークショーを実施した。
まず初めに難波社長が、「機動戦士ガンダム40周年プロジェクト」としてこれまで実施してきた「プロ野球12球団コラボ」や「劇場版『機動戦士ガンダム』シネマ・コンサート」、現在行われている「JRスタンプラリー」などを紹介。さらに2020年は、「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」や「G-SATELLITE 宇宙へ」、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の公開も控えていることから、「40周年プロジェクト」を含めたさまざまな企画への期待が高まっている中、今年迎える「ガンプラ40周年」への橋渡しとして「Jリーグコラボ」を発表できることをうれしく思うと語った。
続いて登場した田村取締役は、昨年の「プロ野球12球団コラボ」が好評を博したことから、「Jリーグ」でもコラボレーションを実現できないかという声が社内外より挙がっていたので実現できたと、今回の企画の経緯を明かす。
また、マスコットキャラクターについては各クラブへヒアリングを行いながらコラボカップリングを行ったと説明。クラブカラーがトリコロールカラーの「横浜F・マリノス」は“ガンダム”、赤色の「浦和レッズ」は“シャア専用ザク”、亀のニータンがマスコットの「大分トリニータ」は水陸両用の“ズゴック”を起用するなど、各クラブの機能やカラーリングに合わせデザインされ、各クラブのサポーターも興味を持って楽しめるようになっている。
さらに、マスコットビジュアルには、上部にJリーグ公式マスコット「Jリーグキング」が配置され、クラブ本拠地の所在地が北から順に時計回りになるよう、マスコットキャラクターが配置されている。
BANDAI SPIRITSの藤原取締役は、2020年度のJリーグ開幕に合わせ発売される「HG ガンダム JリーグVer.」と「ハロプラ ハロ JリーグVer.」を紹介。どちらも色分け済みかつ接着剤不要で、組み上げるだけで完成させることが可能な、現在のガンプラのスタンダードな仕様となっているほか、ハロプラは600円(税込)とお手頃価格となっており、男性のサポーターのみならず、女性サポーターにも気軽に手に取ってほしいと語った。
また、春に向けて発売されるJリーグ20クラブとコラボレーションしたガンプラについても、Jリーグのイメージとサポーターの世代をリンクさせるために、21世紀に放送された『機動戦士ガンダムSEED』『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』『機動戦士ガンダム00』『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』から5種類のガンダムを採用しており、他のコラボレーション企画とは一風違ったテイストを楽しんでほしいと紹介していた。
名波 浩さんトークショー
続いて、元プロサッカー選手の名波 浩さんが登壇し、『機動戦士ガンダム』や今回のコラボレーション企画について、また、今年のJリーグやサッカーについて、トークショーを実施した。
現在47歳の名波さんは、『機動戦士ガンダム』放映当時7歳。ガンダムについては、最初のころはTV放送を見ていたがシリーズが進むと共にサッカーへの情熱の方が深くなり、見なくなっていった記憶があると当時を振り返る。ただ、周りにはガンダム好きな友達は多くいたし、「ガンプラ」という言葉として確立した玩具があるというのも素晴らしいと思うと話した。
本コラボのキービジュアルを見て、「勇敢、壮大」と、ガンダムがサッカーをしている点を端的に表現。PVについても、「躍動感のあるガンダムが綺麗にシュートを決める表現が伝わった。ただ、ちょっとドリブルだけはぎこちなかったかな(笑)」と元選手ならではの目線でコメントした。
また、各クラブとのコラボレーションマスコットについて、「マスコットとしてのキャラクターのインパクトを生かしながらも、よく見ていくとグフとかシャア専用ザクとか、モチーフとなった機体を発見できる」と、細かいところにも注目していた。
話題はコラボレーションガンプラに移り、「全部揃ったら格好いいと思うし、集めたくなる。サッカーとのコラボという意味では、好きなクラブのガンプラはもちろん買って、アウェーの試合に行った時には相手クラブのも買いたくなる」と、コレクション性にも期待を寄せる。
「柏レイソル」の映える黄色や「サンフレッチェ広島」の他には無さそうな紫、「松本山雅FC」や「湘南ベルマーレ」も色鮮やかで素直に素晴らしいとコメント。これを機に子供とガンプラ作りをしてみようと思う、と話していた。
また、色がついたまま組み立てられるという点について、「“素人”には助かるし、ガンダムファンがサッカーに興味を持つだけではなく、サッカーのサポーターがガンダムに興味を持つ入り口としての相乗効果も得られると思う」とコラボレーションの意義についてもコメントしていた。
そして、いよいよ開幕が来月に迫った「Jリーグ2020シーズン」の見どころについて聞かれると、2019シーズンで攻撃サッカーを貫いて優勝した横浜F・マリノスが優勝候補の軸となるのは間違いないとしながらも、外国人選手で補強したFC東京、川崎フロンターレ、鹿島アントラーズ、そして今シーズンJ1に昇格し、世界が注目する“カズ”(三浦知良さん、52歳にして現役でプレイする伝説的選手)を擁する横浜FCを挙げた。また、今年は東京オリンピックもあるのでサッカー日本代表にも注目したいと話した。
最後に名波さんより挨拶があり、トークショーは大盛り上がりのなか幕を閉じた。
名波 浩
ガンダムの長い歴史のなかで、Jリーグとコラボしていただいてチームも選手も喜んでいると思います。これを手に取ってもらうために選手も頑張ると思うので今シーズンはJリーグも応援してください。また、東京オリンピックもFIFAワールドカップ予選もありますし、これを機に今後も日本サッカーを応援してほしいなと思います。本日はありがとうございました。
(ガンダムインフォ編集部)
▼「機動戦士ガンダム40周年プロジェクト」公式サイト
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