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2019年12月8日 (日)

女性キャスト陣の赤裸々(!?)トークに富野監督も涙を流すほど爆笑!劇場版『G-レコ I』舞台挨拶「女の力Day」レポート

アフレコのエピソードからトイレの話まで!?

全国24館で絶賛上映中の劇場版『Gのレコンギスタ I』「行け!コア・ファイター」では、本日12月8日(日)に東京・新宿ピカデリーにて上映2週目舞台挨拶が開催された。

 

「女の力Day」と題された本日の舞台挨拶には、ゲストにアイーダ・スルガン役の嶋村 侑さん、ノレド・ナグ役の寿 美菜子さん、マニィ・アンバサダ役の高垣彩陽さんが登壇。さらに、綾見有紀さんがMCを務め、“女性目線”での『G-レコ』について、さまざまなトークを披露した。

 

劇場版『G-レコ』では初の舞台挨拶となった寿さんと高垣さんは「『G-レコ』という作品がここまで歩んでこられたこと、劇場でみなさんとお会いできることをとってもとっても嬉しく思います」、「劇場版第1部を収録してから2~3年経っているので、この日が迎えられて良かったな、ここからがスタートだな、と嬉しく思っています。ダジャレがすごく好きなので、私も好きなマニィのセリフ「女の力でーー!」をもじった今日のイベントも楽しみにしてきました」とそれぞれコメント。

 

そして、展覧会「富野由悠季の世界」で発売されている“富野監督 応援うちわ”をゲストが持ち「富野監督~!」と呼び込むと、富野総監督が笑顔で登場。

本日の役者が全員揃ったところで、早速「富野作品の女性を演じる上でこだわったところ、難しかったところ」について質問されると、富野総監督が「そんなものあるわけがない!(笑)それなりに性格を調べさせてもらった上でキャスティングしています。“まんま”で演じていただければいい」と断言。

高垣さんは「オーディションの時、富野総監督に『今日は芝居をしないで、一切作らないで、あなたのままでやってみてください』と言われて。ナチュラルな演技を求められることは多いんですけど、それが一番難しいというか、何が正解なのかわからないな、と思っていた時期でもあったので、自分なりに芝居をしないでやってみたんですが、『しなくていいって言ったけど、少しはしてくれよ!』と言われました(笑)。演劇的というか、自分に落とし込むことが大事なのかな、と思って『演劇を勉強しよう』と考えた帰り道でした」と、当時のことを振り返る。寿さんも「ノレドも『そのままでやってください』と言われて。“ピンクの髪のチアリーダー”から受けるイメージに引っ張られてしまっていたので、アフレコが始まってからも、自分らしさとノレドの無邪気さをいかに近づけつつ、いかに(キャラクターに)飛び込んでいけるか、が『G-レコ』のアフレコ現場では大事でした」とアフレコへかける想いを明かす。

嶋村さんは「富野総監督の描く女性ってみんな人間らしくって、彼女たちの受けたストレスであったりプレッシャーであったりを発散するシーンも描いてもらっているので、キャラクターの生理がつながっていると感じます。そういう意味では本当に、飛び込むのが大事!」と、生き生きとしたキャラクターを演じる上での心構えを語っていた。

 

また、「演じる上でTV版から劇場版への変化はありましたか?」という質問に、高垣さんは「『G-レコ』の現場は“考えるな、感じろ”だと思っていて。TV版を収録した時に『あなたたちの解釈はいりません。台本に全部書いてあるから。その通りやってください』と富野総監督が仰られて。私たちを信頼してくださっているからそう言ってもらえているんだと思うし、それだけ信頼を置いてもらっているならば、私たちは監督の台本を信じて全力で演じれば正解になるんだ、と思って。『私は今、マニィとして感じたことを言葉にすればいいんだ』というマインドになりました。劇場版になってもそのマインドは一緒だったんですけど、マニィは今後、立場が大きく変化していくので、劇場版第1部の学園生活には、ちょっと切なさや懐かしさを持ちながら、だからこそ活き活きと楽しい気持ちで演じようと思いました」と、マニィを演じる高垣さんだからこその心境を話していた。

 

その後、話題はコックピット内で用を足す際に流れる独特の音楽の話題に。MCの綾見さんは「私だったら早くトイレから出たいので、ロック調の曲をかけたいです」と話すと、富野総監督はとても驚いた表情で「そういう話、ぼくは今初めて聞きました。ぼくはトイレになるべく長くいたい。一番本が読める場所だから。だからロックは勘弁して欲しい(笑)」とライフスタイルを暴露。さらに、高垣さんの「私もリラックスしたいかな。クラシックとか。でも、モビルスーツのコックピットだったら、戦っている最中かもしれないから(富野笑)、戦いへのテンションを上げるためにロックとかもいいかもしれない」という意見から、女性陣の“トイレBGMガールズトーク”で大盛り上がりになり、富野総監督も涙を流すほどの大爆笑。「褒めてくれていると思いますので嬉しいです。笑いすぎて泣けてきました」と涙の意味を吐露していた。

寿さんが「でも、そういうところも『G-レコ』の魅力ですよね」と言うと、綾見さんは「一般的な生活環境の感覚を描けている、ということですね」と答える。高垣さんも「それが人間らしさにつながっているんだと思います」、嶋村さんは「私は歯磨きのシーンも好き。日常的でちょっとした生活感があって、大好き」と。それぞれ生活感がある『G-レコ』の良さを口々に語っていた。

最後に登壇者より、2020年2月21日(金)から上映がスタートする劇場版『Gのレコンギスタ II』「ベルリ 撃進」へ向けたメッセージと、富野総監督から挨拶があり「女の力Day」は大盛況の内に幕を下ろした。

 

嶋村 侑さん

「ご覧になっていただいた皆さんも同じ気持ちになっているかもしれないんですが、『Gのレコンギスタ』って本当に映画館向きの作品だったんだなと実感しています。映画館というベストな状態で、こんなにたくさんの方々に見ていただいているという事実を目の前にして、本当に本当に嬉しく思っています。この後、第2部、第3部と続いていきますので、どうぞこれからも応援よろしくお願い致します」

 

寿 美菜子さん

「パンフレットとかにも秘話が書かれているんですけれども、新規カットだったりとか、こういう解釈なのかとか、『G-レコ』をより深めていける時間が始まっていくと思います。今日はどうもありがとうございました」

 

高垣彩陽さん

「TV版をご覧になってくださった方もそうでない方も、改めて『Gのレコンギスタ』という作品を辿っていただけると思います。人の葛藤や悲しみ、希望がより一層深く描かれていると思いますので、ぜひ第2部もお楽しみください。個人的に楽しみなのは、ドリカム(DREAMS COME TRUE)さんのテーマソングなんですが、ぜひ上映を待っていてください」

 

富野由悠季総監督

「今しがた御三方が上手に説明してくれたので、ぼくがこれ以上言う言葉はありません。ただ、第5部まで作り続けていきたいと思いますし、そこまでやらないと嶋村さんが説明してくださったような話が伝わらない部分があります。皆さん方の応援がなければ制作が続行できませんので、今後ともよろしくどうぞお願い致します」

 

 

劇場版『Gのレコンギスタ I』「行け!コア・ファイター」は、全国24館で12月12日(木)まで上映中。上映劇場では、週替わりの入場者プレゼントが配布されるほか、内容充実のオフィシャルパンフレットやアパレルアイテムの販売も実施されている。

また、2020年1月10日(金)より新たに全国18館で順次追加上映も実施されるので、ぜひとも近くの劇場へ足を運ぼう。上映の詳細は、作品公式サイトをご覧ください。

 

(ガンダムインフォ編集部)

劇場版『Gのレコンギスタ I』「行け!コア・ファイター」上映概要

 

【上映期間】

2019年11月29日(金)~12月12日(木)[2週間限定]

 

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