ユナイテッド・シネマとしまえんでは、9月22日（日）に『機動戦士ガンダムNT 4DX』の舞台挨拶が行われ、ゲストとしてリタ・ベルナル役の松浦愛弓さん、吉沢俊一監督、脚本を担当する福井晴敏さん、小形尚弘プロデューサーが登壇した。

『ガンダムNT』の4DX上映は、ガンダム40周年を記念して最新の上映システムでガンダムシリーズ作品を上映する「ガンダム映像新体験TOUR」の1つとして実施。

本作の4DX上映を初めて体験した松浦さんは「観る前から濡れるということは知っていましたけど、序盤の時点でびしょびしょになってすごくびっくりしました（笑）」とコメント。小形プロデューサーは「『NT』の場合は、コロニー戦のあたりがずっと雨のシーンなので僕も観た時に、これ冬観たら死んじゃうんじゃないかと思いました」と笑いをこぼしながら「これだけフルに4DXの特性を活かしてる作品はなかなか無いなと思っています」と語った。

また、7月にアメリカで行われた「Anime Expo 2019」での4DX上映について、福井さんは「海外での上映ということで、色々な反応を覚悟して行ったんですけども、意外と皆さん落ち着いて観てましたね。唯一笑いが起こったところはブリックの『私は女性を愛しません』のところでした」とコメントし、意外なシーンでの観客の反応にゲスト一同驚いた様子が見受けられた。

吉沢監督は、自身の作品が4DX化された事について「（2D上映とは）別物の感覚で観れてかなり新鮮でした。揺れて・熱が出て・雨が降ってという、一種のアトラクションのようで、いろいろな辛い思い出を忘れましたね」と、当時の過酷な現場状況を忘れる程、作品を体感できた喜びを語る。

また、小形プロデューサーは「『NT』はこれだけ気象変化だったりいろいろな現象が起こるので、4DX向きだと思います」とコメントし、吉沢監督は「そうですね、狙ったわけではないけれど、結果的にアトラクションムービーになりましたね」と続け、今回の上映を通して楽しみ方の多様性を改めて実感していた。

最後に登壇者よりコメントがあり、舞台挨拶は幕を閉じた。

松浦愛弓さん（リタ・ベルナル役）

2Dでの上映とは違い、また違う作品を見たような気分で楽しめました。自分もコックピットに座って一緒に闘っている感覚で、作品にも感情移入出来て良かったです。またみなさんも劇場へ足を運んでください。本日はありがとうございました。

福井晴敏（脚本）

今後も『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の上映もありますし、「ガンダム」を引き続き宜しくお願い致します。

吉沢俊一監督

本作を公開してからおよそ10ヶ月経ちますが、また4DXという形で映画館で上映していただけて、何より観ていただいている皆様のおかげで『NT』はやってこれていると思います。本当にありがとうございます。

小形尚弘プロデューサー

僕たちが一生懸命作った作品を「4DX」だったり「DOLBY CINEMA™」や「ULTIRA」だったり、新しい方法で観てもらえると、また違った形で楽しんでいただけますし、これを機会にいろいろな方に「ガンダム」作品を楽しんでいただきたいです。「映像新体験」を通してこれからもいろいろな試みをやっていきたいと思います。

ぜひこれからも「ガンダム」を宜しくお願い致します。

なお、『機動戦士ガンダムNT』の4DX上映は、全国20館のユナイテッド・シネマにて9月26日（木）まで実施中だ。

さらに、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』4DX上映が好評につき、一部劇場にて延長決定！「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 4DX」上映は、10月3日（木）まで上映されるので、こちらもお見逃しなく。

「ガンダム映像新体験TOUR」は今後も続き、9月27日（金）から全国11館のイオンシネマにて『劇場版 機動戦士ガンダムI～III』、『機動戦士ガンダムSEED スペシャルエディション 虚空の戦場 HDリマスター』、『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』のULTIRA上映が順次スタート。
2020年初春からは『劇場版 機動戦士ガンダムI～III』のDOLBY CINEMA™上映が予定されているので、ぜひチェックしておこう。

詳しくは「ガンダム40周年」公式サイトの特設ページをご覧ください。

（ガンダムインフォ編集部）

▼「機動戦士ガンダム40周年プロジェクト」公式サイト