『機動戦士ガンダム』がTVシリーズ放送開始から2019年に40周年を迎えることを記念した「機動戦士ガンダム40周年プロジェクト」では、7月4日(木)から7日(日)にかけて開催された「ANIME EXPO 2019」(アメリカ)および「第20回 Japan Expo」(フランス)にて、新たな施策が展開された。
イベントでは、本プロジェクトのPVや、ガンダムビルトシリーズ最新作『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』の発表に加え、劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ I 行け!コア・ファイター』、『機動戦士ガンダムNT』4DX版の世界最速上映を実施。各国で行われたイベントの写真も到着したので、本記事にて会場の様子を紹介しよう。
「機動戦士ガンダム40周年プロジェクト」PV公開!
フランス・パリにて開催された日本カルチャーの祭典「Japan Expo」において、「機動戦士ガンダム40周年プロジェクト」PVが解禁された。
PVはガンダム40年の歴史と作品の積み重ねを感じさせるとともに、40周年を機に展開されるさまざまな作品、プロジェクトのヒントが示される内容となっている。
企画進行中と明かされていた「ガンダムビルトシリーズ」最新作のタイトルが『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』と明かされ、本PVにて解禁。本作の詳細は後日発表されるとのことなので、続報をお楽しみに。
富野由悠季総監督が登壇し世界初上映!劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ』遂に始動!
2014年にTV放送された『ガンダム Gのレコンギスタ』に、新作カットの追加や再編集を施し、新たに全5部作の映画として生まれ変わった劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ I 行け!コア・ファイター』の世界最速先行上映が、「Japan Expo」にて実施された。
イベントのレポートはこちらの記事をご覧ください。
なお、劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ』は、日本国内での上映も決定しているので、続報をお楽しみに。
富野監督カンファレンス&miwa『THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』ED曲初ライブ披露!
Japan Expoでは、富野由悠季総監督がトークで登場。
サイン会や写真撮影会では、フランスだけでなくヨーロッパ諸国から駆けつけた、ガンダムファン・富野ファンとの出会いがとても刺激になった様子が見受けられた。
現地の新聞や雑誌、テレビ局、またweb媒体の取材でも、地球環境や歴史経済など、ワールドワイドで通用するようなメッセージが込められた、ガンダムの制作秘話、取材陣の想像していた以上の答えに、彼らも共感し、満足した様子だった。
また、現地時間7月6日(土)には、カンファレンスに登壇。フランスを中心とした2,000人を超える規模のヨーロッパの20代から30代のファンたちが、富野監督を一目見ようと来場。会場からの様々な質問に、富野監督は熱心に答えていき、その回答一つ一つに会場からはどよめきが起こったり、歓声が湧いたりしていた。
「ご自身が作ったキャラクターのうち、誰がいちばん好きですか?」という質問に対して「自分が作ったキャラクターですから、全員好きです。」という答えには、会場から温かい拍手が起こっていた。
さらに、カンファレンスの最後にはシンガーソングライターのmiwaさんが登場。SUGIZOさんから届いたフランスのファンへの手紙を披露し、NHK総合テレビにて放送中の(ヨーロッパでは配信中)の『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』のエンディングテーマ「A Red Ray」を初めてライブ披露した。
『機動戦士ガンダムNT』4DX版、世界最速上映実施!
2018年に劇場公開され、7月12日(金)より中国大陸での劇場公開が予定されている、『機動戦士ガンダムNT』。
その4DX版が、アメリカ・ロサンゼルスにて開催された「Anime Expo 2019」にて世界初上映された。
会場では、本作のトークショーも行われ、脚本を務める福井晴敏さんなどが登壇。『ガンダムNT』のストーリーの成り立ちから、物語の重要なテーマでもある”ニュータイプ論”にも話は及び、会場に集まった20代から40代のガンダムファンも、真剣な面持ちで熱心に耳を傾けていた。
なお、『機動戦士ガンダムNT』4DX版は、日本国内でも「ガンダム40周年プロジェクト」として、「ガンダム映像新体験TOUR」にて上映予定となっているので、続報を楽しみにまとう。
「GUNDAM×KEN OKUYAMAプロジェクト」 ガンダムの全貌解禁!
『機動戦士ガンダム』40周年の記念映像プロジェクトの1つとして、工業デザイナー・ケンオクヤマ氏が率いる「KEN OKUYAMA DESIGN」がプロダクトとしてガンダムを検証しデザインした、「RX-78-2 ガンダム」のビジュアルが完成。
この新デザインガンダムは、「KEN OKUYAMA DESIGN ガンプラプロジェクトスペシャルムービー」と題したショートムービーが制作され、「シャアザク」や「ザク」の登場も予定されている。
さらに、「RX-78-2 ガンダム」は、プラモデルとしても開発進行中とのことなので、続報をお楽しみに。
KEN OKUYAMA DESIGNによる「RX-78-2 ガンダム」
▼「機動戦士ガンダム40周年プロジェクト」公式サイト
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