ガンダム公式カフェ「ガンダムカフェ 秋葉原店」では、12月15日(土)に「『ガンダムビルドダイバーズ』打ち上げパーティ」が開催された。
本イベントは、ガンダムファンクラブ(GFC)会員限定で実施。ゲストとしてメカニックデザインの海老川兼武さん、アクション監督の大張正己さん、チーフメカアニメーターの久壽米木信弥さんと宇田早輝子さんが登場。さらに、サプライズゲストとして綿田慎也監督と小川正和プロデューサーも登壇し、そうそうたる顔ぶれが揃った。
綿田監督の「半年間ありがとうございました。乾杯!」という音頭でスタートし、GFC内で募集したアンケートに答えるコーナーやゲームコーナーなどが実施され、大いに盛り上がった。それでは本イベントをレポートしていこう。
▲左から海老川さん、大張さん、久壽米木さん、宇田さん、綿田監督、小川プロデューサー。
まずは、質問コーナーからスタート。
「GBNを実施にプレイできるとしたら、どのガンプラを使いますか?」という質問に対して、「武者ガンダムですかね。リアルタイプを使っている人をいやな目にあわせてやりたいですね(笑)」(綿田)、小川プロデューサーは「『鉄血のオルフェンズ』のバルバトス」、海老川さんは「水中用モビルスーツ」と回答。そんな中、大張さんは「他作品ですけど『機甲戦記ドラグナー』のドラグナー1」と発すると、会場からは笑いの声があがった。冗談だとした上で、「最終回ワンカット登場した白金のトライオンIII」を選んだ。
次に、ダブルオーダイバーとダブルオースカイのデザインを担当した海老川さんに「自身でデザインした機体を発展させる場合、気をつける点はありますか」という質問が。「主役機に使う場合は、いつも“個性”を足してあげるのですが、今回は『今、ダブルオーガンダムをブラッシュアップしたらどうなるかな?』と考えながらやりました」と語った。
「デザインや作画についてこだわりや苦戦された点はありますか?」という質問には、「オーガ刃-Xに“鬼”の要素を足したり、ビルドシリーズらしさとして、わざとらしいぐらい“要素をひとつ足す”ことに気をつけていました」(海老川)、「オープニングの2本ともコンテを担当したのですが、なかなかアイデアが浮かばなくて苦労しました」(大張)、「ダブルオーダイバーの青と白の配色を表現することが難しかったです」(久壽米木)、「アストレイノーネイムは線が多くアシンメトリーでもあるので苦戦しました」(宇田)と、各々が担当する仕事ならではの大変さを口にした。
「メカを動かす上で大切にしているところはありますか」という質問には、「かっこいい見栄えを考え、アニメーターが描きたくなるような絵コンテにするよう気をつけました」(大張)、「このキャラならこういう動かし方をするだろうと、キャラクターらしさを大切にしました」(久壽米木)、「パイロットの“感情”がロボットを通して伝わってほしいと思っていました」(宇田)と、アニメーターならではの回答が飛び出した。
また、綿田監督は「GBNとGPDとのバトルシーンの表現の違いはありますか」という質問に、「GPDは、シバとリクのドラマのシリアス感を考えていくと、ネガティブな話を含んだものになりました。バトルの違いを演出することに力を注がなくても、結果的に大きく違うものに出来上がるなとは想定していました」と制作当時の心境が語られた。
質問コーナーが終わり、次は「GBDクイズコーナー」へ。このコーナーでは、ゲストがファンの座るテーブルへそれぞれ着席し“フォース”が組まれた。優勝したフォースには1人1枚ずつゲストのサインが入ったポスターがプレゼントされるということもあり、白熱した戦いをみせた。
その後、ゲストとファンが語り合える時間が設けられ、それぞれのフォースでは笑いの絶えない賑やかな交流が行われた。
最後に各人よりコメントがあり本イベントは終了した。
海老川兼武さん(メカニックデザイン)
「みなさん今日は本当にありがとうございました。先日ビルドシリーズの新作が発表されましたが、また参加することがあったら頑張りたいなと思いますので、期待して待っていてくださると嬉しいです」
大張正己さん(アクション監督)
「新しいビルドシリーズがあるならばぜひとも参加したいと思います。そのときはよろしくお願いします。またこういう機会があれば楽しい打ち上げをしましょう」
久壽米木信弥さん(チーフメカアニメーター)
「なかなか皆さんとお話しする機会がなかったので、次もこういった機会があればぜひとも参加したいです。どうぞよろしくお願いします」
宇田早輝子さん(チーフメカアニメーター)
「こういうイベントごとに参加するのは初めてなので、最初はすごく緊張しましたが楽しく過ごせました。またこのような機会があれば参加したいと思います。ありがとうございました」
小川正和プロデューサー
「先日発表されたビルドシリーズの新作も、制作が頑張って準備しております。綿田監督が頑張ってくれると思うので、よろしくお願いいたします」
綿田慎也監督
「『ビルドファイターズ』とは世界観を変えるということで、いろいろな苦労があったりしましたが、このような場を用意してもらえるまで作品が育ってくれたことは大変嬉しく思っています。商品展開のほうはもう少し続きますので、どうぞよろしくお願いいたします」
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※一部敬称略
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