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2018年12月10日 (月)

日本チャンピオンが世界一に!「ガンプラビルダーズワールドカップ2018」世界大会決勝戦レポート

表彰式の模様はYouTubeにてアーカイブ配信中!

公式ガンプラ世界大会「ガンプラビルダーズワールドカップ2018」(GBWC2018)の世界一を決める「世界大会決勝戦表彰式」が、12月9日(日)にお台場のガンプラ総合施設「ガンダムベース東京」にて開催された。

 

会場には、各国・各地域の激戦を勝ち抜いてきたオープンコース、ジュニアコースのチャンピオンが集結。司会者として川口名人が登壇し、特別審査員にアニメーション監督の大張正己さんを迎え、各コースの世界1位から3位をはじめ、「ガンダムベース賞」、「メンズビゲン賞」、「特別審査員賞」の選出、表彰が行われた。

 

それでは、各受賞作と審査員コメントを一気に紹介していこう。

 

 

ガンダムベース賞

【作品名】

Origin of Char(オリジン オブ シャア)

 

【ビルダー】

<香港代表>

Manson Ng(マンソン ンー)

 

【審査員コメント】

「赤い旧ザクにシャアのイメージを盛り込んでいて、取り合わせの凄さとアイデアの面白さを評価しました」(BANDAI SPIRITS ホビー事業部 川口克己)

メンズビゲン賞

【作品名】

Kshatriya Besserung 2.0 ”Preemptive Strike”(クシャトリヤ ベッセルング)

 

【ビルダー】

<カナダ代表>

Lau Ryan(ロウ ライアン)

 

【選考理由】

「全体の構成が見事でした。作品への愛、努力の跡が見られ、作品の持つ情報量や重厚感に好感が持てました。ホーユーの理念である『外見だけにとどまらない美しさ』にも通づるものを感じ、選ばせて頂きました」(ホーユー株式会社)

特別審査員賞

【作品名】WE ARE GUNDAM

(ウィーアーガンダム)

 

【ビルダー】

<タイ代表>

Vichayuth Eiam-Ong(ヴィチャユス エイアム-オン)

 

【審査員コメント】

「アウトラインが素晴らしく、ダイナミックにして繊細とはまさにこのこと。すべてが自分好みでした」(アニメーション監督 大張正己)

ジュニアコース

<第3位>

【作品名】

The White Golem(ザ ホワイト ゴーレム)

 

【ビルダー】

<ベトナム代表>

Nguyen Hoang Long(ヌグヤン ホンー ロン)

 

【審査員コメント】

「細かい作り込み、表面処理の丁寧さを評価しました。バックパックやメタルパーツの接着などをより頑張れば、さらに上を狙えると思います」(BANDAI SPIRITS ホビー事業部 安永亮彦)

<第2位>

【作品名】

Once again(ワンス アゲイン)

 

【ビルダー】

<台湾代表>

WU CHIH EN(ウ シ エン)

「とても嬉しいです。教えてくれた先生と両親に感謝します」

 

【審査員コメント】

「一見地味に見えますが、工作・塗装が非常に高いレベルで行われており、細かいところまで配慮されています。ジオラマとしては、構図などをもう一工夫するとより良くなるのでは?」(ホビージャパン編集部 編集長 木村 学)

<第1位>(世界チャンピオン)

【作品名】

Build Divers Fantasy(ビルドダイバーズ ファンタジー)

 

【ビルダー】

<インドネシア代表>

Mark Alexander Ierwanto(マーク アレクサンダー イルワント)

「とても嬉しいでもです。でもこれで完成だとは思っていないです」

 

【審査員コメント】

「空間構成力の高さ、工作の作り込み、カラーリング、メッキ調がとても綺麗で、満場一致で決まりました。ジーニアスです」(モデルグラフィックス編集部 ガンプラ担当 関口 巌)

オープンコース

 

<第3位>

【作品名】

WE ARE GUNDAM(ウィーアーガンダム)

 

【ビルダー】

<タイ代表>

Vichayuth Eiam-Ong(ヴィチャユス エイアム-オン)

「この色のトロフィーで、コレクションが全てそろいました。ありがとうございます」

 

【審査員コメント】

「空間の作り込みがすごいです。足元の細かな部分の再現も素晴らしく、見ていて楽しい作品でした」(BANDAI SRIRITS ホビー事業部 安永亮彦)

<第2位>

【作品名】

EVERY THING STARTS WITH A PROTO TYPE(エヴリシング スターツ ウィズ ア プロトタイプ)

 

【ビルダー】

JAMES MARC R. QUINSAAT(ジェームズ マーク アル クインサット)

「嬉しいです。国を代表して参加していますが、ここにいるみんなが受賞者だと思っています」

 

【審査員コメント】

「1/60のガンダムを重機に見立てるというアイデアに脱帽しました。いろんな技を使って作られており、塗装力の高さ凄く、見所が満載。いつまでも見ていたくなる作品です」(モデルグラフィックス編集部 ガンプラ担当 関口 巌)

<第1位>(世界チャンピオン)

【作品名】

ガンダムエクシアリペアII -胎動-

 

【ビルダー】

<日本代表>

YUSUKE SATO(ユウスケ サトウ)

「このような賞を頂き、感無量です。ありがとうございました」

 

【審査員コメント】

「ボックスタイプジオラマと言われる作品ですが、一方向からだけでなく、窓からもジオラマを楽しめる。細かな造形、壁面も作り込みがすごい。遊び心もたくさんあり、工作・塗装は文句なし。まさにチャンピオンの作品だと思います」(ホビージャパン編集部 編集長 木村 学)

結果を受けて、特別審査員の大張さんからは「ガンプラの無限の可能性に感動しました。このインスピレーションを持ち帰って、おもしろいアニメを作りたいと思います」と、ビルダーたちの作品のすばらしさに刺激を受けた様子だった。

さらに、GBWC実行委員長でもある司会の川口名人から総評として「どの作品が選ばれてもおかしくないものばかりでした。また、皆さんが見せたいものを前面に押し出した、面白いもの見せて頂きたいです。ガンプラは作っていると上手くなります。工作が得意な人は塗装まで、塗装まで仕上げたら次はアイデアを広げる、ということをして自分の作品を作っていってほしいと思います」とコメントがあり、本イベントは幕を下ろした。

 

なお、世界大会決勝戦の各国・地域チャンピオン作品は、2019年1月28日(月)までガンダムベース東京にて公開予定となっているので、この機会にぜひお台場へ足を運んでみよう。

※本文中一部敬称略

 

 

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