全国90館にて大ヒット劇場上映中の『機動戦士ガンダムNT』では、12月4日(火)に東京・新宿ピカデリーにて、スタッフトーク付き上映会「Narra-TALK(ナラトーク)」第1回が開催された。
第1回は、「ガンダムNTの音楽を語ろう」と題し、本作の劇伴や主題歌を手掛けた澤野弘之さんに加え、脚本を務める福井晴敏さん、小形尚弘プロデューサーが登壇。『機動戦士ガンダムUC』に引き続き、澤野さんに劇伴を依頼した経緯や、劇中に使用されている楽曲についてなど様々な内容が語られた。
小形さんは本作が『ガンダムUC』の続編と言うことで、「澤野さんしかいないでしょ」と思いお願いしたのこと。
澤野さんは「劇伴は去年(2018年)から手をつけ始めていましたが、今年の『ガンダムNT』発表会で初めて劇場版だということを知ったんですよ(笑)でも、後に知ったからこそ、変に気負わなくてよかったのかも知れないです」と制作時を振り返り「『UC』は長く付き合ってきた作品だったので、続編が作られると聞いて嬉しかったです」と当時の思い出を明かした。
本作の劇伴について、小形さんは「『ガンダムUC』とは少し方向性を変えたかった」と明かす。澤野さんは、「『UC』との差別化と言う意味でも、監督から“エレクトロニック感”を強く出してほしいとあったので、オケの曲はほぼ打ち込み(シンセサイザーの音など)での統一を心がけましたね」とコメント。小形さんは「『UC』の時は劇中で歌をがっつり流すということをあまりやってなかったので、『NT』では歌入りの曲を流したいという思いがありました。『Vigilante』は、発注するときに、ナラティブガンダムの登場シーンで使いたいと最初から思っていました」と、制作時の想いを明かした。
また、「『UC』続編と言えど、ガンダムらしからぬメロドラマなので、音楽のドライな感じがいい化学反応を起こしていますよね」(福井)、「やっぱり劇場の環境で聞いた方が、音を浴びるような感じが体験できるんじゃないかな、と思います」(小形)と、劇伴についてそれぞれ感想を口にした。
続いて話題はユニコーンガンダム立像のテーマソング「Cage」に。
小形さんはレコーディングに立ち会った際、「この曲をアレンジして『NT』に使えないかな?」と思い、本作にも“NTバージョン”として適用したという。それを受けて福井さんからは「『NT』にばっちりの曲だったよね。シナリオを書く前に先に曲が贈られてきて“こういう感じで使いたいんです”と言われました」と裏話が飛び出した。
主題歌「narrative」については、小形さんより「今回ミディアムテンポなロックバラードと聞いて、LiSAさんにはアップテンポの曲のイメージがありましたが、うまくはまりましたね」とコメントがあり、それを受けて澤野さんからは「LiSAさんが楽曲へのアプローチを色々考えてくださって、より『NT』の世界観画表現できたかなと思います」と語られた。
最後に登壇者よりコメントがあり、舞台挨拶は幕を下ろした。
澤野弘之さん
『ガンダムUC』に続き、再び『ガンダムNT』という形で音楽を手がけられて光栄です。平日の夜にもかかわらず、本日はご来場いただき、ありがとうございました。
福井晴敏さん(脚本)
おかげさまで成績も好調で、ありがとうございます。来週の入場者特典は、カイ・シデンが書いたかのように僕が書いた新聞記事が出るので、ぜひお楽しみに。
小形尚弘プロデューサー
吉沢監督は“ジェットコースターのような作りをした”と言っているように、体で感じられる映画となっているので、五感でぜひ体感してください。年末は澤野さんのアウトテイクCDが入場者特典にも登場する予定ですのでお楽しみに。
(ガンダムインフォ編集部)
澤野さん&福井さん&小形プロデューサーからコメントを頂きました!
なお、『機動戦士ガンダムNT』は、全国90劇場でロードショー。上映劇場では入場者プレゼントのほか、オリジナルグッズやイベント限定ガンプラ「HG ユニコーンガンダム3号機 フェネクス(デストロイモード)(ナラティブVer.)[クリアカラー]」と「HG シナンジュ・スタイン(ナラティブVer.)[クリアカラー]」の販売を実施。
この他、公開記念舞台挨拶、トークショー付き上映会「Narra-TALK」も引き続き開催されるので、ぜひあわせてチェックしておこう。
(ガンダムインフォ編集部)
『機動戦士ガンダムNT』トークショー付き上映会「Narra-TALK」<第1回>「ガンダムNTの音楽を語ろう」
[日時]2018年12月4日(火)
[会場]新宿ピカデリー
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