いよいよ全国35館の劇場にて上映がスタートした『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星』では、5月6日(日)に東京と神奈川2ヶ所にて「上映記念2日目舞台挨拶」が実施された。今回の舞台挨拶には、シャア・アズナブル役の池田秀一さんに加え、デギン・ソド・ザビ役の浦山 迅さん、ギレン・ザビ役の銀河万丈さん、ドズル・ザビ役の三宅健太さん、キシリア・ザビ役の渡辺明乃さん、ガルマ・ザビ役の柿原徹也さんが登場。さらに、安彦良和総監督と谷口 理プロデューサーが登壇した。
ガンダムインフォでは、東京・新宿ピカデリーのて行われた舞台挨拶に潜入したので、その模様をお伝えして行こう。
今回の舞台挨拶ではザビ家の声優陣が勢ぞろいするということで、ドズル役の三宅さんは、会場に来ることのできなかったサスロ・ザビの写真を持参して登場。勢ぞろいする豪華キャストの面々に観客も圧倒されていた。
冒頭の挨拶で安彦総監督は「過ぎてしまうと夢のように時の流れが速かったな、という気がします。4年余りで6時間強の映像を作りました。もっとしんどい思いをするかと思いましたが、皆さんに支えられて幸せな時間を持てました。本当にありがとうございます」と、『THE ORIGIN』完結に対する思いの内を明かした。
今回デギン役の浦山さんは『THE ORIGIN』の舞台挨拶に初登場ということで、キャラクターを演じるにあたって「“デギン・ザビという人物は悪役ではないんですよ。むしろいい人間なんです”と安彦先生より言葉を頂き、その言葉をしっかりと思い出しながら演じました」とコメント。
また、ザビ家が勢ぞろいしたことについてギレン役の銀河さんは「父の顔も兄弟たちの顔も新鮮です。リニューアルした中で一人だけ昔の匂いを背負っていますが、とても新鮮な気持ちでここにいます」と語った。
三宅さんは「こうして並ぶと身が引き締まる思いです。嬉しい限りです」と喜びを露わにし、渡辺さんは「なかなか収録でそろうことが出来なかったのが、逆にザビ家らしいなと。でも今回こうしてそろったことが本当にうれしいです」と笑顔で語った。
ガルマ役の柿原さんは「憧れの『ガンダム』で、お父様やギレン兄さんたちと舞台に立たせて頂いていること、また20代の頃から仲良くしてもらった三宅さん、明乃ちゃんとザビ家を演じさせて頂けたことが夢のようです。ザビ家がそろうとすごいですね。身の引き締まる思いです」とコメントした。
池田さんは、第6話で思い出深い台詞を問われると「シャアの最後の台詞が感慨深いです。ここから一年戦争のドラマが始まったんだなという感じがとてもしました」と語った。
また、自身が演じるキャラクター以外で言ってみたかった台詞について問われると、銀河さんは「坊やだからさ」と答えた。それを受けて池田さんからは「あのセリフは、銀河さんが大演説してくれたおかげで生きたセリフなんで、その節は有難うございました」とコメントがあり、会場からは笑い声が聞こえる場面もあった。
本シリーズを振り返っての感想について、安彦総監督は「第6話は、ファーストガンダムに繋がっているでしょ?この作品を観て『機動戦士ガンダム』が観たくないというガンダムファンはおそらく居ないと思います」とコメント。
谷口プロデューサーは「こうして皆さんと同じ舞台に立つと、オーディションをしたときを思い出します。長い時間をかけてここまでこれて、これが集大成かなと思います」と、当時の思い出を語った。
また、池田さんは「今回の『THE ORIGIN』シリーズは結構なプレッシャーでした。初めて言うセリフも多く、自分の中では改めて緊張した作品でした」と胸の内を明かした。
最後にゲストの中から代表して池田さんから一言コメントがあり、観客と出演者による「ジークジオン」の合唱で舞台挨拶は幕を閉じた。
池田秀一(シャア・アズナブル役)
おかげさまで『THE ORIGIN』最終章を迎えることが出来ました。この6作を通して、なにか皆さんの心に残って頂けたなら幸いです。この3、4年はあっという間でしたが、僕にとっても『THE ORIGIN』という作品は財産になりました。また皆さんにお目にかかれることを願っています。本日はどうもありがとうございました。
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星』は、全国35館で好評上映中だ。入場者プレゼントに、キャラクターデザイン・メカデザインを手がけるクリエイター陣の「描き下ろしミニ色紙」(全10種)が、週替わりで配布されているので、ぜひとも劇場へ足を運んでみよう。
なお、上映劇場で販売される限定ガンプラや販売グッズ、サントラCDや映像アイテムの情報は、こちらの記事をご覧ください。
(ガンダムインフォ編集部)
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