全国35館で上映中の『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星』では、本作の上映に先駆け5月4日(金・祝)に東京、愛知、大阪で前夜祭上映が行われた。
前夜祭では、第6話がひと足先に上映されたほか、複製原画を配布。また、東京・新宿ピカデリーでは、黒い三連星を演じる一条和矢さん(ガイア役)、土屋トシヒデさん(マッシュ役)、松田健一郎さん(オルテガ役)に加え、ランバ・ラル役の喜山茂雄さんと谷口 理プロデューサーが登壇し、舞台挨拶が実施された。
第6話の上映が終わり、登壇者がステージへあがると、さっそく「ジェットストリームアタック」の台詞を披露する一条さん、土屋さん、松田さん。喜山さんがMCを務める中、本作について様々なトークが繰り広げられた。
まず、上映初日を迎える心境について「ルウム戦役編があるという事を聞いた時、とても楽しみにしていたのでやっと上映を迎えれて感無量です」(一条)、「全身全霊傾けて制作スタッフや声優陣も心をこめて作った作品なので、出来るだけ多くの方に観て頂きたいです」(土屋)、「黒い三連星と言えばルウム戦役で名を挙げたと思うので、再び映像化されて大スクリーンで上映されることに感動を覚えます。ガンダムを作っていた世代の方々と、観ていた世代の方々がタッグを組んで創り上げた作品に出演出来て光栄です」(松田)と、それぞれ思いの内を語った。
また、谷口プロデューサーは「イベント上映も今回で終わってしまい寂しい部分もあります」と寂しさをにじませるも、「明日から1ヶ月皆さんと一緒に楽しみたいと思います」と笑顔でコメント。
自身の演じるキャラクターの活躍について問われると、松田さんは「連邦の戦艦に突っ込んでいくところですね。黒い三連星の見せ場として、ここでレビルを捕まえたのは我々ですから。今までよりたくさん叫ばせて頂きました」と満足そうに語る。
土屋さんは「収録中に3人の性格が確立して行く中で、マッシュは戦いになると我を忘れるというイメージで演じました。声が裏返ってもNGではなく、そのまま興奮状態で演じた台詞にOKをもらったことが思い出深いです」と語り、一条さんは「ガイアは戦えることが至上の喜びであって、統率者と言うよりは戦争バカなので、色々指示を出すシーンではあえてガサツに演じさせてもらいました」と、キャラクターについての思いを明かした。
注目してほしいシーンについて一条さんは、「レビル艦隊と対峙するときに、一斉に室内の照明が明るくなるところが印象的でした」と語ると、谷口プロデューサーから「隠密作戦の中、暗闇の宇宙で明かりが煌々と付いていたらおかしいのでは?という事で、あのような演出を心掛けました」とコメント。
また、土屋さんは兵士たちの台詞の言い回しについて「訓練されている人たちなので、落ち着いてしゃべってください」という指示があったことが印象的だったと語った。
最後に出演者より一言と、来場者も交えて「ジークジオン」の合唱でトークショーは幕を閉じた。
喜山茂雄(ランバ・ラル役)
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』劇場6部作をすべて撮り終えられたのは、皆様のおかげだと思います。また会いましょう!
一条和矢(ガイア役)
本作に参加でき、さらに人気の高い黒い三連星として演じられたことが本当にうれしいです。
土屋トシヒデ(マッシュ役)
本作は自分の中で宝物のような作品です。皆さんの中でもオリジンが心に残って広がっていただければと思います。
松田健一郎(オルテガ役)
いつか『ガンダム』に出演できたらなと夢見ていたので、こうして念願叶ったことが感無量です。また、ガンダムを手掛けてきた人たちの愛がこもった作品だなと思います。『THE ORIGIN』をこれからも盛り上げていきましょう!
谷口 理(『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』プロデューサー)
約5年間、制作に携わってきました。僕らにとっても宝物だしファンの皆様に支えられて育てて頂いた作品だと思います。自分自身も少ない知識の中でいろいろ勉強してここまでこれたと思います。あと1ヶ月、楽しみたいと思います。本当に有難うございました。
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星』は、全国35館で好評上映中だ。入場者プレゼントに、キャラクターデザイン・メカデザインを手がけるクリエイター陣の「描き下ろしミニ色紙」(全10種)が、週替わりで配布されているので、ぜひとも劇場へ足を運んでみよう。
なお、上映劇場で販売される限定ガンプラや販売グッズ、サントラCDや映像アイテムの情報は、こちらの記事をご覧ください。
(ガンダムインフォ編集部)
あなたへのオススメ
編集部イチオシ
PREMIUM BANDAI
プレミアムバンダイ