日本最大級の参加型エンターテインメントイベント「C3TOKYO 2016」のメインステージでは、8月27日(土)に『ガンダムビルドファイターズトライ アイランド・ウォーズ』のスペシャルステージが開催された。
ステージでは、カミキ・セカイ役の冨樫かずみさん、コウサカ・ユウマ役の内田雄馬さん、ホシノ・フミナ役の牧野由依さん、綿田慎也監督、小川正和プロデューサーが登壇し、8月21日(日)に放送された『ガンダムビルドファイターズトライ アイランド・ウォーズ』の特別コメンタリー上映とトークショーが行われた。
それではさっそくイベントの模様をレポートしていこう。
まず、テレビシリーズから約1年半ぶりとなった、『アイランド・ウォーズ』のアフレコを振り返って、キャスト3人は久しぶりの収録にも関わらず、すんなりとアフレコに臨むことができたとのこと。また、会場でファンと一緒に本作を見ることについて、「どのような反応があるのか楽しみです」と口々に語り、早速コメンタリー上映がスタートした。
映像は、システム音声からのスタートで、3人は『ビルドファイターズトライ』の第1話を思い出すとのこと。冒頭の戦闘シーンについて、冨樫さんは「台本をもらう前から、セカイは遅れてやってくると思ってました」と、自身と役とのシンクロ具合を語る。ユウマが南の島行きを断ったシーンに対して、牧野さんからツッコミが入ると、内田さんからは「彼にとってはアルバイトの方が超大事なことですから、仕方ないですよ!」とキャラクターをフォローする場面も。
次に、セカイがフミナをハンモックから助けようとして床へと転がってしまうシーンでは、冨樫さんから「第1話でもこんなシーンありましたよね。でも上下は逆でしたね」とテレビシリーズとの共通点が語られ、フミナ、カオルコ、シアの3人がニュータイプ的交信をするシーンでは、女性陣2人から「このシーン好きです!」と声が上がった。
▲左から綿田慎也監督、冨樫かずみさん、内田雄馬さん、牧野由依さん、小川正和プロデューサー
アニメ前半の上映が終了するとステージに明かりが戻り、ここからは前半を振り返ってのトークがスタート。
牧野さんからは「恋模様が進化してますよね。女の戦いといいますか、みんな精神的に一皮むけた感じがします。特にシアちゃんの臨戦態勢っぷりは……」と女の子3人のシーンが印象的だと語る。内田さんからはシアのガンプラ「シアクアンタ」など、作中で出てくるガンプラについて「デザインとシナリオ、どちらが先行して作られているんですか?」という質問が投げかけられると、綿田監督は「テレビシリーズの時は、ガンプラのデザインが先行していました。でも『アイランド・ウォーズ』はシナリオ先行で制作してましたね」と制作の違いが明かされた。
そして、アニメ後半の上映がスタート。
前半とは異なるシリアスな展開に、冨樫さんは「後半のユウマは前半とはうってかわってしっかりしてますよね」とユウマの表情について言及すると、内田さんが「やるときはやる子です!」と自信満々に返す。
数多くのガンプラを相手に目的地へと突き進むシーンでは、カミキバーニングガンダムの肩から出るビーム攻撃について、綿田監督から「ト書きには神ビームって書いてありましたね」と明かされた。また、プチッガイがメイスをふるうシーンを内田さんが一押しとして挙げ、「あのメイスには因縁を感じます。何故か許せないんですよね」と語ると、会場からは笑いが起こった。
セカイたちの前にサイコ・ガンダムとサイコ・ガンダムMk-IIが現れたシーンでは、綿田監督から「攻撃を防ぐ1カットだけ、カミキバーニングは刀を抜いています」と一度見ただけでは気づかないようなポイントが指摘され、キャスト陣からは驚きの声が漏れていた。
物語はいよいよクライマックスへ。
スターウイニングガンダムとライトニングガンダムが、カミキバーニングへと合体。落下するコロニーを破壊するシーンでは、BACK-ONが歌う主題歌「The Last One」が流れ、冨樫さんは「音楽が入るシーンは本当に力が入りますね!」と興奮した様子。
戦いが終わり、物語のカギを握る謎の少女をフミナが諭すシーンで、牧野さんは「このシーンは好きです。ガンプラを一緒に作ろうって言うのが素敵だなと思います。改めて、ガンプラは自分で作る楽しみもあるんだって感じましたね」と一押しシーンとして挙げた。
上映は、3体のガンプラが並ぶ絵で終了し、次に本作に登場するガンプラ紹介のコーナーへと移る。
注目は、やはり新登場となった 「HGBF すーぱーふみな ver.ティターンズメイド」。
牧野さんが「ティターンズメイドは、“全部乗せ”みたいになってて、ファンの人には型破り感がたまらないのでは?」と話すと、内田さんから「(ガンプラの)注文数がすごいらしいですよ」とその人気ぶりをアピール。また、フミナに関連して「フィギュアライズバスト ホシノ・フミナ」に話題がおよぶと、内田さんは注目ポイントとして「背中のライン」を挙げ、その造形美を熱心に語っていた。
最後に、登壇者から来場者ヘのメッセージが贈られ、本ステージは幕を下ろした。
牧野由依
お話の中ではあまり時間が経っていないですが、大人っぽくなったところだったり、強くなったところを想像してアフレコしました。また彼女を演じられて幸せでした。今日はありがとうございました。
内田雄馬
『ガンダムビルドファイターズトライ』は僕も大好きで、改めて皆様に新作を見てもらえるのはうれしいです。僕もガンプラが大好きで、『アイランド・ウォーズ』を見て、ガンプラを作りたいと思ってくれる人が増えるとうれしいです。今日はありがとうございました。みんなガンプラ作ろうぜ!
冨樫かずみ
2年前のこのステージであいさつをさせていただきました。みんなと『アイランド・ウォーズ』を見れて感慨深いです。本当に愛された作品なんだと実感できました。これからも一緒にガンプラを楽しく作っていきましょう。ありがとうございました。
綿田慎也監督
『ビルドファイターズトライ』はもちろん、『ビルドファイターズ』から関わっているので、ここまで作品が愛されているのはスタッフとしてうれしいです。作品を通してガンプラを好きになってくれるとうれしいです。これからもよろしくお願いします。
小川正和プロデューサー
本日はありがとうございました。まず、『アイランド・ウォーズ』にメイジン・カワグチが出ていないのは、今『ビルドファイターズ』の特別編を企画制作中で、そちらにユウキ・タツヤとして登場予定だからです。セイたちの物語も用意しているので、ご期待ください。
(ガンダムインフォ編集部)
C3TOKYO 2016
[日程] 2016年8月27日(土)・28日(日)
[会場] 幕張メッセ
[日程] 2016年8月27日(土)・28日(日)
[会場] 幕張メッセ
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