ガンダムクロスウォー「『未来への翼』地域No.1決定戦」最終回となる大阪大会イベントレポート

リアルでもスマホでも遊べるカードゲーム「ガンダムクロスウォー」では、ブースターパック・自販機ブースター「未来への翼」の発売を記念した地域No.1決定戦が開催された。

イベントは、7月2日（土）から7月24日（日）にかけて全国8会場で開催され、いずれも上位入賞者には10月23日（日）に開催される「JAPAN CHAMPIONSHIP 2016 初代王者決定戦」への参加資格が与えられる予選大会を兼ねている。
7月24日（日）には8会場目となる大阪「カードボックス日本橋店」にて大会が開催され、多くのプレイヤーが熱戦を繰り広げた。それではさっそく、会場の模様をレポートしていこう。


■大阪会場「カードボックス日本橋店」（7/24開催）

大阪「カードボックス日本橋店」で開催された大会の決勝戦は、黒黄赤の「作戦」デッキを操る、「あき」さんと「イチゾエ」さん両名によるミラーマッチとなった。

1戦目はイチゾエさんの先攻。
序盤戦、2ターン目早々に2色クルー2枚で、ブリッジに黒・黄・赤をそろえる好調のイチゾエさんに対し、黄色を発生させるクルーを引けていないあきさん。
イチゾエさんが「マラサイ（ジェリド機）」と「トーラス」で牽制を行い、これをあきさんが「ザウート」＋「三日月・オーガス」、「エアリーズ」と「オペレーション・デイブレイク」で凌ぐ展開。

そして「作戦」デッキの山場となる5ターン目。
互いにとっての切り札である「トールギス」を、機先を制す形でイチゾエさんがプレイ。「トールギス」の出撃時効果で「光の翼」を手札に加えた後、「作戦」効果を利用した連続攻撃を敢行する。

▲「トールギス」は現状では唯一、“攻撃時”に効果を発揮する「作戦」を持つカード。その「作戦」で「光の翼」を使用すると、「トールギス」を未行動にして再攻撃が可能となることから、複数の「光の翼」を駆使して、連続攻撃による大ダメージを与えるのが、この「作戦」デッキの中心となる戦略だ。

このターン、イチゾエさんの「トールギス」は計3回攻撃し、「光の翼」2枚と「オペレーション・デイブレイク」1枚で、あきさんの母艦に12ダメージを一気に与えつつ、「エアリーズ」を破壊。

返すあきさんのターン。
ここまで無かった黄色を発生させる2色クルーがようやく出て場が整う。あとは手札さえ整ってしまえば、「作戦」デッキならば一瞬で逆転勝ちも可能だが、キーとなる「トールギス」が引けていないのか、「トーラス」と「リーオー」を出して、イチゾエさんの「トールギス」を破壊し、続くターンに希望を託す。
しかし、もちろんこのミラーマッチにおいて、そんなターンの猶予など無く、続くターンにイチゾエさんは2枚目の「トールギス」を悠々と場に出し、1戦目の勝負を決めたのだった。

2戦目もイチゾエさんの先攻。
序盤は静かな立ち上がり。黄色が出ないイチゾエさんは「ザウート」をプレイするに留まり、あきさんも黒・黄・赤はそろうが、ユニットはプレイできず。

4ターン目、イチゾエさんのブリッジにも黄色が登場して「ガンダムナドレ」をプレイ。返しであきさんも「ガンダムナドレ」をプレイし、相討ちを避けて母艦を攻撃し、カウンターを1枚伏せた。

イチゾエさんの5ターン目。
まずはカウンターに対する牽制で「ガンダムナドレ」が攻撃。公開されたのは「ティファは、俺が守る！」で、自身のナドレが破壊されるとともに逆に母艦が4ダメージを受けるが、その後、きっちりと「トールギス」＋「三日月・オーガス」をプレイ。出撃時効果で「シャアの亡霊」を手札に加える。だが、フィニッシュには至らないのか、「作戦」で使用したのは「シャアの亡霊」1枚のみに留まり、勝負の決着を次のターンに預けた。

しかし、勝負の世界は甘くない。
返すあきさんのターン、「トールギス」＋「三日月・オーガス」をプレイし、1戦目の鬱憤を晴らすかのように、手札に抱えた「光の翼」4枚を一挙投入。
これにより、先の「ティファは、俺が守る！」の追加ダメージと、自身の2色クルーで受けていたダメージをあわせて、イチゾエさんの母艦は一瞬で轟沈した。

3戦目はあきさんの先攻。
互いに3枚中2枚ずつパイロットを引いて苦戦する2人。必然的に序盤戦は互いに「リーオー」を出す程度の静かな展開となった。

先に抜け出したのはあきさん。4ターン目に黒・黄・赤の3色をそろえて、「私たちは ソレスタルビーイング」で手札を補充し、山となる5ターン目以降に備えるプレイング。一方、イチゾエさんは赤が引けず、4ターン目も「ザウート」とカウンターを1枚伏せるだけの厳しい状況。

5ターン目、手札を補充しても状況がそろわなかったか、あきさんは「エアリーズ」＋「ゼクス・マーキス」のプレイに留まり、またしても同色のクルーを引いたイチゾエさんはたまらず「ガンダムエクシア」を出して「エアリーズ」を破壊。

そして6ターン目、ついに「トールギス」＋「ゼクス・マーキス」を投入したあきさんは、出撃時効果で「シャアの亡霊」を回収し、「作戦」効果で「光の翼」と「シャアの亡霊」をプレイ。一気に16ダメージを叩き出しつつ、「ゼクス・マーキス」の効果でカード2枚を補充する盤石の構えでターンエンド。

後がないイチゾエさんのターン。ブリッジに赤さえそろえば、ここからの挽回も可能だが……運命の1枚は「刹那・F・セイエイ」。イチゾエさんは最後まで赤が来ない不運や、2戦目のプレイミスを嘆きつつ投了し、これによって「未来への翼」地域No.1決定戦の王者を決める戦いの幕が下りた。

優勝者 あきさんの黒黄赤デッキ



【ユニットデッキ】

BT03-080	リーオー	3枚
BT03-087	マラサイ（ジェリド機）	4枚
BT03-089	エアリーズ	2枚
BT03-092	トーラス	3枚
BT03-095	トールギス	4枚
BT03-097	ガンダムTR-1［ヘイズル］	2枚
ST02-007	ザウート	3枚
BT03-099	オペレーション・デイブレイク	4枚
BT03-065	ガンダムナドレ	4枚
BT01-103	光の翼	4枚
BT03-073	私たちは ソレスタルビーイング	3枚
BT03-128	シャアの亡霊	4枚

【キャラデッキ】

BT01-159	三日月・オーガス	2枚
BT03-153	ゼクス・マーキス	2枚
BT03-140	カガリ・ユラ・アスハ ［黄 / 黒］	4枚
BT03-139	王留美 ［黄 / 黒］	4枚
BT03-141	ドロシー・カタロニア ［黒 / 赤］	4枚
BT03-142	レディ・アン ［黒 / 赤］	4枚

【サイドボード】

BT03-092	トーラス	1枚
SP01-037	ガンダムヴァーチェ	2枚
BT01-107	ティファは、俺が守る！	3枚
BT02-140	アクシズ落下	2枚
BT01-157	ムウ・ラ・フラガ	2枚

▲「作戦」デッキのメインコンセプトとなる1枚。唯一、攻撃時に発揮可能な「作戦：5」の威力は凄まじく、このデッキを相手に「防衛」無しで5ターン目を迎えたら、敗北を意識する必要があるほど。

ガンダムクロスウォーでは、7月30日（土）・31日（日）にパシフィコ横浜で開催される「カードゲームエキスポ2016」への出展が決定しており、30日（土）には無料デッキ配布体験会が、31日（日）にはフルコンプ主催限定大会が実施される。いずれも豪華景品が手に入るイベントとなっているので、ぜひ今週末はパシフィコ横浜へ足を運んでみよう。
詳しくは、ガンダムクロスウォー公式サイトの イベントページをご覧ください。