全国15館で上映スタート！「ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア」初日舞台挨拶レポート

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア』のイベント上映、Blu-ray劇場先行販売、先行有料配信は、本日10月31日（土）よりいっせいにスタートし、東京・新宿ピカデリーでは初日舞台挨拶が行われた。

舞台には、安彦良和総監督をはじめ、エドワウ・マス役の池田秀一氏、セイラ・マス役の潘めぐみさん、シャア・アズナブル役の関 俊彦氏が登壇。まずはじめに、安彦総監督が「第2話も暖かく迎えられるのではないのかなと思っています」と述べると、会場からは拍手が。

「役名を紹介されるのにこんなに緊張することはありませんでした」と言う関氏は、「資料を拝見してよくこんな設定を考えるなと思い、エドワウとシャアの関係に興味津々で演じました。エドワウの存在感にいかに肩を並べることができるか、ということが非常に課題でした」と、“シャア・アズナブル”を演じるに当たっての意気込みを語る。
続けて池田氏が「普段敬愛する関さんが、シャアをやってくれればいいなと思ったんですけど」と言うと、関氏は椅子から立ち上がって大変恐縮した様子。さらに池田氏は、「安心してシャア・アズナブルを委ねられると思った」と、信頼していることを語った。
また、潘さんは第1話では長かった髪を切った理由について、「アルテイシアからセイラになる時に、気持ちを切り替えるために切りました」と明かした。

第2話はエドワウとセイラの別れで終わるが、安彦総監督が「ファーストガンダムのパロディのようなシーンですが、第2話はここで終わるしかないと思いました。魂を入れて作り、非常に上手くできたと思います。どうですか」と観客に問いかけると、再び拍手が起こる。「試写を見て肩の荷が下りた」と、満足していることを語った。

最後は、2016年春上映予定の第3話『機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起』の話題に。安彦総監督は昨晩放送された「オールナイトニッポンGOLD」のガンダム特集の内容に触れ、「古谷 徹さんが、ガンダムというのは『どうして人間は戦争をしてしまうのか？』ということがテーマだとおっしゃっていて、そうなんだよな、と頷いてしまいました。よく、ガンダムは戦争を賛美しているんじゃないか、逆に悲惨さを描いているんじゃないかと言われますが、どちらも違います。第3話からは、戦争に向かっていくということがはっきり映像に現れてきます」と語った。
この日は、第1話に引き続いてアムロ・レイ役の古谷 徹氏も会場に来ており、会場に向けて手を振ると観客から再び歓声と拍手が巻き起こった。

最後に各人から挨拶があり、舞台挨拶は幕を閉じた。


関 俊彦
「第1話もそうでしたが、第2話も何回でも観たい、もう一回あの登場人物に会いたい、と思わせてくれる作品だと思います。ぜひ応援してくださればと思います」

潘めぐみ
「今回はアルテイシアではなくセイラ・マスでしたが、キャスバル兄さんの前だけではいつでもアルテイシアなんだなと思いながら演じました。何度でも劇場に足を運んでいただければと思います」

池田秀一
「漫画を読んでどうしてもエドワウをやりたいと、わがままを言って挑戦させていただきました。次回はシャア・アズナブルに変貌していきます。この先も頑張りますので、よろしくお願いします」

安彦良和
「漫画とは違う形で、時系列を追って物語をこしらえていくという形になったのですが、結果的には非常によかったなと感じております。色々な意味でだんだんガンダムらしくなっていきますので、その過程を見守ってください」


『機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア』全国15館でのイベント上映は、11月13日（金）までの2週間限定で実施中。Blu-ray劇場先行販売、先行有料配信も同時にスタートしているので、あわせてチェックしておこう。


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※本文中、一部敬称略