富野監督から今後のこぼれ話も！？「ガンダム Gのレコンギスタ スペシャル上映イベント」レポート

昨年暮れの12月28日（日）、好評放送中のTVアニメ『ガンダム Gのレコンギスタ』のスペシャル上映イベントが、東京・新宿ピカデリーにて開催された。

イベントでは、前半クールの中からキーとなる4話に加えて、未放送の第15話「飛べ！トワサンガへ」を先行上映。さらに、富野由悠季総監督とべルリ役の石井マーク氏、アイーダ役の嶋村 侑さん、マスク役の佐藤拓也氏、クリム役の逢坂良太氏が登壇してのトークショーが実施された。

当日、シアター1にて本編上映前に行われたトークショーでは、佐藤氏が当日入場者特典として配布された「マスクのマスク」を着用して登場。マスクのように後ろになびく髪型で決めポーズや台詞を披露し、さっそく会場を沸かせた。

昨年10月より放送がスタートした『ガンダム Gのレコンギスタ』は、すでに1クールが終了して折り返し地点に。石井氏は「最初の舞台挨拶で新宿ピカデリーに来た時は本当に緊張しかなかったけど、今はやらせて頂いて嬉しいと思うし、1話1話挑むことが楽しい。」と、これまでを振り返る。
司会の小形プロデューサーから「姫はどうですか。」と振られた嶋村さんは、「姫は相変わらず大変（笑）。でも毎回毎回めまぐるしいので、その勢いに巻き込まれながらやらせて頂いています。」とコメント。また、佐藤氏も自身のキャラクターについて、「毎週毎週新しいキャラクターやMSが増える中で、マスクは常に自分の目の前のことに集中しているので、ある意味一番マイペースなのかも。」と語った。
そしてトークショーへの出演は今回が初となる逢坂氏は、「ここまで自分に自信のあるキャラクターは初めてなので、ある意味挑戦だった。」という。クリムの初登場時の笑い方について、「テストの時は貴族のような高笑いだったが、本番ではテンションが上がって甲高い笑い方になってしまい、スタッフは大爆笑だった。」という当時のエピソードを明かした。

一方、富野総監督は今回のトークショーへの出演について、「全然仕事が終わっていないから、こんなところに来てる暇はないんだ！」と言いつつも、「直にキャストの声を聞くと今後の展開が変わるかもしれないので、やっぱり来てよかった。」という。
さらに、「25話で作ったマスク絡みのシーンが気に入っている。」、「25話でアイーダが2秒ぐらいすごい。」、「メカニックデザインの安田くんが出してきたアイディアを全部取り入れると、G-セルフは絶対誰にも倒せないものになってしまうので悩んでいたが、解決したので最終回をお楽しみに！」など、今後の展開に関する発言を連発し、小形プロデューサーをはじめとする登壇者をハラハラさせる一幕も。
また、監督は「『G-レコ』は楽しいハッピーな感じで終わらせたい。最後には愛とロマンと感動が待っている。」ともコメントした。

そして『G-レコ』に出演したことで周りの反応はどうか、という小形プロデューサーからの質問に対して、石井氏は「父がもともとガンダムが好きで、フィリピンから日本に来た時もリビングにガンプラが飾ってありました。『G-レコ』が決まったと報告した時は『そうなんだ』というぐらいだったけど、その後実家に帰るとG-セルフが置いてあって、それからも本格的に塗装されたり、もう1体増えてたり…… 応援してるよとか直接言って欲しいけど、これでやっと仕事を認めてもらえたのかな。」と語った。
また、嶋村さんも「兄がガンダム好きで、お前の台詞がぎゅっと来なければ嬉しくない、と言われた。」と、家族とのエピソードを披露した。

最後は入場者特典の「マスクのマスク」を着用した観客と一緒に記念撮影し、それぞれのコメントでイベントは幕を閉じた。

逢坂良太
「今回が初イベントで、1クール分色々言いたかったことや名言も言えて楽しかったです。作品はまだまだ続いていくので、最後まで楽しんで頂ければと思います。」

佐藤拓也
「この先どうなるんだろうという気持ちは、皆さんと一緒だと思います。また来年も元気を持って立ち向かっていきたいので、ついてきて下さい。」

嶋村 侑
「これからまた『元気のG』を充電して、2015年を元気に迎えて頂きたいと思います。来年もよろしくお願いします。」

石井マーク
「収録はもうすぐ終わってしまうけど、残りも全力で駆け抜けていきたいと思っていますので、今後の展開を楽しみにして下さい。『Gのレコンラジオ』もよろしくお願いします！」

富野由悠季
「人生でこんなに展開の早い1クールを作ったのは恐らく初めてで、アニメとか映画はこんなこともできるんだぞ、というサンプルを見せているつもりです。そういう意味では驚異的な展開をさせて頂きますが、小学生が一番理解しているらしいという情報も得たので、大人の皆さんも頑張ってついてきて下さい。」


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なお、イベントの前には登壇者によるタワーレコード新宿店とアニメイト新宿店への訪問も実施された。
各店舗ではサイン色紙が贈られたほか、タワーレコードでは「NO ANIME, NO LIFE.×ガンダム Gのレコンギスタ」スペシャルコラボポスターへ、アニメイトでは『ガンダム Gのレコンギスタ』を中心としたガンダムシリーズの特設コーナーへのサインも行われたので、買い物に行った際はぜひチェックしてみよう。

『ガンダム Gのレコンギスタ』Blu-ray＆DVD第1巻は、バンダイビジュアルより好評発売中。
価格は、Blu-rayが6,000円（税抜）、DVDが3,800円（税抜）。

■ 「ガンダム Gのレコンギスタ」Blu-ray第1巻

【価格】
6,000円（税抜）

【スペック】
117分／（本編73分＋映像特典44分）／カラー／リニアPCM（ステレオ）／AVC／BD50G／
16：9<1080p High Definition>・一部16：9<1080i High Definition>

【特典】
○特製解説書「Gのレコンペディア」（30P）
G-レコに登場するキャラクター＆メカニックを余すところなく解説するほか、作品解説、ロードマップ、4コマ漫画、スタッフ＆キャスト対談などバラエティーに富んだ内容が盛りだくさん！
富野由悠季総監督の映像技術の神髄に迫る評論コーナー「トミノロン」は必見！
第5巻に付属する専用バインダーにアーカイブしていこう！

【映像特典】
○モビルスーツ学園「G-レコ甲子園」
リギルド・センチュリー1014年夏。各高校による戦い「MS甲子園」がまもなく幕を開ける…。
「G-セルフ」と「レクテン」の所属するキャピタル高校は勝ち抜くことができるのか…？

○特別先行版 劇場舞台挨拶 2014.08.24
8月23日から2週間限定で劇場公開された第1話～第3話特別先行版イベント上映にて、
新宿ピカデリーで行われた舞台挨拶2回を完全収録！
［出演］石井マーク（ベルリ・ゼナム役）、嶋村 侑（アイーダ・スルガン役）、
　　　　 佐藤拓也（ルイン・リー役）、富野由悠季総監督

【音声特典】
○第1話スタッフ＆キャストオーディオコメンタリー
［出演］石井マーク（ベルリ・ゼナム役）、嶋村 侑（アイーダ・スルガン役）、
　　　　 吉田健一（キャラクターデザイン）、小形尚弘（プロデューサー）

【他、仕様】
○吉田健一（キャラ）・桑名郁朗（メカ）描き下ろし特殊ジャケット
○三方背クリアケース

※全9巻を発売予定。
※2015/4/24発売予定のBlu-ray第5巻［特捜限定版］には、「Gのレコンペディア」全9巻分を
　 収納できる専用バインダーが付属。
※2015/8/26発売予定のBlu-ray第9巻［特捜限定版］には、安田朗描き下ろし
　 全巻収納ボックスが付属。

■ 「ガンダム Gのレコンギスタ」DVD第1巻

【価格】
3,800円（税抜）

【スペック】
カラー／73分／ドルビーデジタル（ステレオ）／片面2層／16：9（スクイーズ）／ビスタサイズ

【音声特典】
○第1話スタッフ＆キャストオーディオコメンタリー
［出演］石井マーク（ベルリ・ゼナム役）、嶋村 侑（アイーダ・スルガン役）、
　　　　 吉田健一（キャラクターデザイン）、小形尚弘（プロデューサー）

【他、仕様】
○吉田健一（キャラ）・桑名郁朗（メカ）描き下ろし特殊ジャケット

※全9巻を発売予定。

※本文中、一部敬称略