魅力的なホビー新商品が並んだ第53回全日本模型ホビーショー2013(2013年10月11日・12日・13日/千葉・幕張メッセにて開催)では、特にガンプラ関連が大人気。13日(日)には「バンダイ GBWC2013 & つくろうガンプラ!」のスペシャルステージが行なわれ、GBWC2013日本大会決勝進出作品特別枠に入る最優秀作がステージにて発表された。
GBWCとは「ガンプラビルダーズワールドカップ」のことで、バンダイが主催する世界規模の公式ガンプラ作品コンテストである。今年で3度目になるGBWCは、13か国の国と地域から選ばれたチャンピオンの作品が12月にガンダムフロント東京に集まり、世界チャンピオンを決めることになっている。日本大会では2次予選まで進み、11月に開催されるガンプラEXPOの決勝大会にて日本チャンピオンが決定する。その前に、ホビーショーでは第一次・第二次審査でもれた中からエントリーのあった作品を特別展示。決勝大会に進出できるシード枠を決める実物選考が行なわれた。スペシャルステージでは入賞作品5作を発表、続いてその中から決勝進出作品が発表された。
バンダイ ホビー事業部の川口名人から決勝進出作品として読み上げられたのは橋本学さんの作品「MS-05B~老兵の限界~」。
橋本: | 第一次選考で漏れていたので、ダメ元で参加させていただいていたんです。その作品が日の目を見ることができたばかりか、優勝することができてとても驚いております。 この後も最終選考が待っているので、皆さんに見ていただいていい成績が残せたらと思っております。ありがとうございました。 |
川口: | 日本代表戦に関してましては合計30作品の中から選ばれるわけなんですけれども、全体的にもレベルがだんだん上がってきているのは間違いのなところで、スキルは作りつづけていくことでどんどん高まっていきます。 こういったコンテストで最後に何が決め手になるかというと、“その人が何を表現したいのか?”がポイントになってきます。模型に詳しい方はもちろん、シンプルにガンダムが好きなライト・ユーザーさんが見ても「これすごいね!」と言ってくださる作品が、今回のファイナルには選ばれていると思います。またGBWCだけでなくほかの模型コンテストへ参加することを作るときの目標にしていただくと、最後までガンプラにおつきあいしていただけるんじゃないかなと思います。 これからもどんどん作りつづけてチャレンジしてみてください。 |
GBWC2013の日本決勝大会は「ガンプラEXPO」(11月21日(木)~24日(日)/秋葉原UDX)にて、世界決勝大会は12月にガンダムフロント東京で開催予定。グローバルに広がるガンプラの最前線をその目で確かめてほしい!
■影山 寛さんの作品「νガンダム重装型」
RX-78-2からνガンダムまで、歴代のガンダムタイプから代表的な武装を付けてみました。(影山)
細かい工作や塗り分けも含めて、かなりシャープな仕上がりにになっています。とても完成度の高い作品ということで評価させていただきました。(川口)
RX-78-2からνガンダムまで、歴代のガンダムタイプから代表的な武装を付けてみました。(影山)
細かい工作や塗り分けも含めて、かなりシャープな仕上がりにになっています。とても完成度の高い作品ということで評価させていただきました。(川口)
■森 雅宏さんの作品「反路へ…再び」
ジオン軍の残党が滝の裏にある秘密基地から再び反路に向けて出発していく、そういうイメージで作りました。(森)
MSの作り込みを見ていただくと、かなり細かいところも含めてパッチワーク的なところもセンスよくまとめられています。
ジオラマ作品は全体的にコーディネートしていかなければならないんですけれども、この作品はパッと見たときに、何をしているのかわかりやすい。見る側に向けてアピールしやすいポイントになっていると思います。(川口)
ジオン軍の残党が滝の裏にある秘密基地から再び反路に向けて出発していく、そういうイメージで作りました。(森)
MSの作り込みを見ていただくと、かなり細かいところも含めてパッチワーク的なところもセンスよくまとめられています。
ジオラマ作品は全体的にコーディネートしていかなければならないんですけれども、この作品はパッと見たときに、何をしているのかわかりやすい。見る側に向けてアピールしやすいポイントになっていると思います。(川口)
■大坪央典さんの作品「~赤の軌跡~NT-D(NewType専用ドラケン)
宇宙世紀の世界が好きなんですが、そこでメインのキャラクターとなるシャア・アズナブルと『機動戦士ガンダムUC』のフル・フロンタルが乗った赤いMS、そのすべてのパーツをドラッツェという最弱なMSに組み合わせたらどうなるかな?とイメージしながら作りました。(大坪)
これはもうアイデアの勝利ですよね。影山さんの作品が歴代ガンダムの集大成であるのと好対照です。まとめ方に関しても、このMSがたとえば『ガンダムUC』の劇中に飛んでいてもおかしくないくらいのレベルですね。ネタ的におもしろいということで、アイデアに関して評価させていただきました。(川口)
宇宙世紀の世界が好きなんですが、そこでメインのキャラクターとなるシャア・アズナブルと『機動戦士ガンダムUC』のフル・フロンタルが乗った赤いMS、そのすべてのパーツをドラッツェという最弱なMSに組み合わせたらどうなるかな?とイメージしながら作りました。(大坪)
これはもうアイデアの勝利ですよね。影山さんの作品が歴代ガンダムの集大成であるのと好対照です。まとめ方に関しても、このMSがたとえば『ガンダムUC』の劇中に飛んでいてもおかしくないくらいのレベルですね。ネタ的におもしろいということで、アイデアに関して評価させていただきました。(川口)
■橋本 学さんの作品「MS-05B~老兵の限界~」
タイトルのとおり旧ザクが好きで、それに乗っている老兵がこれ以上戦えないということで、膝を突いて『しんどいな』というところを表現してみました。
私も46歳でもう老人と呼べる年なので、技術の限界を感じて、それにもかけてみました。(橋本)
特にこの作品は写真で見るとわかりにくいのですけれど、質感も含めて塗装であるとか作り込みの部分を実際の作品でご覧になると納得していただける方が多いんじゃないかと思います。
ある意味、模型を作る時のとってもいいテキストになるような作品じゃないかなとそういうふうに思います。(川口)
タイトルのとおり旧ザクが好きで、それに乗っている老兵がこれ以上戦えないということで、膝を突いて『しんどいな』というところを表現してみました。
私も46歳でもう老人と呼べる年なので、技術の限界を感じて、それにもかけてみました。(橋本)
特にこの作品は写真で見るとわかりにくいのですけれど、質感も含めて塗装であるとか作り込みの部分を実際の作品でご覧になると納得していただける方が多いんじゃないかと思います。
ある意味、模型を作る時のとってもいいテキストになるような作品じゃないかなとそういうふうに思います。(川口)
■田中 昴さんの作品「pleiades」
この作品はジュニアコースへの応募で、お父さんといっしょに作ったもの。
RGシリーズのザク3機をかなりうまく使った作品です。ガンダムの世界では“3機”がチームになって描かれていることが多いですから、それぞれに役割をもたせて、装備なんかも考えて付けているところでいくと、これからいろんなものを作っていただくときにはとってもいいヒントになるんじゃないかなと思います。
親子で楽しく作っていらっしゃるのがわかることも含めて、GBWCのコンセプト“つくろうガンプラ!”を実践されているということで評価させていただきました。(川口)
この作品はジュニアコースへの応募で、お父さんといっしょに作ったもの。
RGシリーズのザク3機をかなりうまく使った作品です。ガンダムの世界では“3機”がチームになって描かれていることが多いですから、それぞれに役割をもたせて、装備なんかも考えて付けているところでいくと、これからいろんなものを作っていただくときにはとってもいいヒントになるんじゃないかなと思います。
親子で楽しく作っていらっしゃるのがわかることも含めて、GBWCのコンセプト“つくろうガンプラ!”を実践されているということで評価させていただきました。(川口)
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