2010年8月24日 (火)
朗読ライブイベント「赤の肖像 ~シャア、そしてフロンタルへ~」レポート
ついに語られるシャアの心とは一体!? 先日開催された、福井晴敏氏書き下ろしシナリオを池田秀一氏が朗読するライブイベントの模様をお届け!
8月13日~15日の3日間、東京ドームシティ シアターGロッソにて、「ガンダムライブエンタテインメント 赤の肖像 ~シャア、そしてフロンタルへ~」が開催された。
内容は、これまで様々な姿で「機動戦士ガンダム」シリーズに登場してきたシャア・アズナブルの変遷とその想いを、同役を演じる池田秀一氏が朗読するというもので、シナリオは小説「機動戦士ガンダムUC」の執筆者・福井晴敏氏による渾身の書き下ろし。
随所に折り込まれる歴代宇宙世紀シリーズの本編映像、アコースティックギターとエレクトリックピアノによる生演奏BGMが、池田氏の力強い朗読をさらに引き立たせる。
静かながら熱い夜となった、このイベントの模様をレポートしていこう。
シナリオは宇宙世紀元年のラプラス事件から始まり、その後の地球とコロニーの対立、サイド3でのジオン公国の独立が、シャアの視点で語られてゆく。 サビ家への復讐、宿敵・アムロとの出会い、ララァとの別れなど、一年戦争の場面では、その心の内を赤裸々に吐露する。
続く「Ζガンダム」の時代では、「エゥーゴを率いるクワトロ大尉」、「かつてシャア・アズナブルと呼ばれた男」、「ジオン・ダイクンの子」、それぞれの立場の間で揺れ動く心や、アクシズでのハマーン・カーンとの確執を語る言葉が紡がれる。
続く「Ζガンダム」の時代では、「エゥーゴを率いるクワトロ大尉」、「かつてシャア・アズナブルと呼ばれた男」、「ジオン・ダイクンの子」、それぞれの立場の間で揺れ動く心や、アクシズでのハマーン・カーンとの確執を語る言葉が紡がれる。
「逆襲のシャア」の時代では、周囲の期待に応える形でネオ・ジオン総帥として立つものの、その意味を見出せずに苦悩するが、アムロとの決着をつけるという意味合いを持たせることで自らを奮い立たせる。
そんな本編では描かれなかった葛藤が新たに見えてくるのは、シャアという一人の男の視点で、宇宙世紀を通してみているからだろう。
そんな本編では描かれなかった葛藤が新たに見えてくるのは、シャアという一人の男の視点で、宇宙世紀を通してみているからだろう。
随所に入るアコースティックギターとエレクトリックピアノの生演奏が朗読と見事に融合しており、朗読をより臨場感あるものにし、続きへの期待をかき立てる。
幕間には「機動戦士ガンダムUC」の主人公バナージ・リンクス役の内山昂輝氏が登場。
「シャアの反乱」というものが遠くで起きたらしい。そんな話を聞いた戦争を知らない少年が、シャアについて思いを馳せる。
その後、時代は「機動戦士ガンダムUC」の舞台であるU.C.0096年へと移り、池田氏演じる“シャアの再来”ことフル・フロンタルがついに披露された。
「シャアの反乱」というものが遠くで起きたらしい。そんな話を聞いた戦争を知らない少年が、シャアについて思いを馳せる。
その後、時代は「機動戦士ガンダムUC」の舞台であるU.C.0096年へと移り、池田氏演じる“シャアの再来”ことフル・フロンタルがついに披露された。
朗読の後はオードリー・バーン役の藤村歩さんをゲストに迎え、池田氏、内山氏、福井氏とともにスペシャルトークショーが行われた。
池田氏は『今回は色々再発見した。福井さんには勉強をさせられた。』、福井氏は『池田さんはシャアをものにしている。原稿を渡した後はおまかせだった。』とコメント。
また福井氏はイベントについて『生の迫力こそ今の時代に大切。こういった映像と音楽と朗読が融合した新しい形のライブイベントは、全国に展開していける』とコメントしつつ、『しかし2時間半では足りない。3時間ぐらいないとナナイのような熟女まで話が広げられない』と、会場の笑いを誘う場面も。
池田氏は『今回は色々再発見した。福井さんには勉強をさせられた。』、福井氏は『池田さんはシャアをものにしている。原稿を渡した後はおまかせだった。』とコメント。
また福井氏はイベントについて『生の迫力こそ今の時代に大切。こういった映像と音楽と朗読が融合した新しい形のライブイベントは、全国に展開していける』とコメントしつつ、『しかし2時間半では足りない。3時間ぐらいないとナナイのような熟女まで話が広げられない』と、会場の笑いを誘う場面も。
ゲストの藤村歩さんは『池田さんの声、演技ともにスゴイ!一観客としてステキな時間を過ごさせてもらった。』とコメント。内田氏は『宇宙世紀の歴史を振り返って、その重みを実感した。』、そしてepisode2「赤い彗星」については『セリフより叫びなど感情を表現する多く、特にユニコーンに乗っているときが大変だった。』とコメントした。
なお、episode2「赤い彗星」については福井氏より『様々な立場の者が一隻の艦に乗り合わせるという、ガンダムシリーズのセオリーを踏襲している。昔見たアレを今の最新技術で制作しているのは見どころです。』と明かされ、注目のストーリーが垣間見える発言も。
最後に池田氏が『episode2は期待を裏切らない良い出来になっているので、ぜひお楽しみに。完結まで時間がかかるが声優陣もがんばるので応援をよろしく。』とコメントし、イベントは幕を閉じた。 |
イベントの魅力は言葉で説明するのは難しいが、観ればすぐに理解することができる。
今回のイベントは福井氏のコメントにもあった通り、新しい形のライブイベントといえるだろう。
今後第2弾、第3弾と続いていくことを期待したい。
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