2009年8月29日 (土)
【GUNDAM BIG EXPO】スペシャルステージ3日目完全レポート!
W&SEEDのガンダムパイロット大集合! ガンダム00劇場版のスペシャル映像が上映!? そしてファイナルステージでは富野監督からのメッセージが!!
ガンプラ&ガンダム・ゲーム談義に花が咲く
ガンプラ&ゲーム列伝
【出演】
緑川 光 〔新機動戦記ガンダムW ヒイロ・ユイ役〕
吉野裕行 〔機動戦士ガンダム00 アレルヤ・ハプティズム役〕
中村悠一 〔機動戦士ガンダム00 グラハム・エーカー役〕
入野自由 〔機動戦士ガンダム00 沙慈・クロスロード役〕
GUNDAM BIG EXPOもいよいよ最終日。最初はガンプラとガンダム・ゲームをGパイロットたちが語り尽くすというステージ。緑川さんたち4人は、演じたキャラクターが乗ったガンプラを手に持って登場。ガンプラをテーブルに置いて、早速コーナー・スタートのはずが、「入野君の立ってないよ」という中村さんのツッコミが。入野さんが演じた沙慈は支援メカ・オーライザーのパイロットで、モビルスーツに最後まで乗ることはなく……。必死にフォローしていた入野さんだったが、その後もみんなからイジられるハメに。そのガンプラをテーマにしたコーナー内では、緑川さんがウイングガンダム ゼロカスタムを立たせるのに苦戦したり、中村さんのユニオンフラッグにいたっては途中で落っこちて分解するというハプニングも。
自分のキャラクターが乗ったモビルスーツがガンプラになる。それは「ガンダム」の出演者にとって秘かな楽しみのひとつかもしれない。ただ、ガンダムじゃないモビルスーツに乗っていると、普通の量産型になってしまうが?
「僕の場合、グラハム専用ユニオンフラッグカスタムというように、機体にキャラの名前が入っていたので、これはうれしかったですね」(中村)
さすがNo.1フラッグファイター。緑川さんも、自分のガンダムがプラモになるのをとても楽しみにしていたそうで。
「自分でちゃんと買いにいきましたよ。それで飾っていると、ウイングガンダムは羽が大きいからなにかの拍子に落ちることがあって、大惨事になることがありました」(緑川)
ステージは最新ガンダム・ゲームの紹介に移り、発売中の「SDガンダム ジージェネレーション ウォーズ」での収録時のエピソードが語られた。オンライン対戦ができる「機動戦士ガンダム戦記」の紹介では、中村さんが対戦相手を募集している話など、対戦談義に夢中になっていた。
今回のステージはガンプラとゲームが中心ではあったが、女性ファンも多く駆けつけていて、間口を広げたステージとなった。
「W」&「SEED」のガンダム・パイロットがトーク・バトルロイヤル!
パイロットG30th III
【出演】
緑川 光 〔新機動戦記ガンダムW ヒイロ・ユイ役〕
関 俊彦 〔新機動戦記ガンダムW デュオ・マックスウェル役〕
保志総一朗 〔機動戦士ガンダムSEED キラ・ヤマト役〕
石田 彰 〔機動戦士ガンダムSEED アスラン・ザラ役〕
鈴村健一 〔機動戦士ガンダムSEED DESTINY シン・アスカ役〕
小野大輔 〔機動戦士ガンダムSEED C.E.73 -STARGAZER- スウェン・カル・バヤン役〕
MC:置鮎龍太郎
歴代ガンダム・パイロットが出演するパイロットG30thも、これがラスト。このステージでは、ガンダムに多くの女性ファンを取り込んだ「ガンダムW」と「ガンダムSEED」シリーズから6人のパイロットがステージに。
「W」と「SEED」のどちらもに出演していた関さんは「W」を「登場人物の感情ではなくて、行動で物語を動かしていって、彼らが何を求めているのかを視聴者に考えさせる作品だった」と分析。「SEED」は「第1作の『機動戦士ガンダム』が旧約聖書とするならば、『SEED』は新約聖書と思っているんです。それぐらい『SEED』も『W』と同じくらい大好きなんです」と。両作品への思い入れの大きさがわかるコメントだった。
「SEED」シリーズのアスランとシンの分析も興味深かった。石田さんは「アスランは組織に絡められていた人で、アスラン視点から見ると組織の功罪が見える」と振り返り、鈴村さんは「キラはヒロイックな存在で、アスランは組織を背負ったキャラなのに対し、シンは一般人の目線で描かれていた」と。
ほかの皆さんもそれぞれに出演作の魅力を分析したり、思い入れを語っていたり、ファンも改めて考えさせられる機会になったのでは?
コーナーは進み、みんなで自分のガンダムのスゴイところを語ることに。6人の前には、それぞれ自分のキャラが乗ったガンダムが飾られていた。が、中には複数のガンダムに乗った方もいて、関さんのところにあったのは「SEED」のプロヴィデンスガンダム。これに不満を漏らしていたのは実は小野さん。小野さんは「W」のファンで関さん演じるデュオのガンダムデスサイズヘルが大好きだったため、関さんにはデスサイズを選んでほしかったらしい。
皆さん、自分の機体に限らず、どのガンダムにも思い入れたっぷりにトーク・セッションを繰り広げていた。
スペシャルエディション、そして劇場版の片鱗が!?
ガンダム00 NEXT MISSION
【出演】
水島精二 〔機動戦士ガンダム00 監督〕
宮野真守 〔機動戦士ガンダム00 刹那・F・セイエイ役〕
三木眞一郎 〔機動戦士ガンダム00 ロックオン・ストラトス役〕
吉野裕行 〔機動戦士ガンダム00 アレルヤ・ハプティズム役〕
神谷浩史 〔機動戦士ガンダム00 ティエリア・アーデ役〕
TV放映終了後もいまだミッションは進行中の「ガンダム00」。このステージでは、特別編集版のスペシャルエディション、そして劇場版の最新情報が紹介され、興奮のひと時となった。
ステージではマイスターたちに「00」の魅力を一問一答形式で答えてもらうことに。「00」を象徴する名セリフを即答したり、思い出のイベントを叫ぶように答えたりと、実に楽しい雰囲気。「水島監督はひと言で言うとどんな方?」という問いに宮野さんは「おとうさぁ~んっ!!」と声高らかに答えていた。
「現場が家族のような雰囲気で、そうなってくると監督はやっぱお父さんですね」(宮野)
この後、水島監督を迎えて、スペシャルエディションの話題へ。
「オンエアした本編を切ったり貼ったりした単純な総集編だと思っていたのですが、そうではなく、一度見た人もビックリするような新たな一面を発見できます」(三木)
「そう言ってもらえるとうれしいですね。このスペシャルエディションだけを見ても物語がわかるように、かつ『00』に興味をもっていただけるように心がけました。アクションシーンも含め、全体のトーンに合わせて細かいところまで新作カットを盛り込んでいます」(水島)
監督みずからによる説明の後、スペシャルエディションの冒頭シーンが上映されることに。刹那が初めて目撃したOガンダムの神々しい姿。続いて、コクピットに座るリボンズの姿が!? 物語を俯瞰から描くためにリボンズの視点も新作カットとして追加され、その意外な展開にファンも、まだ見ていなかった神谷さんも感嘆の声をあげてしまっていた。
話題は劇場版に進み、吉野さんが「ウチ(同じ事務所)の中村悠一は出てきますか?」と監督に質問を投げかけると、「全員だそうと、めざしています」とうれしいお話も。さらには会場のファンへプレゼントとして、まだ設定も途中ながらスペシャル映像が上映された! キャスト4人も初めて見る映像には、マイスターたちの姿はもちろん新たなガンダムの雄姿も。劇場版へのヒントが散りばめられた特報映像に、吉野さんも「やっぱり劇場版やるんですね! こうやって少しずつできあがっていくのを見て実感できました」と興奮ぎみだった。一方、ティエリアが変わらない姿でいてくれたことに喜んでいた神谷さん。
「本当に『00』は幸せな作品だなと思いました。こんなにもたくさんの人に愛されていると再確認できて、僕も幸せな気持ちでいっぱいです」(神谷)
文字情報だけでない、動く劇場版「ガンダム00」。その一端をともに見ることができたファンと監督、そしてマイスターたちの心は、この日ひとつになっていた。
「30年というガンダムの歴史の一部に、自分がなっていること自体が信じられなくて幸せで、しかもかかわった作品が『00』でよかったなと、今日のステージでまたさらに思いました。でもまだこれからです。劇場版も気合いを入れて最後まで演じきります!」(宮野)
ガンダム史上最大の博覧会はグランドフィナーレへ
GUNDAM BIG EXPO ファイナルステージ
【出演】
富野由悠季
3日間のスペシャルステージもついにフィナーレ。ガンダム30周年を記念して開催されてきたステージの幕を下ろすのは、もちろんこの方、富野由悠季監督。
ガンダムが大好きな31名の子供たちが登場したのち、富野監督もステージへ。そこではアニバーサリー・ボードへサインを入れる作業が待っていた。アニバーサリー・ボードには、この3日間でスペシャルステージに出演した総勢49名のサインが書き込まれ、その最後の一人が富野監督であった。監督のサインが入りアニバーサリー・ボードが完成。
そのあと「Always Beginning いつだって始まりだ。」をテーマに、小学4年生のさかいあきと君が作文を読み上げてくれた。潮風公園の実物大ガンダムを見たときの感想や、自由な発想で考えたオリジナル・ガンダムの構想などを元気に発表してくれた。
最後に富野監督からメッセージが贈られた。
「皆様方がおっしゃろうとしている気持ちは、その心は、“もっとよりよく、もっと確実に、私たち人は永遠にこの地球上で生き続けるんだ”というメッセージだと思います。そのためにもっと力強く提言を続けて、私たち自身を守りつづけていく。そういう覚悟を身につけることだと思っております。だからこそ、今、この場を借りて訴えたいと思います。今からの刻を、また私たち人が幾万年もの歴史を刻むための始まりの刻にしなければならないのだ、ということです。そのために『ガンダム』という名前を借りて『Always Beginningいつだって始まりだ。』と申し上げます。そして『ガンダム』という名前の響きの中にある真の願いは、『君は生き延びることができるか』--」
ガンプラ&ゲーム列伝
【出演】
緑川 光 〔新機動戦記ガンダムW ヒイロ・ユイ役〕
吉野裕行 〔機動戦士ガンダム00 アレルヤ・ハプティズム役〕
中村悠一 〔機動戦士ガンダム00 グラハム・エーカー役〕
入野自由 〔機動戦士ガンダム00 沙慈・クロスロード役〕
GUNDAM BIG EXPOもいよいよ最終日。最初はガンプラとガンダム・ゲームをGパイロットたちが語り尽くすというステージ。緑川さんたち4人は、演じたキャラクターが乗ったガンプラを手に持って登場。ガンプラをテーブルに置いて、早速コーナー・スタートのはずが、「入野君の立ってないよ」という中村さんのツッコミが。入野さんが演じた沙慈は支援メカ・オーライザーのパイロットで、モビルスーツに最後まで乗ることはなく……。必死にフォローしていた入野さんだったが、その後もみんなからイジられるハメに。そのガンプラをテーマにしたコーナー内では、緑川さんがウイングガンダム ゼロカスタムを立たせるのに苦戦したり、中村さんのユニオンフラッグにいたっては途中で落っこちて分解するというハプニングも。
自分のキャラクターが乗ったモビルスーツがガンプラになる。それは「ガンダム」の出演者にとって秘かな楽しみのひとつかもしれない。ただ、ガンダムじゃないモビルスーツに乗っていると、普通の量産型になってしまうが?
「僕の場合、グラハム専用ユニオンフラッグカスタムというように、機体にキャラの名前が入っていたので、これはうれしかったですね」(中村)
さすがNo.1フラッグファイター。緑川さんも、自分のガンダムがプラモになるのをとても楽しみにしていたそうで。
「自分でちゃんと買いにいきましたよ。それで飾っていると、ウイングガンダムは羽が大きいからなにかの拍子に落ちることがあって、大惨事になることがありました」(緑川)
ステージは最新ガンダム・ゲームの紹介に移り、発売中の「SDガンダム ジージェネレーション ウォーズ」での収録時のエピソードが語られた。オンライン対戦ができる「機動戦士ガンダム戦記」の紹介では、中村さんが対戦相手を募集している話など、対戦談義に夢中になっていた。
今回のステージはガンプラとゲームが中心ではあったが、女性ファンも多く駆けつけていて、間口を広げたステージとなった。
右から中村さん、緑川さん、吉野さん、入野さん。吉野さんは自分のアリオスガンダムを飛行形態に変形させようと頑張っていたが、時間までに変形完了にはならず……残念!
「W」&「SEED」のガンダム・パイロットがトーク・バトルロイヤル!
パイロットG30th III
【出演】
緑川 光 〔新機動戦記ガンダムW ヒイロ・ユイ役〕
関 俊彦 〔新機動戦記ガンダムW デュオ・マックスウェル役〕
保志総一朗 〔機動戦士ガンダムSEED キラ・ヤマト役〕
石田 彰 〔機動戦士ガンダムSEED アスラン・ザラ役〕
鈴村健一 〔機動戦士ガンダムSEED DESTINY シン・アスカ役〕
小野大輔 〔機動戦士ガンダムSEED C.E.73 -STARGAZER- スウェン・カル・バヤン役〕
MC:置鮎龍太郎
歴代ガンダム・パイロットが出演するパイロットG30thも、これがラスト。このステージでは、ガンダムに多くの女性ファンを取り込んだ「ガンダムW」と「ガンダムSEED」シリーズから6人のパイロットがステージに。
「W」と「SEED」のどちらもに出演していた関さんは「W」を「登場人物の感情ではなくて、行動で物語を動かしていって、彼らが何を求めているのかを視聴者に考えさせる作品だった」と分析。「SEED」は「第1作の『機動戦士ガンダム』が旧約聖書とするならば、『SEED』は新約聖書と思っているんです。それぐらい『SEED』も『W』と同じくらい大好きなんです」と。両作品への思い入れの大きさがわかるコメントだった。
「SEED」シリーズのアスランとシンの分析も興味深かった。石田さんは「アスランは組織に絡められていた人で、アスラン視点から見ると組織の功罪が見える」と振り返り、鈴村さんは「キラはヒロイックな存在で、アスランは組織を背負ったキャラなのに対し、シンは一般人の目線で描かれていた」と。
ほかの皆さんもそれぞれに出演作の魅力を分析したり、思い入れを語っていたり、ファンも改めて考えさせられる機会になったのでは?
コーナーは進み、みんなで自分のガンダムのスゴイところを語ることに。6人の前には、それぞれ自分のキャラが乗ったガンダムが飾られていた。が、中には複数のガンダムに乗った方もいて、関さんのところにあったのは「SEED」のプロヴィデンスガンダム。これに不満を漏らしていたのは実は小野さん。小野さんは「W」のファンで関さん演じるデュオのガンダムデスサイズヘルが大好きだったため、関さんにはデスサイズを選んでほしかったらしい。
皆さん、自分の機体に限らず、どのガンダムにも思い入れたっぷりにトーク・セッションを繰り広げていた。
「W」で自分の機体以外で好きなモビルスーツは意外にもトールギスという緑川さん(左)。好きな話数は第6話で、「エピソードも作画もすばらしくて、特にカットが斬新で、いちばん繰り返し見た回かも知れない」(緑川)
鈴村さん(左)から小野さんへギレンのモノ真似のムチャぶりが。一瞬芸だったけどちょっと似ていた? ちなみに小野さんは20周年記念イベントのときは一ファンとして会場にいたらしい
MCの置鮎さん(左)がアニバーサリー・ボードにサインをする間、保志さん(中央)と石田さんがトークで間をつなげるという指令が!? この2ショットはホントに久しぶりだった
スペシャルエディション、そして劇場版の片鱗が!?
ガンダム00 NEXT MISSION
【出演】
水島精二 〔機動戦士ガンダム00 監督〕
宮野真守 〔機動戦士ガンダム00 刹那・F・セイエイ役〕
三木眞一郎 〔機動戦士ガンダム00 ロックオン・ストラトス役〕
吉野裕行 〔機動戦士ガンダム00 アレルヤ・ハプティズム役〕
神谷浩史 〔機動戦士ガンダム00 ティエリア・アーデ役〕
TV放映終了後もいまだミッションは進行中の「ガンダム00」。このステージでは、特別編集版のスペシャルエディション、そして劇場版の最新情報が紹介され、興奮のひと時となった。
ステージではマイスターたちに「00」の魅力を一問一答形式で答えてもらうことに。「00」を象徴する名セリフを即答したり、思い出のイベントを叫ぶように答えたりと、実に楽しい雰囲気。「水島監督はひと言で言うとどんな方?」という問いに宮野さんは「おとうさぁ~んっ!!」と声高らかに答えていた。
「現場が家族のような雰囲気で、そうなってくると監督はやっぱお父さんですね」(宮野)
この後、水島監督を迎えて、スペシャルエディションの話題へ。
「オンエアした本編を切ったり貼ったりした単純な総集編だと思っていたのですが、そうではなく、一度見た人もビックリするような新たな一面を発見できます」(三木)
「そう言ってもらえるとうれしいですね。このスペシャルエディションだけを見ても物語がわかるように、かつ『00』に興味をもっていただけるように心がけました。アクションシーンも含め、全体のトーンに合わせて細かいところまで新作カットを盛り込んでいます」(水島)
監督みずからによる説明の後、スペシャルエディションの冒頭シーンが上映されることに。刹那が初めて目撃したOガンダムの神々しい姿。続いて、コクピットに座るリボンズの姿が!? 物語を俯瞰から描くためにリボンズの視点も新作カットとして追加され、その意外な展開にファンも、まだ見ていなかった神谷さんも感嘆の声をあげてしまっていた。
話題は劇場版に進み、吉野さんが「ウチ(同じ事務所)の中村悠一は出てきますか?」と監督に質問を投げかけると、「全員だそうと、めざしています」とうれしいお話も。さらには会場のファンへプレゼントとして、まだ設定も途中ながらスペシャル映像が上映された! キャスト4人も初めて見る映像には、マイスターたちの姿はもちろん新たなガンダムの雄姿も。劇場版へのヒントが散りばめられた特報映像に、吉野さんも「やっぱり劇場版やるんですね! こうやって少しずつできあがっていくのを見て実感できました」と興奮ぎみだった。一方、ティエリアが変わらない姿でいてくれたことに喜んでいた神谷さん。
「本当に『00』は幸せな作品だなと思いました。こんなにもたくさんの人に愛されていると再確認できて、僕も幸せな気持ちでいっぱいです」(神谷)
文字情報だけでない、動く劇場版「ガンダム00」。その一端をともに見ることができたファンと監督、そしてマイスターたちの心は、この日ひとつになっていた。
「30年というガンダムの歴史の一部に、自分がなっていること自体が信じられなくて幸せで、しかもかかわった作品が『00』でよかったなと、今日のステージでまたさらに思いました。でもまだこれからです。劇場版も気合いを入れて最後まで演じきります!」(宮野)
吉野さん(左)は「伊藤由奈さんが歌う、セカンドシーズンEDテーマ『trust you』に流れているテーマは、『00』がたどり着くべき答えと同じなんじゃないかな」と
「『俺がガンダムだ』は刹那の思いが実はすごく込められていて、『00』を象徴するようなセリフ」と神谷さん(右)
「劇場版の新作映像をこんなにも喜んでいただいて、とってもうれしいです」と監督。最後は「00」イベントでは恒例の「ダブル・オーッ!!」のコールでステージは終了した
ガンダム史上最大の博覧会はグランドフィナーレへ
GUNDAM BIG EXPO ファイナルステージ
【出演】
富野由悠季
3日間のスペシャルステージもついにフィナーレ。ガンダム30周年を記念して開催されてきたステージの幕を下ろすのは、もちろんこの方、富野由悠季監督。
ガンダムが大好きな31名の子供たちが登場したのち、富野監督もステージへ。そこではアニバーサリー・ボードへサインを入れる作業が待っていた。アニバーサリー・ボードには、この3日間でスペシャルステージに出演した総勢49名のサインが書き込まれ、その最後の一人が富野監督であった。監督のサインが入りアニバーサリー・ボードが完成。
そのあと「Always Beginning いつだって始まりだ。」をテーマに、小学4年生のさかいあきと君が作文を読み上げてくれた。潮風公園の実物大ガンダムを見たときの感想や、自由な発想で考えたオリジナル・ガンダムの構想などを元気に発表してくれた。
最後に富野監督からメッセージが贈られた。
「皆様方がおっしゃろうとしている気持ちは、その心は、“もっとよりよく、もっと確実に、私たち人は永遠にこの地球上で生き続けるんだ”というメッセージだと思います。そのためにもっと力強く提言を続けて、私たち自身を守りつづけていく。そういう覚悟を身につけることだと思っております。だからこそ、今、この場を借りて訴えたいと思います。今からの刻を、また私たち人が幾万年もの歴史を刻むための始まりの刻にしなければならないのだ、ということです。そのために『ガンダム』という名前を借りて『Always Beginningいつだって始まりだ。』と申し上げます。そして『ガンダム』という名前の響きの中にある真の願いは、『君は生き延びることができるか』--」
アニバーサリー・ボードには、古谷さん、池田さんはもちろん、歴代ガンダムのキャスト陣、土田晃之さんのサインも入っていた。富野監督はボード中央の30周年ロゴの中へサイン
あきと君が考えたガンダムは「ギャラクシーガンダム」。普段は全身が黒いRX-78-2ガンダムだが、いざとなるとボタンひとつですべてのガンダムになれるという、未来型のガンダムだ
最後に富野監督と31名の子供たちが「機動戦士ガンダム」主題歌「翔べ!ガンダム」を大合唱し、すべてのスペシャルステージとGUNDAM BIG EXPOはフィナーレとなった
ガンダムインフォ編集部
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