▲左から福嶋大策プロデューサー、若井おさむさん、田村 淳さん、安彦良和監督、田村 篤総作画監督、森本英樹さん
全国の劇場で絶賛ロードショー中の映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』のスペシャルトークイベントが、本日6月20日(月)、東京・新宿ピカデリーで開催された。
イベントには、タレントの田村 淳さん(ロンドンブーツ1号2号)、若井おさむさんに加え、安彦良和監督、福嶋大策プロデューサー、総作画監督・キャラクターデザインの田村 篤さんが登壇。MCの森本英樹さん(ニブンノゴ!)はククルス・ドアンのコスプレで登場したが、楽屋で安彦監督から「圧倒的に筋肉が足りない」とダメ出しされたことを披露していた。
田村 淳さんは、本作のCMにも出演。これまであまり自分からアピールはしてこなかったが、『機動戦士ガンダム』は小学3年生のころからファンで非常に思い入れがあるという。CM出演が決まった際には、SNSで「本当にガンダムを知っているのか?」と懐疑的な言葉が寄せられたと明かすが、「(『ククルス・ドアンの島』の)足を引っ張らないように、作品の良さをしっかりと伝えたい」と語る。
若井おさむさんは定番のモノマネで「アムロ・レイでお馴染みのアムロ・レイです」と自己紹介。負けじとガンダム好きをアピールしていた。
『ククルス・ドアンの島』の感想を問われた田村 淳さんは、CMでも語っていた通り「ガンダム(シリーズ第1作『機動戦士ガンダム』の俗称)がぎゅ~っと凝縮している」点を挙げる。この感想には、CM収録時にアニメのスタッフにも「よくぞ気付いてくれました」と言われ、安彦監督からも「大変嬉しい言葉です」と太鼓判が押された。また、ストーリーのなかで、大人の都合で始まった戦争を子供たちがどう見ているのか、ドアンは子供たちをどう見ているのか、アムロはどう感じているかなど、登場人物たちの感情の揺れ動きが描かれており、人間の気持ちに寄り添った映画になっている、と熱く語る。
若井さんは、ガンペリーやルッグン、コア・ブースターといったメカが大活躍してワクワクした、と手に汗握る戦闘シーンを中心に挙げていた。
公開から2週間が経ち、動員が43万人を突破、興行収入も8.5億円を超え10億円が視野に入ってきたことについて尋ねられた安彦監督。今回のイベントの冠に「大ヒット」と入っていることに気恥ずかしさをのぞかせる。「大ヒットというのは、『鬼滅』を越えるとか『トップガン』を撃ち落とすとか、そういうことです。(『ククルス・ドアンの島』は)公開終了まであと6週間もあるんですよ!みなさんの力で本当に大ヒットに近づけて欲しい」と冗談交じりに話す。田村総作画監督も「噛めば噛むほど味の出る作品です。何度も見ていただきたいですし、5年、10年経ってから見返しても楽しんでいただけると思います」と語った。
今回のイベントに集まったファンの中には、既に3回以上劇場へ足を運んだ人もいた。見返す人に向けて、田村 淳さんが考える本作の注目ポイントは、ブライト・ノア。田村さんが子供のころは、アムロに対するブライトの言葉が厳しく、怖くて苦手だったと振り返るが、自分自身が40代になり、管理職の苦悩やアムロへの言葉の中に優しさがあることがわかり共感するようになったという。なかでも、本作でミライ・ヤシマがコーヒーを持ってくるシーンが好きだと語ると、客席からも大きな賛同の拍手が沸き起こっていた。
また、若井さんは「セイラさんが島の子供を背負ってる時のキッカの顔」や「自給自足の生活だったららキュウリを丸かじりするような生活をしていても良さそうなものなのに、ちゃんと料理をしているところ」など細かいこだわりのポイントを挙げた。
本作の制作にあたり、安彦監督はまず「100分の映画にしたい」と考えたという。映画のちょうど見やすい長さとして100分という長さを設定し制作を進めたが、絵コンテができた段階で100分を越えてしまった。そのため、福嶋プロデューサー、イム ガヒ副監督、田村総作画監督らと検討を重ね、ドアンの過去のエピソードをカットすることで長さを整えた。それでも「ドアンの過去は十分に想像していただけるのではないかと思っている」と安彦監督は自信を見せていた。
「リメイクして欲しい『機動戦士ガンダム』のエピソード」を聞かれた田村 淳さんは、「マチルダ中尉」と即答。田村さんにとって、人が亡くなる悲しみを初めて感じ、戦いの愚かさを知ったエピソードであり、「アムロの立ち直り方も含めて描いて欲しい」と語る。
若井さんは、「激闘は憎しみ深く」「小さな防衛線」「脱出」、そして「時間よ、とまれ」を挙げたが、最終的には「ククルス・ドアンの島」以外の42話全部、という結論に。それを聞いた安彦監督は「物理的に無理」「長編作るのって大変なんですよ」と言いながらも、「この歳にしては仕事はできるんで……」と若干の可能性を滲ませていた。
イベントの終盤には、画面の構成を指示する「レイアウト」や「原画」といった貴重な制作資料がスクリーンに投影されたが、トークが盛り上がり過ぎたためあえなく時間切れ。最後に田村 淳さんと安彦監督よりコメントがあり、大盛り上がりとなったイベントは幕を閉じた。
田村 淳「小学生の頃に、人間がどうやって摩擦を起こしていくか……“人間ドラマ”に初めて触れたのが『ガンダム』でした。48歳になった僕が見た『ククルス・ドアンの島』は、また同じように胸が熱くなって人生観を考え直した作品になりました。僕は僕なりに“ガンダムが好きだ”という想いをいろんな人に伝えたいし、できればまだガンダムに触れていない人にガンダムの魅力を伝えていけたらな、と思っています。ありがとうございました」
安彦監督「『鬼滅』を越えるためには、一人で何度も見るという“自己犠牲”ではなくて、まだ見てない人、ガンダムが嫌いな人にも『騙されたと思って見てごらんよ』と誘っていただければ、その負担が減るのではないかと思います(笑)。あんまり言うと言葉が錆付いて新鮮味がなくなってしまいますが、『ガンダム』は本来“人間ドラマ”なんです。今回はそれを再確認するつもりで、心を込めて作ったつもりです。ですから、まだ見ていない人にも積極的に振っていただきたい。よろしくお願い致します」
なお、6月28日(火)には、東京・新宿ピカデリーでトークイベントの開催も決定した。安彦監督とイム副監督、藤野貞義音響監督、福嶋プロデューサーが登壇。チケットは、明日6月21日(火)20:00よりインターネット先行販売が実施され、残席がある場合のみ22日(水)より劇場窓口でも販売される。貴重なこの機会をお見逃しなく。
(ガンダムインフォ編集部)
6月28日(火)18:45の回 上映後トークイベント
【開催日時】
2022年6月28日(火)18:45の回 上映後トークイベント
【開催場所】
新宿ピカデリー(東京都新宿区新宿3-15-15)
【登壇者】
・安彦良和監督
・イム ガヒ副監督
・藤野貞義音響監督
・福嶋大策プロデューサー
※敬称略
※登壇者は予告なく変更する場合がございます。予めご了承ください。
【料金】
全席指定 1,900円均一
※ムビチケ使用可
※各種ご招待券・割引券・松竹株主カード等はご利用いただけません。
【チケット販売】
・インターネット先行販売(SMT Members 会員 / 非会員 共通):2022年6月21日(火)20:00~
・劇場窓口:2022年6月22日(水)劇場OPEN時より※残席がある場合のみ
2022年6月28日(火)18:45の回 上映後トークイベント
【開催場所】
新宿ピカデリー(東京都新宿区新宿3-15-15)
【登壇者】
・安彦良和監督
・イム ガヒ副監督
・藤野貞義音響監督
・福嶋大策プロデューサー
※敬称略
※登壇者は予告なく変更する場合がございます。予めご了承ください。
【料金】
全席指定 1,900円均一
※ムビチケ使用可
※各種ご招待券・割引券・松竹株主カード等はご利用いただけません。
【チケット販売】
・インターネット先行販売(SMT Members 会員 / 非会員 共通):2022年6月21日(火)20:00~
・劇場窓口:2022年6月22日(水)劇場OPEN時より※残席がある場合のみ
【6/24(金)~】4週目入場者プレゼント
配布期間:2022年6月24日(金)~30日(木)
内容:安彦良和監督イラストシート(全8種)
内容:安彦良和監督イラストシート(全8種)
※ランダム配布
※数量限定
※お一人様一回のご鑑賞につき、入場者プレゼントを1つお渡しします。
※チケット購入特典ではございません。ご入場を伴わない配布はお断りさせて頂きます。
※配布に関する特別な指定がある場合を除きます。
※特典の切り替わり前日24:00を過ぎた上映でも、営業が終了するまでは切り替わりません。
※新型コロナウイルス感染予防のため、こちらの情報は劇場の都合により急遽変更になる場合がございます。劇場の営業状況・運営状況など、各劇場HP等でお確かめください。
※特典制作時に生じるスレや色ムラ、梱包時や配布時に生じるシワやキズなど、ビジュアルイメージを損なわない差異が理由による返品交換はお受けできません。
※上記工程に由来しない明らかな不備がある場合も、返品交換はいたしません。
※数量限定
※お一人様一回のご鑑賞につき、入場者プレゼントを1つお渡しします。
※チケット購入特典ではございません。ご入場を伴わない配布はお断りさせて頂きます。
※配布に関する特別な指定がある場合を除きます。
※特典の切り替わり前日24:00を過ぎた上映でも、営業が終了するまでは切り替わりません。
※新型コロナウイルス感染予防のため、こちらの情報は劇場の都合により急遽変更になる場合がございます。劇場の営業状況・運営状況など、各劇場HP等でお確かめください。
※特典制作時に生じるスレや色ムラ、梱包時や配布時に生じるシワやキズなど、ビジュアルイメージを損なわない差異が理由による返品交換はお受けできません。
※上記工程に由来しない明らかな不備がある場合も、返品交換はいたしません。
豪華プレゼントが当たるチャンス!「半券キャンペーン」実施中!
【応募期間】
2022年6月3日(金)~7月28日(木)23:59
【対象劇場】
『ククルス・ドアンの島』公開劇場
【応募方法】
対象期間に『ククルス・ドアンの島』の鑑賞チケット半券の写真と必要事項を記入の上、応募
【プレゼント】※AかB好きな方を選んで応募
■半券5枚
A賞:安彦良和監督サイン入り『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島 Blu-ray劇場限定版』×1名
B賞:キャストサイン入り本ポスター×1名
■半券3枚
A賞:キャストサイン入りティザーポスター×2名
B賞:劇場バナー(ホワイトベースバージョン)×2名
■半券1枚
B1ポスターセット(ティザーポスターと本ポスターのセット)×50名
2022年6月3日(金)~7月28日(木)23:59
【対象劇場】
『ククルス・ドアンの島』公開劇場
【応募方法】
対象期間に『ククルス・ドアンの島』の鑑賞チケット半券の写真と必要事項を記入の上、応募
【プレゼント】※AかB好きな方を選んで応募
■半券5枚
A賞:安彦良和監督サイン入り『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島 Blu-ray劇場限定版』×1名
B賞:キャストサイン入り本ポスター×1名
■半券3枚
A賞:キャストサイン入りティザーポスター×2名
B賞:劇場バナー(ホワイトベースバージョン)×2名
■半券1枚
B1ポスターセット(ティザーポスターと本ポスターのセット)×50名
『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』
公開日:2022年6月3日(金)より全国公開中
配給:松竹ODS事業室
【STORY】
オデッサ作戦を控えたアムロたちホワイトベース隊は、「帰らずの島」と呼ばれる無人島での残置諜者(敵地に残って破壊諜報活動などを行う兵士)掃討の任務を拝命する。捜索に当たっていたアムロは1機のザクと遭遇、囚われの身となってしまう。目覚めたアムロが見たのは「ククルス・ドアン」と名乗る男と20人の子どもたちであった。アムロは失ったガンダムを取り戻し、島の秘密へとたどり着けるのか?
【メインスタッフ】
企画・制作:サンライズ
原作:矢立 肇 富野由悠季
監督:安彦良和
副監督:イムガヒ
脚本:根元歳三
キャラクターデザイン:安彦良和、田村 篤、ことぶきつかさ
メカニカルデザイン:大河原邦男、カトキハジメ、山根公利
総作画監督:田村 篤
美術監督:金子雄司
色彩設計:安部なぎさ
撮影監督:葛山剛士、飯島 亮
3D演出:森田修平
3Dディレクター:安部保仁
編集:新居和弘
音響監督:藤野貞義
音楽:服部隆之
製作:バンダイナムコフィルムワークス
主題歌:森口博子「Ubugoe」(キングレコード)
【メインキャスト】
アムロ・レイ:古谷 徹
ククルス・ドアン:武内駿輔
ブライト・ノア:成田 剣
カイ・シデン:古川登志夫
セイラ・マス:潘めぐみ
ハヤト・コバヤシ:中西英樹
スレッガー・ロウ:池添朋文
ミライ・ヤシマ:新井里美
フラウ・ボゥ:福圓美里
エグバ・アトラー:宮内敦士
ウォルド・レン:上田耀司
ユン・サンホ:遊佐浩二
セルマ・リーベンス:伊藤 静
ダナン・ラシカ:林 勇
マルコス:内田雄馬
カーラ:廣原ふう
シャア・アズナブル:池田秀一
【Twitter推奨ハッシュタグ】
#ククルス・ドアンの島
#安彦ガンダムを見届けろ
公開日:2022年6月3日(金)より全国公開中
配給:松竹ODS事業室
【STORY】
オデッサ作戦を控えたアムロたちホワイトベース隊は、「帰らずの島」と呼ばれる無人島での残置諜者(敵地に残って破壊諜報活動などを行う兵士)掃討の任務を拝命する。捜索に当たっていたアムロは1機のザクと遭遇、囚われの身となってしまう。目覚めたアムロが見たのは「ククルス・ドアン」と名乗る男と20人の子どもたちであった。アムロは失ったガンダムを取り戻し、島の秘密へとたどり着けるのか?
【メインスタッフ】
企画・制作:サンライズ
原作:矢立 肇 富野由悠季
監督:安彦良和
副監督:イムガヒ
脚本:根元歳三
キャラクターデザイン:安彦良和、田村 篤、ことぶきつかさ
メカニカルデザイン:大河原邦男、カトキハジメ、山根公利
総作画監督:田村 篤
美術監督:金子雄司
色彩設計:安部なぎさ
撮影監督:葛山剛士、飯島 亮
3D演出:森田修平
3Dディレクター:安部保仁
編集:新居和弘
音響監督:藤野貞義
音楽:服部隆之
製作:バンダイナムコフィルムワークス
主題歌:森口博子「Ubugoe」(キングレコード)
【メインキャスト】
アムロ・レイ:古谷 徹
ククルス・ドアン:武内駿輔
ブライト・ノア:成田 剣
カイ・シデン:古川登志夫
セイラ・マス:潘めぐみ
ハヤト・コバヤシ:中西英樹
スレッガー・ロウ:池添朋文
ミライ・ヤシマ:新井里美
フラウ・ボゥ:福圓美里
エグバ・アトラー:宮内敦士
ウォルド・レン:上田耀司
ユン・サンホ:遊佐浩二
セルマ・リーベンス:伊藤 静
ダナン・ラシカ:林 勇
マルコス:内田雄馬
カーラ:廣原ふう
シャア・アズナブル:池田秀一
【Twitter推奨ハッシュタグ】
#ククルス・ドアンの島
#安彦ガンダムを見届けろ
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