庵野秀明氏がアニメーター時代に参加した過去作品や、監督、プロデューサーとして活躍する最新の仕事までを網羅し、創作活動の秘密に迫る世界初の展覧会「庵野秀明展」が、本日10月1日(金)に東京・国立新美術館でスタートした。
本展覧会では、庵野氏をつくったもの、庵野氏がつくってきたもの、そしてこれからつくるものを余すことなく展示。
自身の原点となったアニメとして『機動戦士ガンダム』も登場するほか、『ウルトラマン』や『仮面ライダー』、『宇宙戦艦ヤマト』も一挙に展示され、「庵野秀明をつくったもの」を体感することができる。
また、アマチュア時代から一世を風靡した『新世紀エヴァンゲリオン』までを振り返るだけでなく、『シン・ゴジラ』や最新作『シン・エヴァンゲリオン劇場版』に至るまでを紹介することで映像制作にかける情熱と試行錯誤の過程を紐解く。
さらに、未来へ向けたプロジェクトとして、現在制作中の『シン・ウルトラマン』『シン・仮面ライダー』も展示されている。
開催に先駆けてプレス内覧会が実施されたので、さっそくレポートをお届けしよう。
【過去】【現在】【未来】を知ることができる、まさに「庵野秀明展」!
まず会場入口で目を奪われるのが「庵野秀明展」というロゴ。シンプルでありながら、いわゆる“エヴァフォント”風の字体に、庵野氏の代表作である『エヴァンゲリオン』が強く思い起こさせられる。
会場内には、入口から出口、そして休憩スペースに至るまで所狭しと庵野氏所縁のものや制作物が展示してあり、どれも目を引くものばかり。
エリアは全5章に章立てされており、幼いころに影響を受けたもの、アマチュア時代から現在までに制作を行ってきたもの、そして『シン・ウルトラマン』や『シン・仮面ライダー』などのこれからの取り組みを時系列になぞっていく形になっている。まさに庵野氏の制作人生を“追体験”できる、非常に魅力的な内容で構成されている。
『機動戦士ガンダム』は幼い頃に影響を受けた作品であり、また、アニメーターとなってから描かれた作品も展示されていた。
会場には「庵野秀明展」オリジナルのグッズなどを取り扱ったショップも併設されており、図録の予約を受け付けているほか、オリジナルロゴ入りのグッズや庵野氏が制作に関わった作品などが販売されている。
氏の人生を凝縮したともいえる本展「庵野秀明展」の会期は12月19日(日)まで。チケットは事前予約制で好評販売中。
なお、大分、大阪、山口への全国巡回も決定している。
詳細は展覧会公式サイトをご覧ください。
(ガンダムインフォ編集部)
庵野秀明展 HIDEAKI ANNO EXHIBITION
[会期]2021年10月1日(金)~12月19日(日)
[休館日]毎週火曜日 ※ただし11月23日(火・祝)は開館
[会場]国立新美術館 企画展示室1E(東京都港区六本木7-22-2)
[開館時間]10:00~18:00 ※毎週金・土曜日は20:00まで ※入場は閉館の30分前まで
あなたへのオススメ
編集部イチオシ
PREMIUM BANDAI
プレミアムバンダイ