初日の興行が1億9千万を超える大ヒットスタートをした『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』では、本日6月13日(日)に、公開を記念した舞台挨拶を東京・丸の内ピカデリーにて実施。
本作の主役ハサウェイ・ノア役の小野賢章さん、村瀬修功監督、小形尚弘プロデューサー、MCの綾見有紀さんが登壇し、本作の制作や魅力について大いに語った。その模様をレポートしていこう。
本作の主役ハサウェイ・ノア役の小野賢章さん、村瀬修功監督、小形尚弘プロデューサー、MCの綾見有紀さんが登壇し、本作の制作や魅力について大いに語った。その模様をレポートしていこう。
まずはじめに、観客のいる本舞台挨拶に対し、小形プロデューサーが「公開に至るまでいろいろイベントを実施してきましたけど、有観客ははじめてですね。感慨深いですね」とコメント。小野さんも「ちょっと緊張してます」と少しこわばった表情で、自身の胸に手を当てる仕草を見せた。
ロケットスタートを切った本作について、小野さんは「延期になったことはすごく悔しかったですが、楽しみにしていたみなさまも同じ気持ちだと思います。ようやく公開できたことが、この盛り上がりに繋がっているのではないかと感じていて、とても嬉しいです。」とコメント。また、控室がシアターのすぐ近くだといい、「(上映中の)本編の音がすごい音量で聞こえてきて、今日はじめて“あっ本当に公開したんだ”と実感が湧きました」と胸中を明かす。
小形プロデューサーは、公開に至るまで小野さんに様々な企画に協力してもらっていたことをふまえ、「延期が決まったときには(小野さんにも)申し訳ないなという気持ちが大きかった。ようやくみなさんに観てもらうことができてホッとしているというのが一番の感想です」、村瀬監督は「(21年5月21日の公開日から)さらに延びたとき、もうこれは(上映が)当分なくなってしまうのでは……と思いましたが、なんとか上映することができて本当に良かったなと思っています」と、それぞれ安堵の表情を浮かべた。
ロケットスタートを切った本作について、小野さんは「延期になったことはすごく悔しかったですが、楽しみにしていたみなさまも同じ気持ちだと思います。ようやく公開できたことが、この盛り上がりに繋がっているのではないかと感じていて、とても嬉しいです。」とコメント。また、控室がシアターのすぐ近くだといい、「(上映中の)本編の音がすごい音量で聞こえてきて、今日はじめて“あっ本当に公開したんだ”と実感が湧きました」と胸中を明かす。
小形プロデューサーは、公開に至るまで小野さんに様々な企画に協力してもらっていたことをふまえ、「延期が決まったときには(小野さんにも)申し訳ないなという気持ちが大きかった。ようやくみなさんに観てもらうことができてホッとしているというのが一番の感想です」、村瀬監督は「(21年5月21日の公開日から)さらに延びたとき、もうこれは(上映が)当分なくなってしまうのでは……と思いましたが、なんとか上映することができて本当に良かったなと思っています」と、それぞれ安堵の表情を浮かべた。
▲左から、村瀬修功監督、小野賢章さん、小形尚弘プロデューサー、綾見有紀さん(MC)
アフレコ収録の前(2年前)に、小野さんら声優陣を招集し、キャラクターについて話をしていたことを問われた村瀬監督。「アフレコ前に声優さんとお話することは、機会としてはあまりないかもしれないのですが……。本作が小説原作ということ、その他のメディアでも取り上げられてきていたので、今回(劇場版)はどういうところを掘り下げていくか、キャラクター像についての僕の解釈を、手短に話させてもらうつもりだったのですが、気がつけば1時間半が経っていましたね(笑)」と照れ笑いを見せながら、本作への熱意を明かす。
当時の心境について、小野さんは「台本がメモでいっぱいになるぐらい、(物語の)背景や(シーンごとに)どういう風にハサウェイは感じているだとか、周りとの関係性だったりの話で1時間半経ってしまっていた。これは(キャラクターに)落とし込むのは大変だなと思いました。」と振り返る。
小形プロデューサーは、「富野(由悠季)さんもアフレコ前に声優さんとお話することはありますが、これだけじっくり離すということはなかなか無いです。3人(ハサウェイ、ギギ、ケネス)の物語に対して、しっかりとみんなでコンセンサスを取ることはできたんじゃないかと思います」と説明した。
ハサウェイを演じるにあたって苦労した点について、小野さんは「話しているセリフと思っていることが違うので、バランスをとることがすごく難しかった。緊張の糸が一本ずっと張っている状態でなければいけないのは、しんどかったです。本編中はモヤモヤしているような、“本当にこれであっているのかどうか”を自問自答していました」と複雑な心境に加え、(表の顔と裏の顔が)どちらを演じなければいけないかわからなくなるときもあったとも吐露。その反面、「Ξガンダム」に乗ったときは、「1つのことだけに集中できる状況は、演じていても気持ちよかったし楽しかったです」と笑顔を見る場面も。
また、作中のとあるシーンを挙げ、自身の想像を超えるハサウェイの行動に対して、「村瀬監督や小形プロデューサーに助けをもらいながら、演じさせていただきました」と語った。
当時の心境について、小野さんは「台本がメモでいっぱいになるぐらい、(物語の)背景や(シーンごとに)どういう風にハサウェイは感じているだとか、周りとの関係性だったりの話で1時間半経ってしまっていた。これは(キャラクターに)落とし込むのは大変だなと思いました。」と振り返る。
小形プロデューサーは、「富野(由悠季)さんもアフレコ前に声優さんとお話することはありますが、これだけじっくり離すということはなかなか無いです。3人(ハサウェイ、ギギ、ケネス)の物語に対して、しっかりとみんなでコンセンサスを取ることはできたんじゃないかと思います」と説明した。
ハサウェイを演じるにあたって苦労した点について、小野さんは「話しているセリフと思っていることが違うので、バランスをとることがすごく難しかった。緊張の糸が一本ずっと張っている状態でなければいけないのは、しんどかったです。本編中はモヤモヤしているような、“本当にこれであっているのかどうか”を自問自答していました」と複雑な心境に加え、(表の顔と裏の顔が)どちらを演じなければいけないかわからなくなるときもあったとも吐露。その反面、「Ξガンダム」に乗ったときは、「1つのことだけに集中できる状況は、演じていても気持ちよかったし楽しかったです」と笑顔を見る場面も。
また、作中のとあるシーンを挙げ、自身の想像を超えるハサウェイの行動に対して、「村瀬監督や小形プロデューサーに助けをもらいながら、演じさせていただきました」と語った。
続いて、村瀬監督が本作を担当することになったきっかけについて、小形プロデューサーは「村瀬監督は、『ガンダムUC』のときに原画や絵コンテをお願いしていたこともあって、そのときに素晴らしい人だなと思っていました。『ガンダムF91』の冒頭シーンを村瀬監督が務めたのですが、そのインタビューで「まだガンダムに心残りがあるかな」と答えていたのをみて、これは大チャンスだ!お願いするなら『閃光のハサウェイ』しかない!と思って、お声がけをさせていただきました」と、言葉に熱を込めて回答。
それを受けて、村瀬監督は「なんで富野さんじゃないのかな?という気持ちと、富野さんに話は通っているのかな?って一番心配でした」とほほ笑みつつ、「30年前の小説を映像化するということは、わりと素直に作品にむかえたと思います」とコメントした。
それを受けて、村瀬監督は「なんで富野さんじゃないのかな?という気持ちと、富野さんに話は通っているのかな?って一番心配でした」とほほ笑みつつ、「30年前の小説を映像化するということは、わりと素直に作品にむかえたと思います」とコメントした。
綾見さんからは、ケネスの乗っていた黒い馬が『逆襲のシャア』でシャアの乗っていた馬と似ていませんか?との質問が飛び出し、村瀬監督はオマージュであると回答。原作にはケネスの乗馬シーンがないことから、「乗馬用の鞭を持っているのに、馬に乗っているシーンが本作にはないので、『逆襲のシャア』とのリンク性を演出させました」と裏話も語られた。
本作の注目シーンについて、小野さんは「個人的には市街地での戦闘シーンは、ものすごい迫力と恐怖を感じる部分。”自分がもしこんな状況に置かれてしまったら?”と想像したリアルなシーンでしたので注目してほしい」「戦闘シーンが多いわけではないので、キャラクターごとの心情やセリフ、仕草を追いかけながら見ていただけたら、いろいろ考察できるんじゃないかと思います」と勧める。
さらに、映像へのこだわりについて、「はじめから本作はドルビーアトモス(オーディオフォーマット)を想定してつくったフィルムなので、音へのこだわりがあります。襲撃シーンやハサウェイが出撃するシーンは、音楽を含めてうまくいったなと思っています」(小形)、「いろいろ試しながらつくった結果、ちょっと派手なものができてしまったなと……(笑)。その辺も整理しながら、2部・3部をつくっていきたいなと思っています」(村瀬)と語った。
続いて、本作の第2部について、小形プロデューサーは「今作のラストシーンから繋がっていくので、小野さんにはつらい話数になるのかもしれないのですが(笑)。”次はいつなんだ”とのお声を多くいただいておりますので、これから頑張って作って、みなさんにお届けできればと思います」と力強くコメント。
さらに、第2部の舞台となる場所として、「オーストラリアにロケハンに行かなければ」と村瀬監督と顔を合わせながら、第2部の制作状況について初めて語った。
最後は、各人からのコメントがあり、大盛況となった公開記念舞台挨拶は終了した。
本作の注目シーンについて、小野さんは「個人的には市街地での戦闘シーンは、ものすごい迫力と恐怖を感じる部分。”自分がもしこんな状況に置かれてしまったら?”と想像したリアルなシーンでしたので注目してほしい」「戦闘シーンが多いわけではないので、キャラクターごとの心情やセリフ、仕草を追いかけながら見ていただけたら、いろいろ考察できるんじゃないかと思います」と勧める。
さらに、映像へのこだわりについて、「はじめから本作はドルビーアトモス(オーディオフォーマット)を想定してつくったフィルムなので、音へのこだわりがあります。襲撃シーンやハサウェイが出撃するシーンは、音楽を含めてうまくいったなと思っています」(小形)、「いろいろ試しながらつくった結果、ちょっと派手なものができてしまったなと……(笑)。その辺も整理しながら、2部・3部をつくっていきたいなと思っています」(村瀬)と語った。
続いて、本作の第2部について、小形プロデューサーは「今作のラストシーンから繋がっていくので、小野さんにはつらい話数になるのかもしれないのですが(笑)。”次はいつなんだ”とのお声を多くいただいておりますので、これから頑張って作って、みなさんにお届けできればと思います」と力強くコメント。
さらに、第2部の舞台となる場所として、「オーストラリアにロケハンに行かなければ」と村瀬監督と顔を合わせながら、第2部の制作状況について初めて語った。
最後は、各人からのコメントがあり、大盛況となった公開記念舞台挨拶は終了した。
ハサウェイ・ノア役 小野賢章
ようやく公開できてとても嬉しいです。一丸となって時間をかけて丁寧につくりあげた作品になっています。何度も見て応援していただけたらなと思います。本日はありがとうございました。
小形尚弘プロデューサー
みなさんのおかげでいいスタートを切ることができました。ガンダムシリーズのなかで(数字的に)一番を取りたいなとスタッフ一同で思っています。富野さんの小説原作である本作で、『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』を越えて、恩返しにも繋がるかなと思っています。みなさんの“ガンダム愛”で、そこまでいかせていただけますと非常にありがたいです。
村瀬修功監督
制作している人間としては、気持ちは第2部にむいてしまっておりますが……。今作に関しては、いろいろ掘り下げられるほど厚みがあると思っています。数字は小形プロデューサーにお任せして、次を作っていきたいと思います。
ようやく公開できてとても嬉しいです。一丸となって時間をかけて丁寧につくりあげた作品になっています。何度も見て応援していただけたらなと思います。本日はありがとうございました。
小形尚弘プロデューサー
みなさんのおかげでいいスタートを切ることができました。ガンダムシリーズのなかで(数字的に)一番を取りたいなとスタッフ一同で思っています。富野さんの小説原作である本作で、『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』を越えて、恩返しにも繋がるかなと思っています。みなさんの“ガンダム愛”で、そこまでいかせていただけますと非常にありがたいです。
村瀬修功監督
制作している人間としては、気持ちは第2部にむいてしまっておりますが……。今作に関しては、いろいろ掘り下げられるほど厚みがあると思っています。数字は小形プロデューサーにお任せして、次を作っていきたいと思います。
※興行収入は松竹調べ 2021年6月12日(土) 10:30時点
※興行収入は通常版:215sc ドルビーシネマ:7sc ドルビーアトモス:19sc 4DX:62sc MX4D:19sc 計215館での成績を合計したものになります。
※興行収入は通常版:215sc ドルビーシネマ:7sc ドルビーアトモス:19sc 4DX:62sc MX4D:19sc 計215館での成績を合計したものになります。
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