▲U-14コース第1位 ゆわっしーさん、U-20コース第1位 彦夏さん、OVER-21コース第1位 FAグリーンさん
12月14日(土)、BANDAI SPIRITSが主催する公式ガンプラ世界大会「ガンプラビルダーズワールドカップ 12thトーナメント」(GBWC12th)の日本代表を決める「日本大会決勝戦・表彰式」が、ガンダムベース東京で開催された。
GBWC12thは、「U-14コース」「U-20コース」「OVER-21コース」の3コースで開催。日本大会決勝には、各コースより10作品ずつ、計30作品が進出した。
表彰式では、各コースの上位3位に加え、一般ユーザーのWEB投票によって決まる「オーディエンス賞」の受賞作品も発表。審査委員を務めたBANDAI SPIRITSホビーディビジョン クリエイション部の清宮僚太さん、染谷 潤さん、栗原直也さんが入賞作品への講評を行った。
今回は例年に比べて「U-14コース」への応募が多かったとのこと。他の各コースも作り込みや世界観、ストーリー作りなどのこだわりが強く、司会を担当した京極雅美さんとバロン山崎さんも「どれも、じっくり見たくなる作品になっている」と熱く語っていた。
それではさっそく、各受賞作と講評に加え、チャンピオンへのインタビューを紹介していこう。
なお、GBWC12th世界大会決勝は、2025年2月22日(土)に「GUNDAM NEXT FUTURE -FINAL-」東京会場にて開催。各エリアから毎年ハイレベルな代表作品が集結するので、激戦の結末をお見逃しなく。
GBWC12thは、「U-14コース」「U-20コース」「OVER-21コース」の3コースで開催。日本大会決勝には、各コースより10作品ずつ、計30作品が進出した。
表彰式では、各コースの上位3位に加え、一般ユーザーのWEB投票によって決まる「オーディエンス賞」の受賞作品も発表。審査委員を務めたBANDAI SPIRITSホビーディビジョン クリエイション部の清宮僚太さん、染谷 潤さん、栗原直也さんが入賞作品への講評を行った。
今回は例年に比べて「U-14コース」への応募が多かったとのこと。他の各コースも作り込みや世界観、ストーリー作りなどのこだわりが強く、司会を担当した京極雅美さんとバロン山崎さんも「どれも、じっくり見たくなる作品になっている」と熱く語っていた。
それではさっそく、各受賞作と講評に加え、チャンピオンへのインタビューを紹介していこう。
なお、GBWC12th世界大会決勝は、2025年2月22日(土)に「GUNDAM NEXT FUTURE -FINAL-」東京会場にて開催。各エリアから毎年ハイレベルな代表作品が集結するので、激戦の結末をお見逃しなく。
U-14コース
<第1位>※オーディエンス賞とのダブル受賞
作品:友へ…
作者:ゆわっしー
講評:「PG デュエルガンダム」が存在したのだろうか?と選考する側が混乱してしまうほど、クオリティの高い作品に仕上がっていた。『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の中でイザークが何を思っていたのかという点に思いを馳せて作ったことが伝わってくるとともに、こういうシーンが見たかったと思わせる作品となっていた。
作品:友へ…
作者:ゆわっしー
講評:「PG デュエルガンダム」が存在したのだろうか?と選考する側が混乱してしまうほど、クオリティの高い作品に仕上がっていた。『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の中でイザークが何を思っていたのかという点に思いを馳せて作ったことが伝わってくるとともに、こういうシーンが見たかったと思わせる作品となっていた。
<第2位>
作品:次の機体へ…
作者:じゃぶち
講評:シンプルな構成ながら、パッと見たときにストーリーが伝わってくるところがとても良かった。ガンプラは同じ素材・同じ質感で量産されているものだが、仕上げ方ひとつでこんなにも差が出るということがうまく表現されていた。
作品:次の機体へ…
作者:じゃぶち
講評:シンプルな構成ながら、パッと見たときにストーリーが伝わってくるところがとても良かった。ガンプラは同じ素材・同じ質感で量産されているものだが、仕上げ方ひとつでこんなにも差が出るということがうまく表現されていた。
<第3位>
作品:最前線
作者:nana
講評:「戦場」は、ジオラマで人気のあるテーマなので、どう差別化するかが腕の見せ所となる。「最前線」という作品名通り緊張感のある表現が良かった。細かく見ていくと薬莢が飛んでいたり、水たまりがあったりとよく考えて作り込まれていることがわかる作品となっていた。
作品:最前線
作者:nana
講評:「戦場」は、ジオラマで人気のあるテーマなので、どう差別化するかが腕の見せ所となる。「最前線」という作品名通り緊張感のある表現が良かった。細かく見ていくと薬莢が飛んでいたり、水たまりがあったりとよく考えて作り込まれていることがわかる作品となっていた。
U-20コース
<第1位>
作品:Beyond・The・AXIZ
作者:彦夏
講評:サザビーといえばこのシーン、という定番だからこそ難しかったと思うが、本体がとても丁寧に作られていることに加え、周りの格納庫と光の演出が素晴らしかった。格納庫は上からLEDライトで照らしつつ、外から光が入るように作られており、全体の演出がとても良かった。
作品:Beyond・The・AXIZ
作者:彦夏
講評:サザビーといえばこのシーン、という定番だからこそ難しかったと思うが、本体がとても丁寧に作られていることに加え、周りの格納庫と光の演出が素晴らしかった。格納庫は上からLEDライトで照らしつつ、外から光が入るように作られており、全体の演出がとても良かった。
<第2位>※オーディエンス賞とのダブル受賞
作品:帰還
作者:kosei
講評:(プラモデルは)動いているものと柔らかいものは表現が難しいが、本作はその2つを見事に形にしている。着艦時のリック・ドムが迫ってくるような圧も表現されており、見事な表現力だった。
作品:帰還
作者:kosei
講評:(プラモデルは)動いているものと柔らかいものは表現が難しいが、本作はその2つを見事に形にしている。着艦時のリック・ドムが迫ってくるような圧も表現されており、見事な表現力だった。
<第3位>
作品:奴だ、奴が来たんだ
作者:トモハック
講評:ジオラマのクオリティはもちろん、水やオイルといったところまで解像度高く再現されていた。あえてジムが貫かれたところではなく、爆発したシーンを切り取っているところは、見ている人も連邦軍の兵士の「奴だ、奴が来たんだ」という呆気にとられた気持ちにさせられる作品になっていた。
作品:奴だ、奴が来たんだ
作者:トモハック
講評:ジオラマのクオリティはもちろん、水やオイルといったところまで解像度高く再現されていた。あえてジムが貫かれたところではなく、爆発したシーンを切り取っているところは、見ている人も連邦軍の兵士の「奴だ、奴が来たんだ」という呆気にとられた気持ちにさせられる作品になっていた。
OVER-21コース
<第1位>
作品:Regeneration
作者:FAグリーン
講評:遠くから見たときにすごく目を引き、ぐっと惹きつけられるという第一印象の作品で、近くで見てみると「ここにこのパーツを使ったのか」という見立ての上手さを感じる。さらに背後の月光蝶の部分も、塗装が丁寧に行われているのはもちろん、歴代のいろいろなガンダムの意匠が盛り込まれており、ガンダムシリーズの歴史の重厚さを感じられる作りとなっていた。
作品:Regeneration
作者:FAグリーン
講評:遠くから見たときにすごく目を引き、ぐっと惹きつけられるという第一印象の作品で、近くで見てみると「ここにこのパーツを使ったのか」という見立ての上手さを感じる。さらに背後の月光蝶の部分も、塗装が丁寧に行われているのはもちろん、歴代のいろいろなガンダムの意匠が盛り込まれており、ガンダムシリーズの歴史の重厚さを感じられる作りとなっていた。
<第2位>
作品:海物
作者:蚊鳥
講評:いろいろなガンプラのパーツが使われているにも関わらずゴテ盛りになっておらず、シンプルで整ったシルエットになっている。さらに「見覚えがあるけど全く見たことがない新しいモビルスーツ」という審査員も驚く、オリジナルガンプラというべき作品になっていた。
作品:海物
作者:蚊鳥
講評:いろいろなガンプラのパーツが使われているにも関わらずゴテ盛りになっておらず、シンプルで整ったシルエットになっている。さらに「見覚えがあるけど全く見たことがない新しいモビルスーツ」という審査員も驚く、オリジナルガンプラというべき作品になっていた。
<第3位>※オーディエンス賞とのダブル受賞
作品:ストライクガンダム Spec II 強制起動
作者:森田秀幸
講評:あえて素立ちのストライクと格納庫、そして爆発と臨場感のある演出となっている。『SEED』第1話のストライクガンダムが起動するシーンかと思いきや、SpecIIが起動したというシーンになっており、これからどんな物語が始まるのか、誰が乗っているのかなど想像力がかき立てられる作品となっていた。
作品:ストライクガンダム Spec II 強制起動
作者:森田秀幸
講評:あえて素立ちのストライクと格納庫、そして爆発と臨場感のある演出となっている。『SEED』第1話のストライクガンダムが起動するシーンかと思いきや、SpecIIが起動したというシーンになっており、これからどんな物語が始まるのか、誰が乗っているのかなど想像力がかき立てられる作品となっていた。
チャンピオンインタビュー
Q. 年齢と、今回の作品に使用したガンプラと制作期間、こだわったポイントを教えてください
ゆわっしー(U-14コース第1位)「11歳で、6ヶ月くらいで制作しました。PGのストライクルージュとガンダムアストレイを組み合わせて作っていて、顔や膝などデュエルと形が異なる部分についてはパテを盛ったりして自分で作り込んでいきました」
彦夏(U-20コース第1位)「20歳で、制作期間はサザビーが6ヶ月、格納庫を含むジオラマが2ヶ月くらいかかっています。本体はほぼMGのサザビーで制作しています。サザビーの出撃するシーンを作成したジオラマがネットで見かけなかったので、自分で作ってみようと思いました。格納庫の電飾は明るすぎず暗すぎず、また暖色ではなく青みがかった色を再現しています。サザビーは見えない部分も手を抜かず、筋彫りやディテールアップに時間をかけました」
FAグリーン(OVER-21コース第1位)「22歳で、制作期間は約4ヶ月くらい。MGのターンXをベースに40~50種類のガンプラから一部のパーツを使って作成しています。全体的に大きくして迫力を見せたいという点と、月光蝶の塗装表現と曲面の柔らかい表現にこだわっています」
Q. タイトルに込めた意味を教えて下さい
ゆわっしー「イザークがニコルに戦いに行くことを伝えに行くシーンなので、『友へ…』というタイトルにしました」
彦夏「『逆襲のシャア』のエンディング曲である『BEYOND THE TIME』は『時の向こうへ』という意味。今回の作品はシャアの視点で『シャアが目指した世界のために出撃する』というコンセプトで制作したので、シャアの思いを託したタイトルにしたいと思い『Beyond・The・AXIZ』(アクシズの向こう側へ)にしました」
FAグリーン「ターンXの『自己再生で形が変わっていく』という設定をもとに、『壊れては直しを繰り返して新しい世代へ生まれ変わったターンXの再起動』という意味を込めて、『Regeneration』というタイトルにしました」
Q. 世界大会決勝への意気込みを教えてください
ゆわっしー「イザークが大好きで頑張って作ったので、世界でも1位になりたいです」
彦夏「近年日本代表が優勝したことがないので、自分の作品が評価されるように祈っています」
FAグリーン「世界大会はレベルの高い作品ばかりですが、1位を目指したいと思います」
ゆわっしー(U-14コース第1位)「11歳で、6ヶ月くらいで制作しました。PGのストライクルージュとガンダムアストレイを組み合わせて作っていて、顔や膝などデュエルと形が異なる部分についてはパテを盛ったりして自分で作り込んでいきました」
彦夏(U-20コース第1位)「20歳で、制作期間はサザビーが6ヶ月、格納庫を含むジオラマが2ヶ月くらいかかっています。本体はほぼMGのサザビーで制作しています。サザビーの出撃するシーンを作成したジオラマがネットで見かけなかったので、自分で作ってみようと思いました。格納庫の電飾は明るすぎず暗すぎず、また暖色ではなく青みがかった色を再現しています。サザビーは見えない部分も手を抜かず、筋彫りやディテールアップに時間をかけました」
FAグリーン(OVER-21コース第1位)「22歳で、制作期間は約4ヶ月くらい。MGのターンXをベースに40~50種類のガンプラから一部のパーツを使って作成しています。全体的に大きくして迫力を見せたいという点と、月光蝶の塗装表現と曲面の柔らかい表現にこだわっています」
Q. タイトルに込めた意味を教えて下さい
ゆわっしー「イザークがニコルに戦いに行くことを伝えに行くシーンなので、『友へ…』というタイトルにしました」
彦夏「『逆襲のシャア』のエンディング曲である『BEYOND THE TIME』は『時の向こうへ』という意味。今回の作品はシャアの視点で『シャアが目指した世界のために出撃する』というコンセプトで制作したので、シャアの思いを託したタイトルにしたいと思い『Beyond・The・AXIZ』(アクシズの向こう側へ)にしました」
FAグリーン「ターンXの『自己再生で形が変わっていく』という設定をもとに、『壊れては直しを繰り返して新しい世代へ生まれ変わったターンXの再起動』という意味を込めて、『Regeneration』というタイトルにしました」
Q. 世界大会決勝への意気込みを教えてください
ゆわっしー「イザークが大好きで頑張って作ったので、世界でも1位になりたいです」
彦夏「近年日本代表が優勝したことがないので、自分の作品が評価されるように祈っています」
FAグリーン「世界大会はレベルの高い作品ばかりですが、1位を目指したいと思います」
(ガンダムインフォ編集部)
日本大会決勝戦 結果速報配信中!
ガンプラビルダーズワールドカップ 12thトーナメント 日本大会決勝戦・表彰式
開催日:2024年12月14日(土)
会場:ガンダムベース東京
開催日:2024年12月14日(土)
会場:ガンダムベース東京
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