アニメの聖地を制定する「アニメツーリズム協会」の二代目会長に、マクロスシリーズ監督・メカデザイナーの河森正治氏が就任することが決定した。
河森氏の会長就任を記念し、10月2日(水)にグラングリーン大阪うめきた公園サウスパークで、「アニメツーリズム協会」初代会長である富野由悠季監督と「アニメクリエーターが語る未来へのワンステップ」と題したトークセッションを実施。「いのち輝く未来社会のデザイン」とは?をテーマに、オリジナルアニメを創作してきたクリエーターの目線から、現実をどうとらえてどう向き合っていくのか、という話題を展開した。
トークセッションでは、スタイリングから機能まで、様々なかたちで現実に影響をおよぼす「デザイン」をキーワードに、河森氏の創作活動の源である「旅」や「2025年日本国際博覧会」(大阪・関西万博)まで、多彩なトークが繰り広げられた。
富野監督は「アニメツーリズムは、最初ただ旅行に出かけさせる趣旨かと思って嫌いだった。でもファンからのメッセージを見て、アニメという絵空事を見ていた人々が、実際の場所を訪れる。そこに日本の隠された魅力を発信することは価値があると思った。物事を見る力が上がっていくんじゃないか。生物の多様性を含め、そういう人たちが20年、30年、土地を周り、知らない土地も無価値ではないことを知る糸口になるのでは」とアニメとツーリズムのかけ合わせの可能性を伝える。また、生態系について「人間は、有限の地球を無限に使わなくてはならない。こんなビルをバンバン作ってはいけない、ここ(うめきた)のように緑地を増やさなければならない」と語った。
また、河森氏は「人間が作るデザインは意図がわかりやすいが、自然や生態系のデザインは不思議が多くて興味深い。わからないことに向けてアプローチしていくのが『いのちめぐる冒険』というパビリオンでもあるし、わからないことに向けて出かけて行くのがツーリズムとも言える。世界中を旅して、中国の奥地やシルクロードで出会った子供達のキラキラした目が印象的で、最先端の技術やデザインも大好きなんだけれども、そういうものを見たら、それと同じくらい自然にも触れないとバランスが悪くなるのではないかと思っている」と語っていた。
なお、河森氏がプロデュースするパビリオン「いのちめぐる冒険」は、大阪・関西万博に登場予定。大阪・関西万博には、バンダイナムコホールディングスの「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」も出展されるので、続報をお楽しみに。
河森氏の会長就任を記念し、10月2日(水)にグラングリーン大阪うめきた公園サウスパークで、「アニメツーリズム協会」初代会長である富野由悠季監督と「アニメクリエーターが語る未来へのワンステップ」と題したトークセッションを実施。「いのち輝く未来社会のデザイン」とは?をテーマに、オリジナルアニメを創作してきたクリエーターの目線から、現実をどうとらえてどう向き合っていくのか、という話題を展開した。
トークセッションでは、スタイリングから機能まで、様々なかたちで現実に影響をおよぼす「デザイン」をキーワードに、河森氏の創作活動の源である「旅」や「2025年日本国際博覧会」(大阪・関西万博)まで、多彩なトークが繰り広げられた。
富野監督は「アニメツーリズムは、最初ただ旅行に出かけさせる趣旨かと思って嫌いだった。でもファンからのメッセージを見て、アニメという絵空事を見ていた人々が、実際の場所を訪れる。そこに日本の隠された魅力を発信することは価値があると思った。物事を見る力が上がっていくんじゃないか。生物の多様性を含め、そういう人たちが20年、30年、土地を周り、知らない土地も無価値ではないことを知る糸口になるのでは」とアニメとツーリズムのかけ合わせの可能性を伝える。また、生態系について「人間は、有限の地球を無限に使わなくてはならない。こんなビルをバンバン作ってはいけない、ここ(うめきた)のように緑地を増やさなければならない」と語った。
また、河森氏は「人間が作るデザインは意図がわかりやすいが、自然や生態系のデザインは不思議が多くて興味深い。わからないことに向けてアプローチしていくのが『いのちめぐる冒険』というパビリオンでもあるし、わからないことに向けて出かけて行くのがツーリズムとも言える。世界中を旅して、中国の奥地やシルクロードで出会った子供達のキラキラした目が印象的で、最先端の技術やデザインも大好きなんだけれども、そういうものを見たら、それと同じくらい自然にも触れないとバランスが悪くなるのではないかと思っている」と語っていた。
なお、河森氏がプロデュースするパビリオン「いのちめぐる冒険」は、大阪・関西万博に登場予定。大阪・関西万博には、バンダイナムコホールディングスの「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」も出展されるので、続報をお楽しみに。
関連サイト
あなたへのオススメ
編集部イチオシ
PREMIUM BANDAI
プレミアムバンダイ