両国国技館で“横綱”が史上初の連覇！ガンダムゲームのesports大会「GGGP 2024 賞金制大会 本戦」イベントレポート

ガンダムゲームのesports大会「GUNDAM GAME GRAND PRIX2024」（GGGP2024）の賞金制大会 本戦が、7月15日（月・祝）に、東京・両国国技館にて開催された。

GGGP2024の実施タイトルは、全国のゲームセンターで好評稼働中のアーケードゲーム「機動戦士ガンダム EXVS.2 オーバーブースト」。
本戦には、3月より実施されたオンライン予選、オフライン予選を勝ち抜いた60チームに加え、当日予選を勝ち上がった上位4チームの計64チームが出場。賞金総額800万円をかけて、「PHASE1」「PHASE2」と手に汗握る熱い戦いを繰り広げた。

それでは早速、当日の模様をレポートしていこう。

なお、当日ライブ配信された映像がアーカイブ配信中。試合の詳細が気になる人はぜひチェックしてみよう。

7月15日（月・祝）、会場となった両国国技館には、GGGP2024のキービジュアルに加え、ガンダム45周年のロゴや『機動武闘伝Gガンダム』の30周年ビジュアルも掲示。
また、8月上旬より全国のパチンコホールに導入予定の「Pフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン 再来 -白き一角獣と黒き獅子-」や、エナジードリンク「サムライエナジー」の自動販売機も登場し、お祭りムードに花を添える。
プレイヤー・観客問わず大勢のゲームファンが駆け付け、グッズ販売列も途切れることなく続いていた。

緊張と興奮入り交じる独特の空気に包まれるなか、大会がスタート。

64チーム128名が参加した予選ブロック「PHASE1」では、「まるちーずちゃん」「横綱」「天国の山本へ」「適当盾投げバズーカ」「毎日練習」「ユウマさん隣失礼しません」「あしかファンクラブ」「たぶん友達。知らんけど」の8チームが勝ち抜き、決勝トーナメントとなる「PHASE 2」へ進出。
「PHASE 2」では、2試合先取のBo3方式で準々決勝、準決勝を実施した。
対戦する選手たちはフィストバンプでお互いの健闘を誓い合い、「ガンダムファイト レディ ゴー！！」の掛け声を合図に、各試合を開始する。
オンライン予選、オフライン予選を含む全国数多のプレイヤーの中から勝ち上がってきた8チームということで、ハイレベルなプレーが次々に飛び出し、その度に会場からはどよめきがあがっていた。

準決勝には、「横綱」「天国の山本へ」「毎日練習」「あしかファンクラブ」が進出。第1試合で「横綱」「天国の山本へ」が激突した。
試合前のインタビューでは、「ここまで来たら優勝しか見てません。頑張ります」（横綱）、「シャムス・コーザと全方位シールドで頑張ります」（天国の山本へ）と意気込みを語る。試合は「横綱」が前作GGGP覇者の実力を見せ、1試合目を勝利。続く2試合目もタイムアップまでもつれるも「横綱」が押し切り、決勝へ駒を進めた。

第2試合は「毎日練習」「あしかファンクラブ」が登場。「決勝でも強い相手が待ち構えていますが、まずはこの試合、頑張りたいと思います」（毎日練習）、「相手は憧れているプレイヤーの一人なので、ここで倒したいと思います」とそれぞれ語り、試合へ。
1試合目は「あしかファンクラブ」が勝利し、続く2試合目。負けられない「毎日練習」は不利な状況の中粘るも、「あしかファンクラブ」が冷静に勝利をもぎとり、決勝進出を決めた。

決勝の前には「天国の山本へ」と「毎日練習」による3位決定戦を実施。3位決定戦と決勝戦は、タイムアップ無しの試合時間無制限で行われた。
1試合目は、「天国の山本へ」が勝利。続く2試合目は、両者、コスト、体力ともにあとがない、ギリギリまでもつれ込む展開に。時間無制限ということで、両チームの集中力が問われるなか、大接戦の末に「天国の山本へ」が押し切り、見事第3位を勝ち取った。

そしていよいよ、「横綱」と「あしかファンクラブ」の決勝へ。
GGGP連覇がかかる「横綱」の2人は、「相手チームの2人は自分たちよりも若く、『連覇を止める』と意気込んでいますが、俺らの時代なので絶対に優勝します」（ちゃんるい選手）、「自分たちのタッグが最強だと信じて練習してきたので、後はやるだけです」（Re-sinon選手）と、優勝への意気込みを語る。
対する「あしかファンクラブ」の2人も、「ここまで来たので、連覇を止めたいと思います！」（こざやま選手）、「連覇を止めて気持ちよく帰りたいと思います！」（みことばーすでぃJr選手）と、気合充分のコメントを返した。
決勝戦は時間無制限に加え、3戦先取のBo5方式。ついに優勝者が決まる一戦ということで、会場のボルテージも最高潮へ高まった。

1試合目、息の詰まる攻防が続くなか、横綱・Re-sinon選手があしかファンクラブ・こざやま選手のHi-νガンダムを撃破すると、続けて横綱・ちゃんるい選手があしかファンクラブ・みことばーすでぃJr選手のストライクノワールを撃破。一気に流れを掴んだチーム「横綱」が、まずは1勝を掴んだ。
2試合目もその勢いままに、「横綱」が「あしかファンクラブ」をじわじわと追い詰め、2連勝で優勝に王手。そして運命の3試合目、互角の戦いが続くなか、今度は先にあしかファンクラブ・こざやま選手が横綱・ちゃんるい選手のHi-νガンダムを撃破し、試合が加速。コスト面では一歩先に「あしかファンクラブ」が「横綱」を追い詰めるも、「横綱」も冷静な立ち回りで、一進一退の攻防が継続。ギリギリの戦いが続く終盤、混戦の中、「横綱」の両名があしかファンクラブ・こざやま選手のHi-νガンダムの着地を見逃さず撃破し、「横綱」が前回王者の貫禄を見せつけ、3連勝でGGGP2024の頂点に輝いた。

表彰式では、入賞した選手たちに特別協賛の株式会社SANKYO東郷裕二 専務執行役員と、本大会スペシャルサポーターの時田愛梨さんから、賞金とメダルが贈呈された。
賞金として、3位に輝いた「天国の山本へ」には100万円、2位に輝いた「あしかファンクラブ」200万円が贈られた。
「3位決定戦で憧れていた同世代の選手に勝つことができてよかったです」（天国の山本へ・レキ選手）
「準決勝では負けてしまいましたが、ここまで上がってこれて良かったです」（天国の山本へ・れいんぐぜろ選手）
「負けちゃったんですが、次は優勝できるようにもっともっと練習して頑張ります」（あしかファンクラブ・こざやま選手）
「今回は連覇をとめられなかったんですが、次に大会があれば止めたいと思います」（あしかファンクラブ・みことばーすでぃJr選手）
と、それぞれ大会を振り返った。

そして、優勝を手にした「横綱」には、賞金500万円とメダル、優勝トロフィーが手渡され、ちゃんるい選手、 Re-sinon選手がトロフィーを高々と掲げると会場からは大歓声が巻き起こった。
「信じられないです。夢かなって思うくらいです。でも、自分たちが最強だってことを証明できるような良いプレイができたと思ってます」（横綱・Re-sinon選手）
「一番強いと思っていた相手に、3-0で勝つことができたのはめちゃめちゃ嬉しいです。2連覇したってことは、俺らが最強ですね！！！」（横綱・ちゃんるい選手）
と喜びをコメント。
そして「練習のときから応援してくれた人、今日会場で応援してくれた人にはとても感謝しています。みなさん、ありがとうございました！」と感謝を語った。
最後に優勝を勝ち取った「横綱」の両名、そして熱い戦いを繰り広げたすべての選手に向け大歓声が贈られ、大白熱の大会は幕を閉じた。