2010年6月3日 (木)
「メカデザイン FOR 1/1 メカニックデザイナー 大河原邦男」展、新潟市新津美術館にて開催中
1/1ヒート・ホークから原画・設定資料まで。大河原氏の仕事の全容を紹介!
「機動戦士ガンダム」をはじめとした数々のアニメ作品で、多くのメカデザインを手掛けてきた大河原邦男氏。
その大河原氏の仕事の全容を紹介する『「メカデザインFOR 1/1 メカニックデザイナー 大河原邦男」展』が、新潟市新津美術館にて、7月11日(日)まで開催されている。
観覧料は一般700円、大学生・高校生500円、中学生以下は無料。
展覧会では大河原氏の持つ「現実の大きさを意識してデザインする」というデザイン概念をコンセプトに、1/1スケールを体感できる『ザクのヒート・ホーク』や、『ヤッターワンの鼻先』が展示されるほか、代表的作品から約100点におよぶ原画、80点の設定資料、そしてプラモデルや玩具などの商品も展示される。
会場で一際目立つのが「1/1スケール ヒート・ホーク」。近くにいる人との対比で、その巨大さがわかる。
展示のほか、関連イベントも実施され、5月29日のサイン会、翌30日の特別講演会には多くのファンが駆けつけた。 |
大河原氏がメカデザインを手掛けたアニメ作品の登場メカを対象としたプラモデル・コンテストも開催。
集まった多くの力作の中から、大河原氏の審査による「大河原邦男賞」、来館者の投票によって選ばれる「人気大賞」、そして特別賞の「サンライズ賞」が選定された。
集まった多くの力作の中から、大河原氏の審査による「大河原邦男賞」、来館者の投票によって選ばれる「人気大賞」、そして特別賞の「サンライズ賞」が選定された。
その他関連イベントは、親子でガンプラ作りを楽しめるプラモデル教室などが開催される予定となっている。
なお、関連イベントは事前申し込みが必要となるので、新潟市新津美術館のサイトで詳細をご確認ください。
ロボットアニメブームが起きた1970年代に日本で初めて「メカニックデザイナー」として認知され、その後の「機動戦士ガンダム」で、アニメ業界の潮流を変えるほどのメカを創出、1980年代のリアルロボットブームを牽引してきた大河原氏。
「太陽の牙ダグラム」「装甲騎兵ボトムズ」などのリアルロボットだけでなく、「ヤッターマン」に代表されるギャグメカや、「勇者シリーズ」などのスーパーロボットのデザインも数多く手掛けており、時代や作品によって求められるデザインを幅広く生み出すクリエイターとして、デビューから30数年経た今なお、第一線で活躍する。
そんな大河原氏の創作の歴史とデザインの思想が詰まったこの展覧会で、メカデザインの魅力をたっぷりと満喫してみよう。
■「メカデザイン FOR 1/1 メカニックデザイナー 大河原邦男」展 [会場] 新潟市新津美術館(新潟県新潟市秋葉区蒲ヶ沢 花と遺跡のふるさと公園内) [会期] 2010年4月13日(火)~ 7月11日(日) [開館時間] 10:00 ~ 17:00(入場は16:30まで) [休館日] 月曜日(7/5は開館) [観覧料] 一般 700円 / 大学生・高校生 500円 / 中学生以下無料 |
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