2008年3月21日 (金)
ガンダム00グッズが必ず当たる!「一番くじ機動戦士ガンダム00」特集2
「一番くじ」開発者インタビュー 『バンプレストの本気を見せます!』
今回は、一番くじの面白グッズを開発されている、バンプレストのロトディビションの吉田氏と戸張氏のインタビューをお届けする。
▲バンプレスト ロトディビジョンの戸張氏。根っからのガンダムファンである戸張氏に、ガンダムにかける熱い思いを語ってもらったぞ!
■バンプレストのプライズについて
―― 今回は景品の造形の深さがスゴイと思うんですが、やはりバンプレストのプライズはすごいですね。
吉田 :バンプレストというより、90年代の中半ごろからゲームセンターのクレーンゲーム用フィギュアとかが
市場に多く出回るようになりましたね。
―― プライズの造形はどのような体制で作っているのですか?
戸張 :ウチはワンフェスとか行って、いい原型師さんを見つけたら声をかけてお願いしたりもします。
―― そんなことやって大丈夫なんですか(笑)。
戸張 :「ちょっとこんなすごい人がいるんだけど、どうかな?」と気軽に言える社風なんです(笑)。
結果はOKだったり、NGだったりしますけど……(笑)。
吉田 :プライズディビジョンのスペシャルクリエイティブモデル(※)は自信作の一つですね。
―― あれはスゴイですね!最近出た 「武者ガンダム」もスゴイですね。
戸張 :あれは「馬」の方がウリです(笑)
―― 馬ですか!(笑)
一同 (笑)
―― ガンダム00ということで、現在先行している「ガンダム00」のプライズとかぶりませんか?
吉田 :モロかぶりです(笑)。
戸張 :ただ、ユーザーはやっぱり違うんですね。アミューズメントではなく、「一番くじ」はコンビニなので。
割と日常に溶け込めるというか、マニアックすぎない造形を目指しています。
だから、アミューズメントのプライズとは原型師さんも変えて、塗り方なども変えたりしています。
王留美などもポーズやプロポーションを変えました。
▲全体的にエレガントで清楚な印象を受ける王留美フィギュア。
▲スカートで見えなくなってしまうが、足まできちんと作られている所はさすが!
※スペシャルクリエイティブモデル
バンプレストが全国のアミューズメント施設で展開するプライズ。ガンダムシリーズの塗装済み完成フィギュアなどをリリース。その完成度の高さから、ファンに人気が高い。「機動戦士ガンダム00」シリーズも続々と展開中。
●バンプレスト ガンダムシリーズプライズ
●バンプレストから2月前半に登場する、ガンダム関連プライズ情報!
●バンプレスト、『とるナビキャンペーン~ガンダムvol.1~』を本日よりスタート!
●第45回 アミューズメントマシンショーレポート
■『エクシアヘッドディスプレイは誰も作らないだろう』
―― 今回の景品の目玉とも言える「エクシアヘッドディスプレイ」ですが、とにかくスゴイですね。
戸張 :そうですね。とにかくこのサイズのエクシアヘッドディスプレイみたいなモノってまず無いじゃないですか。
―― 無いですね(笑)。
誰も作ろうとは思わないですよね。スケールにすると、1/35くらいですから(笑)
戸張 : ニュータイプ2007年8月号の表紙のエクシアを見たときに、「コレだ!」って思ったんです。
―― よく企画が通りましたね。本編でも、エクシアの顔のアップってあまりないのに…。
戸張 :大変でした(笑)。
最初、胸までの胸像にしたんですが、スケールが小さくなったので、もう一度ニュータイプの表紙見て
「やっぱり顔だけでイケる!」って思って、顔だけドデカく作りました。
結構、意外とデザインの情報量が多いので、大きくしても大丈夫かな、て思いました。
あと、実はガンダムにしては、素材の使い方が異質なんですね。
耳の部分にある球体など、普通、ガンダムの顔の横にガラス体が来ることは無いので。
それから、頭部にバルカン砲も無いガンダムなんですよね。
―― そうですね。まぁ来るとしたら「GNバルカン」とかでしょうけど(笑)
一同 (笑)
戸張 :ただ、作りはじめると、ニュータイプの表紙通りにならないんですね。二次元のウソというか(笑)
耳の部分や頭頂部の面取りなどはすごい大変でしたね。
あと「ツバ」の部分もないので。
―― 普通のガンダムは、帽子の「ツバ」の部分があって、その上にV字アンテナがありますよね。
戸張 :そうなんですよ。「ツバ」がないのに、どうやってV字アンテナのボリュームを出すかとか、
エライ悩みましたね(笑)
▲ニュータイプの表紙を見て、エクシアに一目惚れして企画したという「エクシアヘッドディスプレイ」。ぜひガンダムファンなら欲しい一品だ。
▲ガンダムエクシアの額に描かれた「GUNDAM」の刻印。アニメ本編では1話で見ることが出来る。
■技術力も大切だけど、愛情がもっと大事
―― 一番くじは今後もガンダムシリーズを続けていきますか?
吉田 :実はロトビジョンとしては、色んなキャラクターを取り扱っているのですが、「ガンダム」は
一番反響が大きいですね。
期待もあるので、それに答えていくのはなかなか大変ですが。
―― 前回の「面白ライン」と今回の「正当派グッズ」の路線でガンダムグッズはイケるのでは?
吉田 :そうですね(笑)。でも、前回の「脱戦士編」などでは、ユーモラスな面を見せつつ、今回は新たなことにも
チャレンジできました。
それがサンライズさんに描いてもらったポスターなどです。
―― グッズとしての充実感もアップし、バンプレストさんの技術力もどんどんつぎ込まれていく感じですね。
戸張 :ただ、技術力があっても、どうやったらお客さんが「一番くじ」を楽んでくれたり、癒せるかと考え、
いろんなアイデアを出すことが大切かと思います。
そして何よりも大事なのは「自分はガンダムが好きだ!」という熱い思いですかね(笑)。
―― 今後も期待しております。ありがとうございました。
(インタビュー本文、敬称略)
造形の深さや景品のクオリティの高さもスゴイが、使ってくれるユーザーが「どう思ってくるか」という開発の想いがひしひしと伝わってきた。ぜひ「一番くじ」の景品を日常の会社や学校でも使う機会があったらどんどん使ってみよう!
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