大阪文化館・天保山で7月12日(土)から8月31日(日)に開催される「機動戦士ガンダム展 THE ART OF GUNDAM」の詳細が、本日4月17日(木)に発表された。
「機動戦士ガンダム展」は、ガンダム35周年を記念して開催されるもので、シリーズ第一作となった『機動戦士ガンダム』を中心に、ガンダムの魅力を徹底的に解き明かす展覧会となる。
会場では、ホワイトベースのメインブリッジを模した「特設シアター」で、ブライト・ノアなどのクルーとともに大気圏突入をめぐる戦いを体験できる新作映像が楽しめるほか、最大の見どころとなる1,000点の制作資料を一挙公開するコーナーでは、富野由悠季監督、中村光毅氏、安彦良和氏、大河原邦男氏をはじめとする多数のクリエイターの息づかい漂う作品が、光や音、映像を交えた演出で展示され、「ガンダム」の世界観に没入することができる。
さらに、富野監督によるシリーズ最新作「ガンダム Gのレコンギスタ」の最新映像に先行披露や、限定ガンプラ・文具・雑貨・Tシャツなどの展覧会オリジナルグッズを販売する特設ショップ、記念撮影が可能なフォトスポット、大阪会場で参加者が組み立てた1,000体のガンプラを翌年の東京会場で展示する「ガンプラ大作戦」など、盛りだくさんの内容で開催される。
前売券は一般・大学生1,800円、中学・高校生1,300円、4歳~小学生600円。5月12日(月)より公式サイトのオンラインチケットと各種プレイガイドで発売予定。
■「機動戦士ガンダム展」見どころ紹介!
【第1章】 オープニングシアター「大気圏突入」
ホワイトベースのメインブリッジを模した入替制シアターで、大気圏突入をめぐる戦いを描いた約5分の新作映像を上映。ブライトやミライの作戦指揮や、目の前で繰り広げられるガンダムとシャアザクの戦いを、臨場感たっぷりに体感することができる。
【第2章】 メイキング・オブ・ガンダム
『機動戦士ガンダム』制作に使われた貴重な資料約1,000点を、4つのコーナーを中心に展示。映像や音声、空間演出を加え、名作が生まれた過程や魅力の源泉を解き明かしていく。
1. 物語のはじまり
世界観やストーリーの基本構想を生み出した、富野総監督の設定書やメモを展示。また企画段階で試行錯誤を重ねたキャラクターやメカニックの初期設定資料も紹介します。
企画立案の過程で描かれたキャラクターやメカニックのラフデザインの一部。キャラクターの初期デザインや、その後の完成形とはイメージの異なるガンダムの原案を見ることができる。ガンダムは当初全長3メートルほどの大きさを想定していたが、後に18メートルに変更された。決定稿に至るまでに、さまざまな修正が加えられている。
世界観やストーリーの基本構想を生み出した、富野総監督の設定書やメモを展示。また企画段階で試行錯誤を重ねたキャラクターやメカニックの初期設定資料も紹介します。
企画立案の過程で描かれたキャラクターやメカニックのラフデザインの一部。キャラクターの初期デザインや、その後の完成形とはイメージの異なるガンダムの原案を見ることができる。ガンダムは当初全長3メートルほどの大きさを想定していたが、後に18メートルに変更された。決定稿に至るまでに、さまざまな修正が加えられている。
2. 近未来の宇宙で
『機動戦士ガンダム』の魅力は、リアリティあふれる近未来のSF設定です。折しも、1960年代末~70年代初頭は、アポロ11号が人類初の月面着陸を成功させ、日本でも初の人工衛星の打ち上げに成功するなど、宇宙を取り巻く環境が変わってきました。このような時代背景とあわさり、「ガンダム」の世界観、物語の設定に共感や羨望を覚えた人も多いはずです。
宇宙空間やスペース・コロニーの概念などをつくりあげたのが、美術監督の中村光毅氏です。彼を中心にビジュアル化したリアルなSF設定を、美術ボードや設定資料、模型などを交えて紹介します。
『機動戦士ガンダム』の魅力は、リアリティあふれる近未来のSF設定です。折しも、1960年代末~70年代初頭は、アポロ11号が人類初の月面着陸を成功させ、日本でも初の人工衛星の打ち上げに成功するなど、宇宙を取り巻く環境が変わってきました。このような時代背景とあわさり、「ガンダム」の世界観、物語の設定に共感や羨望を覚えた人も多いはずです。
宇宙空間やスペース・コロニーの概念などをつくりあげたのが、美術監督の中村光毅氏です。彼を中心にビジュアル化したリアルなSF設定を、美術ボードや設定資料、模型などを交えて紹介します。
3. 戦争と人間の性
『機動戦士ガンダム』のもう一つの大きな魅力は、戦時下の人間を描いたドラマ性にあります。主人公の少年アムロは地球連邦とジオン公国の戦争に巻き込まれ、モビルスーツ・ガンダムのパイロットとして重責を負います。日々の熾烈な戦いをくぐりぬけながら、若き司令官ブライトや同僚とのいさかいや邂逅、束の間の恋を体験しながら成長を重ね、「ニュータイプ」への覚醒を果たします。
またアムロたちは、復讐に燃えるシャア・アズナブルや歴戦の勇士ラン・バ・ラルら、敵方の魅力的なキャラクターと交錯し、複数のストーリーが絡みあう重層的なドラマが繰り広げられます。こうしたエピソードは実社会にも重ね合わされ、「名場面」や「名台詞」として語り継がれています。
安彦良和氏はキャラクター・デザイナーとして、等身大の名キャラクターを数多く誕生させただけでなく、アニメーション・ディレクターとして、作画の指揮をとり、登場人物のきめ細やかな表情が、深い人間ドラマ、躍動感あふれるモデルスーツを映像化しました。本展では、安彦氏が描いた情感あふれる原画を約500点選りすぐり、「機動戦士ガンダム」の名場面を物語の流れをたどりながら振り返ります。
『機動戦士ガンダム』のもう一つの大きな魅力は、戦時下の人間を描いたドラマ性にあります。主人公の少年アムロは地球連邦とジオン公国の戦争に巻き込まれ、モビルスーツ・ガンダムのパイロットとして重責を負います。日々の熾烈な戦いをくぐりぬけながら、若き司令官ブライトや同僚とのいさかいや邂逅、束の間の恋を体験しながら成長を重ね、「ニュータイプ」への覚醒を果たします。
またアムロたちは、復讐に燃えるシャア・アズナブルや歴戦の勇士ラン・バ・ラルら、敵方の魅力的なキャラクターと交錯し、複数のストーリーが絡みあう重層的なドラマが繰り広げられます。こうしたエピソードは実社会にも重ね合わされ、「名場面」や「名台詞」として語り継がれています。
安彦良和氏はキャラクター・デザイナーとして、等身大の名キャラクターを数多く誕生させただけでなく、アニメーション・ディレクターとして、作画の指揮をとり、登場人物のきめ細やかな表情が、深い人間ドラマ、躍動感あふれるモデルスーツを映像化しました。本展では、安彦氏が描いた情感あふれる原画を約500点選りすぐり、「機動戦士ガンダム」の名場面を物語の流れをたどりながら振り返ります。
4. 激突・モビルスーツ
物語の舞台設定やドラマ性に加えて熱い人気を博したのが、至近距離で繰り広げられるモビルスーツの戦いです。モビルスーツは、パイロットが搭乗する、戦闘機や戦艦と同列のリアルな一兵器として設定された点が、画期的でした。アムロやシャアは、ガンダムや専用のモビルスーツを操り、息もつかせない劇的な戦闘を繰り広げました。メカニック・デザインを担当した大河原邦男氏は、線の少ないのびやかなデザインによって「ガンダム」「ザク」「ズゴック」など、数々の名機を生み出しました。
モビルスーツは、バンダイがテレビ放映の翌年に発売したプラモデル「ガンプラ」によって、爆発的な支持を得ました。モビルスーツは次々と商品化され、模型誌などで改造キットの作例が紹介されるなど楽しみの幅が増え、販路は海外へも拡がりをみせています。
本展では、モビルスーツや戦艦の基本設定を定めた、大河原邦男氏が描いたイラストを多数展示します。さらには、ザクやジムら、主要なモビルスーツの劇中シーンを、ジオラマによって再現展示します。
物語の舞台設定やドラマ性に加えて熱い人気を博したのが、至近距離で繰り広げられるモビルスーツの戦いです。モビルスーツは、パイロットが搭乗する、戦闘機や戦艦と同列のリアルな一兵器として設定された点が、画期的でした。アムロやシャアは、ガンダムや専用のモビルスーツを操り、息もつかせない劇的な戦闘を繰り広げました。メカニック・デザインを担当した大河原邦男氏は、線の少ないのびやかなデザインによって「ガンダム」「ザク」「ズゴック」など、数々の名機を生み出しました。
モビルスーツは、バンダイがテレビ放映の翌年に発売したプラモデル「ガンプラ」によって、爆発的な支持を得ました。モビルスーツは次々と商品化され、模型誌などで改造キットの作例が紹介されるなど楽しみの幅が増え、販路は海外へも拡がりをみせています。
本展では、モビルスーツや戦艦の基本設定を定めた、大河原邦男氏が描いたイラストを多数展示します。さらには、ザクやジムら、主要なモビルスーツの劇中シーンを、ジオラマによって再現展示します。
【第3章】 ガンダムは終わらない
『機動戦士ガンダム』以降、続々と制作されているガンダムシリーズをダイジェスト映像「ALL G トリビュート・クロニクル」で紹介。
さらに、今年秋に予定される富野監督が14年ぶりに手がけるシリーズ最新作「ガンダム Gのレコンギスタ」の最新映像を先行披露し、常に進化を続けるガンダムの世界を紹介する。
「機動戦士ガンダム展」は、2014年のガンダム誕生35周年、2015年のガンプラ誕生35周年を記念して、14年と15年の夏休みに大阪と東京で開催される。
なお、大阪会場と東京会場では一部展示構成やグッズのラインナップが変更される予定。
「機動戦士ガンダム展 THE ART OF GUNDAM」開催概要 | |
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大阪会場 | 【開催日程】 2014年7月12日(土)~ 8月31日(日) ※会期中無休 【開館時間】 10:00~20:00 ※入館は19:00まで 【会場】 大阪文化館・天保山 (大阪府大阪市港区海岸通1-5-10) 【料金】 一般・大学生 2,000円(1,800円) 中学・高校生 1,500円(1,300円) 4歳~小学生 800円(600円) ※カッコ内は前売・団体価格(団体は20名以上) 展覧会に関する一般問い合わせ TEL 050-5542-8600(ハローダイヤル) ※5月12日より |
東京会場 | 【開催日程】 2015年7月18日(土)~ 9月27日(日) ※会期中無休 【会場】 森アーツセンターギャラリー (東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー52階) |
チケット | 前売券を5月12日(月)から販売します。 公式サイト上のオンラインチケット、セブンチケット、ローソンチケット、チケットぴあ、イープラスなどで販売予定。 お得な前売りペアチケットなど、各種チケットの種類や販売の詳細は、決まり次第公式サイトに掲載します。 ■「ガンプラ大作戦」実施決定! 大阪会場での作戦参加者がガンプラを1,000体組み立て、翌年の東京会場でインスタレーション展示を行う、1年越しのプロジェクトです。 参加希望者は大阪会場の「ガンプラ組立セット券」(通常の入場券と参加費無料の日時指定のガンプラ組立券がセット)を購入し、会場内に特設する「ガンプラ工場」で「HGUC 1/144(完成高さ約13センチ)」のガンプラを1体組み立てます。 ガンプラは通し番号を貼付し参加者と記念撮影を行い、同工場内に展示します。東京での展示方法・内容は後日公式サイトなどで発表します。 ※参加はお一人様1回まで。「組立券」1枚につき2人まで参加可(組み立ては1体)。 ※参加資格は8歳以上(2名で参加する場合はいずれかが8歳以上ならば可)。 ※セット券はセブンチケットとローソンチケットのみの取り扱い。 ※セット券は1,000枚限定です。5月12日(月)から完売時まで販売します。 ※組み立てるガンプラは、ザク、ジムなど量産型を中心とする数種類から 当日抽選で割り振ります(選べません)。 ※組み立てたガンプラは持ち帰ることができません。 ※記念品をお渡しします。 ※詳細は公式サイトを確認ください。 |
主催 | 朝日新聞社、創通、サンライズ、バンダイ、バンダイナムコゲームス、バンダイビジュアル、大阪文化館・天保山(大阪会場)、森アーツセンター(東京会場) |
公式サイト | http://www.gundam-ten.jp/ twitter : @gundam_ten Facebook : GundamExhibition |
展覧会の最新情報は、 「機動戦士ガンダム展」公式サイトをご覧ください。
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