2011年5月30日 (月)
「Q.G-SELECTION「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY DVD-BOX」5/27発売! ガンダム0083といえば?」はデンドロビウムが1位!【2011年5月16日~2011年5月22日】
■第201回 2011年5月16日~2011年5月22日
Q.G-SELECTION「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY DVD-BOX」5/27発売! ガンダム0083といえば?
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単純にいうと『ガンダム』と『Zガンダム』の間の時代に起きた極秘開発ガンダムの強奪事件である。結果的には不祥事隠しのために闇に葬られる歴史になってしまう。 要するに、なかったことにされているのだ。しかし、記録に残らない歴史の中に必ずあるであろう、志を持った戦士たちの魂の叫びが映像化されている。そのことで、より戦争の哀しみと不条理を感じることができる作品に仕上がっている気がする。そんなちょっと大人向けの作品『0083』が手に入れ安いG-SELECTIONで発売された。ということで、この作品で気になるポイントを調査してみた。 |
第1位はデンドロビウムが過半数近くの支持を集めた。デンドロビウムはラン科の花の名前だが、ガンダム試作3号機のコードネームである。ちなみに、中にいるステイメンは雄しべの意味だ。この作品に登場するガンダム試作機には花の名前のコードネームが付けられていて、硬く男ぽくなりがちな戦争物に彩りを与えている。試作1号機、2号機の開発担当のエンジニアが女性のニナで「私のガンダムが~!」というほど思い入れを持っていたことも、メカに思い入れを持つ美しい女性の存在を表現していて話題になった。 | ||||
第2位はアナベル・ガトーが20ポイント強の支持を集めた。こちらは滅び行く男の生き様を体現しているキャラだった。西洋的には騎士、日本的にはサムライと表現してもいいキャラなのだろう。一年戦争終了後、敗走したジオンの残党勢力「デラーズ・フリート」の一員で、ソロモン戦の時に連邦軍に多大な損害を与え「ソロモンの悪夢」という異名をつけられていた。硬派なイメージなのだが、月での潜伏期間中には美しい金髪の女性と恋仲だったとされている。しかし、なぜポニーテールだったのかはよくわかっていない。 |
本作は『ガンダム』で登場しながら映像表現が少なかった、「核兵器」と「コロニー落とし」を扱う意欲作である。ガンダム試作2号機(サイサリス)が南極条約違反の核兵器を積んでいたのもショッキングながら、「コロニー落とし」に対抗するほどのポテンシャルを持ったガンダム試作3号機(デンドロビウム)のその姿には、いったい何事かと思ったほどである。発売当時、最初に見たのがビデオだったので何度も巻き戻して見ていた記憶がある。主要キャラクターの年齢もコウ19歳、ニナ21歳、ガトー25歳と高めに設定され、大人の恋の三角関係もあった。彩と男と恋。そんな視点で、ちょっと大人になったガンダムをもう一度見てみたい。 |
ガンダムインフォ編集部
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